リコージャパンとはどんな会社?
リコージャパン株式会社は、東証プライム上場の株式会社リコーの国内販売子会社として、複合機・プリンターの販売・保守サービスとデジタルソリューション事業を展開する企業です。全国341拠点・約1.7万名の従業員を抱える大手IT・オフィス機器会社として知られています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | リコージャパン株式会社 |
| 設立 | 1959年5月2日 |
| 資本金 | 25億円 |
| 本社所在地 | 東京都港区芝3-8-2 芝公園ファーストビル |
| 従業員数 | 約17,372名(2025年4月現在) |
| 事業内容 | 複合機・プリンター等の販売・保守サービス、ITソリューション、DX支援 |
| 親会社 | 株式会社リコー(東証プライム上場) |
| 平均年収 | 約860万円(有価証券報告書ベース) |
リコージャパン株式会社 基本情報(出所:リコーグループ公式HP・有価証券報告書)
リコージャパンが手がける主な事業領域は以下のとおりです。
- 複合機・プリンター販売・保守:オフィス向け複合機・プリンター・FAX等の販売から保守・消耗品供給まで一貫してサポート
- ITソリューション・システムインテグレーション:業務効率化・ペーパーレス化を支援するクラウドサービスやシステム構築
- DX支援・デジタルサービス:企業のデジタルトランスフォーメーション推進を支援するコンサルティング・導入支援
- オフィス環境整備:オフィス家具・レイアウト提案から空間設計まで、働く環境の最適化をサポート
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リコージャパンが「やばい」と言われる5つの理由
リコージャパンへの「やばい」という評判は、複合機市場の縮小・2024年の大規模希望退職・若手離職・営業ノルマ・パワハラ口コミという複数の要因が重なって生じています。ここでは、具体的なデータと口コミをもとに実態を詳しく解説します。
複合機市場の縮小でビジネスモデルが先細りしているため
リコージャパンがやばいと言われる最大の理由のひとつが、主力の複合機・コピー機市場がペーパーレス化の進展により長期的な縮小トレンドにあるという点です。テレワークの普及・クラウド化・電子帳簿保存法対応の加速により、企業のオフィス用紙の使用量は年々減少しています。
リコーグループ全体でもこの課題は認識されており、ITソリューション・DX支援分野への事業転換を積極的に推進しています。しかし転換には時間がかかるため、特に複合機販売を主業務とする営業担当者には「縮小市場で新規開拓をしなければならない」というプレッシャーがかかりやすい構造となっています。競合他社との価格競争も激しく、過去のように機器販売だけで安定した成績を上げることが難しくなっているのが現実です。
2024年に約2,000人規模の希望退職を実施したため
リコージャパンがやばいと言われる理由のひとつに、2024年にリコーグループが国内外でグループ全体として約2,000人規模(うち国内約1,000人)の早期退職・希望退職を実施したことが挙げられます。この人員削減はグループ全体での収益構造改革の一環として発表されたもので、ニュースとして広く報道されたため、「リコーはやばいのでは?」という不安感が広がりました。
ただし、この希望退職は「会社が傾いているから行き当たりばったりで実施した」というものではなく、中長期的なDX・クラウド事業への資源集中を目的とした戦略的な構造改革という側面があります。また、リコーグループとしての経営基盤自体は依然として安定しており、2025年度以降も事業継続が確認されています。希望退職後も採用活動は継続しており、中途採用や新卒採用を積極的に行っている点からも、会社の方向性は継続・変革であって閉鎖ではないことがわかります。
若手社員ほど離職率が高い傾向があるため
リコージャパンの公式の全社平均離職率は2.7%と低水準であり、平均勤続年数も20.5年と非常に長い数字を示しています。しかし、口コミサイト(OpenWork・転職会議等)の情報や退職者の声を分析すると、20〜30代の若手・中堅社員に限った離職率は全社平均より高く、特に入社後3〜7年目の層で転職するケースが多いという傾向が見られます。
