インテックとはどんな会社?
株式会社インテックは、富山県富山市に本社を置く1964年設立・TISインテックグループの中核を担う老舗の独立系システムインテグレーターです。ICTコンサルティングからソフトウェア開発、ネットワーク、アウトソーシングまで幅広い事業を展開し、60年以上にわたって日本のIT産業を支えてきました。
ただし、2026年7月1日にTIS株式会社による吸収合併が予定されており、合併後は社名が「TISI株式会社」に変更されます。転職・就職を検討している方にとって、この点は必ず押さえておくべき重要事項です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社インテック(INTEC Inc.) |
| 設立 | 1964年1月11日 |
| 資本金 | 208億3,000万円 |
| 本社 | 富山県富山市牛島新町5-5 |
| 東京本社 | 東京都新宿区 |
| 従業員数 | 3,859名(2026年3月1日現在) |
| 代表者 | 代表取締役社長 疋田 秀三 |
| 売上高 | 1,247億6,500万円(2025年3月期) |
| 親会社 | TIS株式会社(100%子会社) |
| 上場 | 非上場(親会社TISは東証プライム:3626) |
| 合併予定 | 2026年7月1日 TIS吸収合併→社名「TISI株式会社」 |
出所:株式会社インテック公式サイト・IR情報
- ICTコンサルティング・技術研究:企業のDX推進・業務効率化の上流工程から担当
- ソフトウェア開発・システムインテグレーション:金融・流通・製造・公共など多業種向けのシステム構築
- ネットワークサービス:データセンター運営・クラウドサービス・通信インフラの構築・運用
- アウトソーシング関連業務:BPO・IT運用管理・ヘルプデスクなどの受託サービス
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インテックが「やばい」と言われる5つの理由
インテックへの転職を検討する際、検索窓に「やばい」と入力している方は、具体的にどこが問題なのかを見極めたいはずです。ここでは個人情報漏洩・基本給の低さ・客先常駐・評価制度・TIS合併という5つの観点から、実態を整理します。
2019年に複数病院の患者個人情報漏洩事件を起こしているため
インテックがやばいと言われる理由のひとつが、2019年12月に発覚した社員による患者個人情報の持ち出し事件です。同社が業務委託を受けていた富山・石川県内の複数の病院から、50代の男性社員が患者・職員の個人情報を含む紙資料や電子ファイルを自宅に持ち出していたことが確認されました。
影響を受けたのは高岡市民病院・市立砺波総合病院・金沢市立病院・厚生連高岡病院の4施設で、患者1,575名分・職員144名分の情報が対象となりました。同社は2019年12月9日に謝罪文を公式サイトに掲載し、紙資料は本人の自宅から回収済みで第三者への情報流出は確認されていないと説明しています。
その後、プライバシーマーク審査機関から「改善要請」処分を受け、社内のセキュリティ管理体制が抜本的に見直されました。IT企業としてセキュリティを最重視するインテックにおいて、内部からの情報持ち出しというインシデントは、企業イメージに一定のダメージを与えたことは否定できません。
基本給が業界平均より低く手当頼みの給与体系に不満の声があるため
インテックでは基本給を抑えつつ、住宅手当・家族手当・各種特殊手当で総支給額を引き上げる給与設計が採用されており、この構造が「基本給が低い」という口コミにつながっています。
手当込みの平均年収は約807万円と情報通信業界平均(約659万円)を大きく上回る水準ですが、基本給そのものは控えめなケースが多く、転職エージェントを通じた年収交渉やボーナス算出の基準となる基本給の低さを不満に感じる社員がいるのも事実です。既婚者には住宅手当が月最大7万円支給される事例もある一方で、未婚・単身者は手当の恩恵を受けにくいという指摘もあります。
| 職種 | 平均年収目安 |
|---|---|
| 技術職(SE・エンジニア) | 約615万円 |
| 開発職 | 約530万円 |
| エンジニア・SE職 | 約523万円 |
| 営業職 | 約493万円 |
| 全体平均(手当込み) | 約807万円 |
出所:OpenWork・口コミ調査をもとに編集部作成
客先常駐(SES型)により職場環境が常駐先によって大きく変わるため
インテックはSIer企業のため、エンジニアが客先に常駐して作業するプロジェクト形態が多く、職場環境の質がインテック本社ではなく常駐先のクライアントによって左右されるという特性があります。
「良い常駐先に当たれば働きやすいが、そうでない場合は環境ギャップを感じる」という声は、SIer業界全体に共通する課題です。インテックに限らず、大手SIerのエンジニアであれば避けて通れない面ではありますが、入社前にこの特性を把握していなかった社員が「思っていたのと違う」と感じるケースは実際にあります。常駐先の選択については、プロジェクトのアサインメントが会社側の判断に委ねられる部分も大きいため、希望通りにならないこともあります。
年功序列的な評価制度が残っているとの声があるため
インテックでは長らく年功序列型の評価・昇給制度が維持されており、若手が成果を出しても給与に反映されにくいと感じるケースがあるという声も聞かれます。実力主義で早期に高収入を目指したいエンジニアにとっては、物足りなさを感じる場面があるかもしれません。
