コーエーテクモとはどんな会社?
株式会社コーエーテクモホールディングスは、「信長の野望」「三国志」「無双(Warriors)」「アトリエ」シリーズなどの人気タイトルを世界に送り出す、日本を代表するゲームソフトメーカーです。2009年にコーエーとテクモが経営統合して誕生した持株会社で、子会社のコーエーテクモゲームスがゲーム開発・販売の中核を担っています。
東証プライム市場に上場する安定した大手企業でありながら、ネット上には「やばい」「残業が多い」「ブラック」などの検索ワードが並んでいます。その実態を、公式データと実際の口コミをもとに丁寧に解説していきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社コーエーテクモホールディングス |
| 設立 | 2009年4月1日(コーエーとテクモの経営統合) |
| 資本金 | 150億円 |
| 本社所在地 | 神奈川県横浜市港北区箕輪町1-18-12(日吉本社) |
| 従業員数 | 連結2,684名(2025年3月31日現在) |
| 平均年収 | 約794万円(ホールディングス・有価証券報告書ベース) |
| 株式市場 | 東証プライム市場(証券コード:3635) |
コーエーテクモホールディングス 基本情報(出所:公式HP・有価証券報告書)
コーエーテクモグループの主要事業は以下のとおりです。
- コンシューマーゲーム開発・販売:信長の野望・三国志・無双シリーズ・アトリエシリーズ・仁王・Wo Long など人気IPの開発
- スマートフォンゲーム:モバイル向けゲームアプリの開発・運営(ロマサガなど)
- 海外展開:欧米・アジアを中心とするグローバル市場への展開(海外売上比率約60%)
- IP活用・ライセンスビジネス:保有IPを活用したアニメ・グッズ・二次展開など
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コーエーテクモが「やばい」と言われる6つの理由
コーエーテクモが「やばい」と言われる背景には、残業時間の長さ・保守的な組織文化・ゲームへの批判・著作権問題・給与体系・福利厚生の不充実という複数の要因が絡み合っています。ただし、これらはすべての社員・部署に当てはまるわけではなく、実態を正確に把握したうえで判断することが重要です。
部門によっては月50時間超の残業が常態化しているため
コーエーテクモがやばいと言われる最大の理由のひとつが、ゲーム開発部門を中心とした長時間残業です。OpenWorkによると平均残業時間は月26.6時間ですが、エン カイシャの評判では39時間、キャリコネでは50時間超という数字も報告されています。
特にゲームのリリース直前・デバッグ期間中は、開発現場の残業が月100時間を超えるケースも一部で報告されています。プログラマーやゲームデザイナーなど開発職は繁忙期の負荷が特に大きい傾向があります。一方で管理部門・ホールディングス側のスタッフは残業が少なめという声もあり、部署・職種によって残業時間に大きな差があるのが実情です。
若手の意見が通りにくい保守的な組織文化があるため
コーエーテクモは「ゲーム会社の中では真面目・伝統的な社風」と評されており、意思決定がトップダウン型で、若手の意見が上に届きにくいと感じる社員が少なくありません。OpenWorkでは「社員の士気:2.8点」「風通しの良さ:2.8点」といずれも平均を下回る評価が示されています。
歴史ある大企業ならではの慣習・決定プロセスが残っており、新しいアイデアや手法の導入スピードが遅いという声も聞かれます。競合他社がどんどん新しいゲームエンジンや開発手法を取り入れる中で、こうしたスピード感への不満が退職理由のひとつになっているのも事実です。
ゲームの品質・革新性への批判が続いているため
近年のコーエーテクモは、「無双シリーズのクオリティ低下」「グラフィックが古い」「マンネリ感がある」といったゲームそのものへの批判をユーザーから受け続けています。競合他社が3Dグラフィックの精度を大幅に向上させる中で、コーエーテクモの一部タイトルについては「同じことの繰り返し」という声も聞かれます。
また2023年にはスマートフォンゲーム「レスレリアーナのアトリエ」のガチャ価格設定が高額すぎるとして炎上し、ユーザーから強い批判を受けました。こうした「商品・サービスとしてのゲームへの不満」が社員のモチベーションや社外評価の低下につながっているという面もあります。
著作権侵害訴訟・炎上問題が繰り返されているため