若手が離職する主な理由として挙げられているのが、「市場価値の高いスキルが身につきにくい」「キャリアの天井が見えやすい」「縮小市場での営業活動に閉塞感を感じた」といったものです。複合機の機器販売が中心の営業職では、IT・DX系のスキルが市場評価されにくく、外資系IT企業や成長企業への転職を選ぶ若手が一定数いるというのが実情です。一方で、ITソリューション部門やDX推進部門への配属を希望し、スキルアップを実現している若手社員も増えています。
複合機販売の営業ノルマがきついと感じる社員が多いため
「営業がきつい」という評判も、リコージャパンがやばいと言われる理由のひとつです。複合機・プリンターの法人営業では、縮小傾向にある市場の中で新規開拓の目標数値が課せられるため、達成へのプレッシャーを強く感じやすい構造があります。
特に「新規開拓」の比重が高い場合、既存顧客の維持だけでは目標を達成しにくく、テレアポ・飛び込み営業など旧来型の営業スタイルが残っている部門では心理的な負荷が大きくなりがちです。退職理由のトップとして「営業ノルマのプレッシャー」が挙げられているケースも多く見られます。一方で、ソリューション営業やDX推進領域の担当者からは「提案型の仕事でやりがいがある」という声も多く、担当業務・部門によって働き方の満足度に大きな差があるのが現実です。
パワハラを経験したという口コミが一部あるため
「パワハラがある」という口コミも、リコージャパンがやばいと言われる理由のひとつとして挙げられています。転職会議にはパワハラに関する口コミが67件確認されており、「診断書を提出してもパワハラ加害者が処分されなかった」「研修中に大声で怒鳴られた」といった具体的な声も存在します。
ただし、これらの口コミは全体の3383件の評価のうちの一部であり、パワハラが組織全体に蔓延しているというわけではありません。厚生労働省の調査によると、従業員1,000人以上の大企業ほどパワハラの相談・報告件数が多い傾向にあり、リコージャパンに限らず大規模組織では一定数のトラブルが発生しています。また、部門・管理職によって職場環境には大きな差があり、「上司に恵まれた」という肯定的な口コミも多数存在します。転職を検討する際は、配属先や上司の人柄を事前に確認することが非常に重要です。
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リコージャパンで働くメリット・良い評判口コミ
「やばい」という評判がある一方で、リコージャパンには確かな魅力も多数あります。特に「残業が少なくワークライフバランスが良い」「大企業の安定した雇用環境」「福利厚生が充実している」という点は、転職先・就職先として非常に魅力的なポイントです。
残業が少なくワークライフバランスが取りやすい
リコージャパン最大の魅力のひとつが、月平均残業時間が13.5時間(有価証券報告書ベース)と少なく、完全週休2日制(土日祝休み)で有給取得もしやすい環境です。ホワイト企業認定である「健康経営優良法人」に8年連続で認定されており、働きやすさの面では高い評価を受けています。
「プライベートの時間を確保しながら大企業で働きたい」という方にとって、リコージャパンは非常に魅力的な選択肢となります。直行直帰OKの職種も多く、育児や介護との両立を図っている社員も多数在籍しています。
平均勤続年数20.5年の安定した雇用環境
リコージャパンの平均勤続年数は20.5年(2023年度)と、日本の平均勤続年数(約12年)の約1.7倍という数字を誇ります。大企業ならではの安定した雇用・手厚い退職金制度・キャリア開発の機会が、長期的に定着できる環境を支えています。
リコーグループは1936年の創業以来、国内外で事業を展開する大手グローバル企業です。複合機市場は縮小傾向にあるとはいえ、グループ全体の経営基盤は依然として安定しており、急激な経営破綻リスクは低いと評価されています。「長く安心して働ける環境」を重視する方にとって、リコージャパンはポジティブな選択肢といえます。
福利厚生が充実しており子育て中の社員にも配慮がある