ただし、2026年7月のTIS合併後は、役割・スキルに基づく評価制度への移行が加速すると見られています。ITアーキテクト等の専門職では年収1,000万円以上も視野に入る制度改革が進む予定で、今後の評価体系は大きく変わる可能性があります。
2026年7月のTIS吸収合併による社名消滅・組織変化への不安があるため
インテックが「やばい」と検索される理由として、近年特に注目が集まっているのが2026年7月1日に予定されているTIS株式会社による吸収合併です。合併後、株式会社インテックという社名は消滅し、「TISI株式会社」として新体制がスタートします。
60年以上の歴史を持つ「インテック」という名前がなくなることへの喪失感を持つ社員や、合併に伴う組織再編・人事異動・職場環境の変化を不安に感じる方がいるのは当然のことです。また、転職市場でも「インテックへの転職を検討していたが、合併後の状況が不透明」と判断を保留する求職者も一定数います。
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インテックで働くメリット・良い評判口コミ
「やばい」という評判が目につく一方で、インテックには確かな強みと働きやすさがあります。特に手当込み平均年収807万円・月平均残業16時間・ホワイト500認定という数字は、IT業界の中でも水準以上の待遇を示しています。
平均年収807万円と充実した手当で業界平均を大きく上回る
インテックの手当込み平均年収は約807万円で、情報通信業界の平均年収(約659万円)を約150万円上回っています。住宅手当が充実しており、既婚者の場合は月最大7万円の家賃補助が受けられるケースもあります。また、スマートワーク手当など、働き方に応じた各種手当も整備されています。
合併後は、ITアーキテクト等の専門職で年収1,000万円以上を視野に入れたスキル・役割ベースの評価制度への移行が計画されており、実力がある人材にとっては収入増加の余地も広がる見込みです。
月平均残業16時間でホワイト500認定を取得した働きやすい環境
インテックの月平均残業時間は約16時間で、IT・通信業界の平均(約29.9時間)を大きく下回っています。厚生労働省が認定する「健康経営優良法人 ホワイト500」に選ばれており、社員の健康・働きやすさへの取り組みが第三者機関からも評価されている企業です。
プロジェクトや時期によって繁忙期はあるものの、全体的に見てIT企業の中では残業が少ない部類に入ります。テレワーク制度やフレックスタイム制度も整備されており、自分のペースで仕事を進めやすい環境が整っています。
育児休業・育児短時間勤務が整備され長く働き続けやすい
インテックでは育児休業の取得実績が豊富で、復職後の育児短時間勤務制度も整備されています。子育て中の社員が多く在籍しており、お互い様の文化が根付いた職場風土があります。IT企業の中でも家族持ちに優しい環境として評価されており、長期キャリアを描きやすい点は大きな魅力です。
また、福利厚生の外部サービスも充実しており、社員食堂・健康診断・各種補助制度なども整備されています。生活全体を支える福利厚生の充実度は、同規模のIT企業と比較しても水準以上との評価を受けています。
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インテックのTIS合併で何が変わる?現役社員が押さえるべき変化点
インテックをめぐる最大のトピックが、2026年7月1日に予定されるTIS株式会社による吸収合併と、社名「TISI株式会社」への変更です。転職を検討している方が最も気にすべき変化点を整理します。
合併の規模と背景
TISがインテックを吸収合併し、「TISI株式会社」として統合される今回の合併は、2025年7月30日に正式発表されました。2025年3月期の両社の単体実績を合算すると、売上高3,839億円・従業員数9,497人という規模になります。合併の目的は、TISが持つ首都圏・大企業向けの顧客基盤と、インテックの全国展開力を融合させることによる競争力強化です。
- 社名変更:「株式会社インテック」は消滅し「TISI株式会社」に。入社後に社名が変わる可能性がある点は履歴書・職務経歴書上の注意も必要
- 評価制度の変化:年功序列型から役割・スキルベースの評価制度へ移行加速。専門職(ITアーキテクト等)で年収1,000万円以上も視野に
- 事業規模の拡大:売上高6,000億円(2033年目標)を掲げる大型IT企業として成長が期待される
- AI・DX推進の加速:「AIを前提とした開発プロセス再設計」が方針として明示されており、エンジニアとしての仕事の幅が変わる可能性あり
転職判断への影響
転職を検討している方にとって、合併後の組織がまだ見えにくい点は確かに不安要素です。ただし、TISとインテックはTISインテックグループとして長年一体運営されてきた企業であり、実務レベルでの突然の大変化よりは、段階的な統合が進むと見られています。
むしろ着目すべきは、合併による規模拡大と評価制度改革です。実力主義・スキル評価型への移行は、年功序列に不満を持つエンジニアにとってはプラス材料になります。合併後の環境変化を不安視するよりも、より大きな組織でキャリアを広げるチャンスとして捉えられる人材に向いた転換点です。
インテックへの転職が向いている人・向いていない人
ここまでの情報をもとに、インテックへの転職が向いている人・向いていない人の特徴をまとめます。自身の価値観と照らし合わせて判断する材料にしてください。