コーエーテクモは過去に複数の著作権侵害訴訟・炎上問題に関わっており、ネット上での評判に影響しています。代表的なケースとして、シンガポール企業によるコーエーテクモのゲーム素材を無断使用した広告への対応、および中国企業との著作権侵害をめぐる法的トラブルがあります。
これらは「コーエーテクモ やばい」という検索ワードの増加につながる一因となっています。ただし重要な点として、多くのケースでコーエーテクモは権利を侵害された被害側として積極的に法的措置を取った企業です。不正を行った主体ではなく、知的財産を守るために戦う姿勢として理解するのが正確です。
基本給が低く賞与・残業代依存の給与体系であるため
コーエーテクモの平均年収は有価証券報告書ベースで約794万円と高水準ですが、これはホールディングス単体(役員・管理職中心の113名)のデータである点に注意が必要です。実際の開発・現場職員が多数在籍するコーエーテクモゲームスでは、基本給が相対的に低く、残業代と賞与に依存している構造があると複数の口コミで指摘されています。
| 年齢層 | 推定平均年収 |
|---|---|
| 20〜24歳 | 約451万円 |
| 25〜29歳 | 約632万円 |
| 30〜34歳 | 約720万円 |
| 35〜39歳 | 約769万円 |
| 40〜44歳 | 約818万円 |
年齢別推定年収(出所:有価証券報告書・口コミデータをもとに編集部作成)
「基本給は低く、残業代と賞与に依存している」という構造は、残業時間が減れば手取りが大きく下がるリスクがあります。また管理部門では「よほど突出した能力がない限り昇給が難しい」という声もあり、年収アップには役職昇進や高評価を得ることが重要になります。
住宅手当なしなど一部の福利厚生が充実していないため
コーエーテクモは複数の口コミサイトで「住宅手当がない」という点への不満が見られます。本社が神奈川県横浜市(日吉)に立地しており、東京都内から通勤する場合は家賃コストや通勤負担も考慮が必要です。
一方で有給休暇消化率は62.6%(OpenWork調べ)、産前産後休暇・育児休業制度は整備されており、法令順守意識は業界内でトップクラスの評価(4.5点)を獲得しています。福利厚生の充実度は項目によってばらつきがあり、住宅手当のように手薄な部分がある一方で、休暇取得・法令遵守面は良好な評価を受けています。
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コーエーテクモで働くメリット・良い評判口コミ
「やばい」という評判が先行しがちなコーエーテクモですが、「ゲーム業界トップクラスの高年収」「残業代が適正支払いされる法令順守」「世界的IPに携われるクリエイティブ環境」など、実際に働く社員から高く評価されている点も多数存在します。
ゲーム業界内でも高水準の年収(平均794万円)
有価証券報告書に基づく平均年収は約794万円(ホールディングス)で、全国の年収偏差値63.8に相当する高水準です。ゲーム業界の平均年収が概ね500〜600万円程度であることを考えると、コーエーテクモの水準は業界内でも上位に位置します。初任給は月30万5,000円と高く、賞与は年2回支給されます。
残業代込みの年収構成ではあるものの、実態として高い水準の報酬を受け取っている社員が多いことは確かです。給与面を優先して転職先を選ぶ方にとって、コーエーテクモは魅力的な選択肢のひとつといえます。
残業代が適正に支払われる高い法令順守意識
OpenWorkの「法令順守意識」スコアは4.5点(上位6%)と業界内でトップクラスの評価です。残業時間が多い部署であっても、残業代は適切に支払われているという口コミが多数見られます。「残業はきつくても残業代は出る。その点はホワイト」という声は、いわゆるブラック企業とは一線を画した実態を表しています。
有給休暇消化率62.6%、産前産後・育児休業の取得実績ありなど、法令遵守の姿勢は随所に現れています。コーエーテクモは労働法令上の問題があるブラック企業ではなく、「激務ではあるが残業代はきちんと出る、グレー〜ホワイト寄りの企業」という評価が最も実態に近いと言えるでしょう。
世界的な人気IPに携われるクリエイティブ環境
コーエーテクモの最大の魅力のひとつが、「信長の野望」「三国志」「無双シリーズ」「仁王」「Wo Long」「アトリエシリーズ」など、世界的に知名度の高いIPの開発に直接携われるクリエイティブ環境です。日本国内にとどまらず、海外売上比率が約60%に達しており、グローバルに影響力のある作品づくりに携わることができます。