リコージャパンは、各種手当・産前産後休暇・育児休業・育児短時間勤務・介護休暇など、ライフステージに応じた制度が充実しています。子育て中の社員への配慮が厚く、育休取得後の職場復帰率も高い水準を維持しています。
- 各種手当:住宅手当・家族手当・通勤手当(全額支給)等
- 育児・介護支援:産前産後休暇・育児休業・育児短時間勤務・介護休暇取得実績あり
- キャリア開発支援:社内公募制度・自己啓発支援・資格取得支援制度
- 健康管理:定期健康診断・人間ドック費用補助・EAP(従業員支援プログラム)
- 退職金制度:確定給付企業年金・確定拠出年金(401k)
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リコージャパンの年収・離職率の実態
リコージャパンへの転職を検討している方が特に気になるのが、年収と離職率の実態です。公式データとネット上の口コミに大きな乖離があるため、ここで正確に整理します。
年収の実態(公式データと口コミの乖離)
リコージャパンの年収に関しては、有価証券報告書ベースの「約860万円」と、OpenWork・転職会議等の口コミベースの「約474万円」に大きな乖離があります。この乖離の背景には、有価証券報告書の集計対象がグループ全体の管理職・ベテラン社員を含む場合があることや、年齢層・役職の分布が影響していると考えられます。
| 年収データの種類 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 有価証券報告書ベース | 約860万円 | 管理職・ベテラン層含む全社平均 |
| OpenWork口コミベース | 約474万円 | 正社員709人回答・平均年齢32歳 |
| 新卒初任給 | 370〜420万円 | 大卒・院卒によって異なる |
出所:リコーグループ有価証券報告書・OpenWork(2026年時点)
若手・中堅層(20〜30代)の実態年収は400〜550万円程度が中心とみられ、管理職・役職者になるにつれて600万円以上に上昇する傾向があります。「同業他社と比べて年収が低い」という退職理由も一部では見られますが、大企業の安定・福利厚生・残業の少なさとのトレードオフと捉える必要があります。
離職率・勤続年数の現状
リコージャパンの公式発表による全社平均離職率は2.7%と非常に低い水準にあります。平均勤続年数20.5年という数字がその定着率の高さを裏付けています。
- 全社平均離職率:2.7%(2023年度)※業界平均より大幅に低い
- 平均勤続年数:20.5年(日本平均の約1.7倍)
- 若手層(20〜30代)の傾向:口コミ上は「スキルアップ・市場価値向上」を理由とした転職が一定数見られる
- 主な退職理由:「営業ノルマへのプレッシャー」「スキルが身につきにくい」「キャリアの天井感」
全社平均の離職率の低さは、ベテラン・管理職層の定着率の高さが数字を引き下げているという構造的要因があることも理解した上で評価する必要があります。転職を検討する際は、自分のキャリアステージと照らし合わせて判断することが重要です。
リコージャパンへの転職が向いている人・向いていない人
リコージャパンへの転職・就職を検討している方に向けて、どのような人が向いているのか、向いていないのかを整理します。自分の価値観と照らし合わせて、転職の判断材料にしてください。
リコージャパンへの転職が向いている人
- 安定した大企業で長期的に働きたい人:平均勤続20.5年・離職率2.7%の環境でキャリアを積みたい方
- ワークライフバランスを最優先に考える人:月平均残業13.5時間・土日祝休み・有給消化しやすい環境を重視する方
- 法人営業・提案営業のキャリアを磨きたい人:大企業の顧客基盤を活かした法人営業・ソリューション提案の経験を積みたい方
- DX・ITソリューション分野にキャリアチェンジしたい人:リコーのDX推進・クラウドサービス事業に携わることで、IT領域のスキルを身につけたい方
- 全国転勤OKで様々な地域で働きたい人:全国341拠点のネットワークを活かし、多様な地域・顧客と仕事したい方
リコージャパンへの転職が向いていない人
- 市場価値の高いITスキルを早期に身につけたい人:特に複合機販売営業では、外資IT・スタートアップで求められるスキルが身につきにくいという指摘がある