インテックへの転職が向いている人
- 老舗SIerで安定したキャリアを積みたい人:60年以上の実績を持つ大手IT企業で、国内外の大型プロジェクトに関わりたいエンジニア
- 手当込みで高収入を目指したい人:基本給より総支給額を重視する方。住宅手当・家族手当が充実しており、既婚者に特に手厚い待遇
- 残業を抑えてプライベートを充実させたい人:月平均残業16時間・ホワイト500認定の働きやすい環境を重視する方
- 育児との両立を考えているIT人材:育休取得・育児短時間勤務の実績が豊富で、長期的に働き続けやすい環境が整っている
- 合併後の大規模IT企業でキャリアを広げたい人:TISI発足後の拡大した組織・事業範囲で、より大きなプロジェクトに挑戦したいエンジニア・コンサルタント
インテックへの転職が向いていない人
- 高い基本給を最優先に考える人:基本給は手当込みの水準より低いため、基本給ベースの年収アップを転職目的としている方には物足りない可能性がある
- 常に一定の職場環境を求める人:SES型の客先常駐が多いため、常駐先によって職場の雰囲気・仕事内容が変わる点を受け入れられない方には向いていない
- 社名や組織の安定を強く重視する人:2026年7月の合併で社名がTISIに変わる。ブランドとしての「インテック」を選んで入社する場合は、この点を織り込んで判断する必要がある
- スタートアップ・ベンチャーのスピード感を求める人:大手SIerとしての安定感がある一方で、意思決定や制度変更にはある程度の時間がかかる傾向がある
インテックへの転職におすすめの転職エージェント
インテックへの転職を検討している方、また合併後のTISIを含めたIT業界でのキャリアを見直したい方は、IT・SIer業界に強い転職エージェントへの相談がおすすめです。
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まとめ
インテックが「やばい」と言われる理由は、個人情報漏洩事案・基本給の低さ・客先常駐問題・年功序列・TIS合併による組織変化という5点です。これらを正確に理解した上で評価すると、実態は以下のとおりです。
- 個人情報漏洩:2019年の事案は1件の社員による行為。第三者流出なし、改善措置・プライバシーマーク審査対応済み
- 給与体系:基本給は低めだが手当込み平均年収807万円と業界平均を上回る。合併後は実力主義への移行が加速予定
- 客先常駐:SIer業界全体の特性で、インテック固有の問題ではない。本社のフォロー体制は整っている
- TIS合併:2026年7月1日にTISI株式会社として統合。規模拡大・評価制度改革はキャリアアップの好機にもなり得る
- 働きやすさ:月平均残業16時間・ホワイト500認定・育休取得実績ありと、IT企業の中では水準以上
「インテックはやばい会社か」という問いへの答えは、見る視点と自分の優先事項によって大きく変わるというのが正直なところです。合併前後の今は、転職するにも残るにも情報収集が特に重要な時期。IT業界に詳しい転職エージェントに相談して、最新の内部情報を把握した上で判断することをおすすめします。
インテックに関するよくある質問(FAQ)
- インテックの個人情報漏洩事件は本当ですか?
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事実です。2019年12月に、同社の男性社員が業務委託先の病院から患者情報を含む紙資料・電子ファイルを自宅に持ち出していたことが発覚しました。富山・石川県内の複数病院の患者約1,575名分・職員144名分が対象でしたが、第三者への情報流出は確認されていません。インテックは公式サイトで謝罪文を掲載し、プライバシーマーク審査対応・社内セキュリティ体制の見直しを実施しています。
- インテックはTIS合併でどうなりますか?
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2026年7月1日にTIS株式会社による吸収合併が予定されており、合併後は社名が「TISI株式会社」に変更されます。合併後の規模は売上高3,839億円・従業員数9,497人(両社単純合算)で、2033年に単体売上高6,000億円を目標とする大型IT企業として再出発します。評価制度は役割・スキルベースへの移行が加速する予定です。
- インテックの平均年収はいくらですか?
-
口コミ調査では手当込みの平均年収は約807万円で、情報通信業界平均(約659万円)を大きく上回ります。ただし基本給は抑えめで、住宅手当・家族手当などの各種手当を加算した総支給額で高い水準を実現しています。月平均残業時間は約16時間と少なく、実質的な時給換算でも恵まれた水準です。
- インテックは客先常駐(SES)が多いですか?
-
SIer企業のため、エンジニアがクライアント先に常駐して業務を行うプロジェクト形態は多くあります。常駐先によって職場の雰囲気・業務内容・チームが変わるため、環境の変化に柔軟に対応できる方に向いています。一方でインテック本社のサポート体制・相談窓口は整備されており、常駐中でも定期的なフォローが受けられる環境です。
参照・参考元
株式会社インテック 会社概要
インテック|TIS株式会社との合併に関するお知らせ
インテック|弊社社員による個人情報の持ち出しについて
日本経済新聞|TIS、インテック吸収合併で「TISI」に
OpenWork|株式会社インテック 社員クチコミ