- 30代で年収600万円以上を目指したい人:口コミベースの実態年収は20〜30代で400〜550万円程度が多く、早期の高収入実現は難しい可能性がある
- スピード感のある変化・成長環境を好む人:大企業の縦割り組織・稟議プロセスにもどかしさを感じやすい方には向かない可能性がある
- 転勤が難しい事情がある人:全国展開のため、キャリアアップに伴い転勤が発生するケースがある
リコージャパンへの転職におすすめの転職エージェント
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まとめ
リコージャパンが「やばい」と言われる理由は、複合機市場の縮小・2024年の希望退職・若手離職・営業ノルマ・パワハラ口コミという複数の要因が絡み合っています。しかし、ここまで詳しく検証してきたように、その多くは一面的な情報や誤解によるものです。
- 市場縮小:複合機市場は縮小傾向だが、DX・ITソリューション分野への事業転換を積極推進中
- 希望退職:2024年のグループ全体約2,000人(国内約1,000人)の希望退職は構造改革の一環であり、事業継続・採用活動は継続している
- 若手離職:「スキルアップ・市場価値向上」を理由とした若手転職は一定数あるが、全社平均離職率は2.7%と低水準
- 営業ノルマ:部門・担当業務によって大きく異なる。ソリューション営業・DX推進領域では満足度が高い
- パワハラ:部門・管理職によって環境差があるが、全社的に蔓延しているわけではない
- メリット:残業少・WLB良・平均勤続20.5年・充実した福利厚生など、働きやすさに定評がある
リコージャパンは安定した大企業で長く働きたい人・ワークライフバランスを重視する人・法人営業やDX分野でキャリアを積みたい人にとっては、確かな魅力のある転職先です。一方、早期の高収入実現やスピード感ある成長環境を求める方には物足りない面もあるかもしれません。
転職を検討する際は、IT・大手メーカー系の転職に強い転職エージェントを活用して、自分に合った部門・職種の情報を事前に収集した上で選考に臨みましょう。
リコージャパンに関するよくある質問(FAQ)
- リコージャパンはブラック企業ですか?
-
リコージャパンはブラック企業とは言えません。健康経営優良法人に8年連続認定されており、月平均残業13.5時間・完全週休2日制・有給取得しやすい環境が整っています。転職会議の評価スコアも3.72点と業界平均より高水準です。一部の部門・管理職によって職場環境に差がある点は否定できませんが、全社的にブラックという状況ではありません。
- リコージャパンの実際の年収はどのくらいですか?
-
有価証券報告書ベースでは約860万円ですが、口コミベース(OpenWork・平均年齢32歳)では約474万円という実態があります。20〜30代の若手・中堅層では400〜550万円程度が中心で、管理職・役職者は600万円以上になるケースが多いです。同業他社と比べてやや低い傾向があるとの声もあります。
- 2024年の希望退職後、リコージャパンの将来性はどうですか?
-
2024年の希望退職はペーパーレス化に対応するための戦略的な構造改革の一環です。リコーグループとしてDX・クラウド・ITソリューション事業への投資を積極化しており、採用活動も継続しています。複合機市場の縮小は課題ですが、グループの経営基盤は依然安定しており、変革への取り組みが進んでいます。
- リコージャパンへの転職はやめとくべきですか?
-
一概にやめとくべきとは言えません。WLBを重視する方・安定した大企業で長く働きたい方・法人営業やDX分野でキャリアを積みたい方にとってはポジティブな選択肢です。一方、早期に高収入・高スキルを獲得したい方には向かない面もあります。担当業務・配属部門によって満足度が大きく異なるため、転職エージェントを通じて内情を事前に確認することをおすすめします。
参照・参考元
- リコーグループ公式HP(https://jp.ricoh.com/companies/ricoh-japan/outline)
- OpenWork リコージャパン社員口コミ
- 転職会議 リコージャパン口コミ
- 厚生労働省「職場のハラスメントに関する実態調査」