同社に就職・転職するゲームクリエイターの多くが、子どものころから親しんだ「信長の野望」や「無双シリーズ」のファンであるという声も多く聞かれます。憧れのIPに関わる仕事は、年収や勤務条件だけでは測れない強いモチベーションの源泉となっています。
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コーエーテクモの年収・離職率の実態
コーエーテクモへの転職・就職を検討する人が最も気になるのが、「実際の年収」と「離職率の高さ」です。ここでは公式データと口コミをもとに詳しく解説します。
年収の実態:「高年収」と「体感年収」のギャップ
コーエーテクモホールディングスの有価証券報告書上の平均年収は約794万円(平均年齢38.2歳・平均勤続年数9.4年)です。これは主にホールディングス会社単体(管理職・役員クラス中心の113名)のデータであり、実際の開発現場スタッフが多いコーエーテクモゲームスとは乖離がある点に注意が必要です。
- 平均年収(有報・ホールディングス):約794万円(38.2歳・勤続9.4年)
- 初任給:月30万5,000円
- 賞与:年2回(業績・評価による)
- 昇給:年1回
- 残業代:適正支払い(法令順守意識4.5点・業界トップクラス)
- 住宅手当:なし(口コミで不満の声あり)
離職率の実態:新卒3年後離職率5.9%は業界内では低水準
公式採用情報によれば、コーエーテクモの新入社員の3年後離職率は5.9%(2024年度)と、ゲーム・IT業界の平均と比較しても低水準です。「離職率が高い」というイメージとは裏腹に、数値的には比較的定着率が高い企業といえます。
退職理由として多く挙げられるのは「保守的な組織文化への不満」「より革新的な環境でチャレンジしたい」「ワークライフバランスの改善」といった、より良い環境を求めてのポジティブな転職が中心です。組織の問題で追い出されるというよりも、自発的なキャリアアップ目的の転職が多い傾向があります。
コーエーテクモへの転職が向いている人・向いていない人
コーエーテクモへの転職・就職を検討している方に向けて、向いている人・向いていない人の特徴を整理します。自分の価値観と照らし合わせて転職判断の参考にしてください。
コーエーテクモへの転職が向いている人
- 信長の野望・無双シリーズなどのIPに強い情熱を持てる人:憧れのIPに関わる仕事は激務を乗り越えるモチベーションになる
- 安定した高年収と法令順守を重視する人:残業代はきちんと出て、平均年収は業界内でも高水準
- グローバルに通用する作品づくりがしたい人:海外売上比率60%超で、世界市場を見据えたゲーム開発に携われる
- 大規模プロジェクトでチーム連携を経験したい人:多様な専門職と協働しながら大型タイトルの開発に関与できる
- 長期的・安定的なキャリアを積みたい人:3年後離職率5.9%と定着率が高く、腰を据えてスキルを磨ける
コーエーテクモへの転職が向いていない人
- ワークライフバランスを最優先にしたい人:開発部門は繁忙期に残業が集中しやすく、プライベートが削られる時期がある
- 若いうちから裁量を持って働きたい人:トップダウン型の組織文化で、若手の意見が通りにくい場面がある
- スタートアップ的なスピード感を求める人:意思決定が遅く、新しい手法の導入に時間がかかる傾向がある
- 住宅手当など福利厚生の充実を重視する人:住宅手当がなく、本社が横浜のため家賃・通勤コストへの考慮が必要
コーエーテクモへの転職におすすめの転職エージェント
コーエーテクモへの転職を考えている方、または今の職場環境に悩んでいる方は、まずはゲーム・エンタメ業界に精通した転職エージェントに相談することをおすすめします。
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まとめ
コーエーテクモが「やばい」と言われる理由は、残業時間の長さ・保守的な組織文化・ゲームへの批判・著作権問題・給与体系・福利厚生の不充実という複数の要因が絡み合っています。しかしここまで詳しく検証してきたように、その多くは部署・職種によって差があり、一概に「やばい会社」とは言い切れません。
- 残業:部門によっては月50時間超も。ただし残業代は適正支払い
- 組織文化:保守的・トップダウン型。若手の意見が通りにくい面がある
- ゲーム品質:一部シリーズへの批判はあるが、世界的IPを保有する実力ある企業
- 年収:業界内では高水準(平均794万円)。ただし残業代・賞与依存の構造
- 法令順守:業界内トップクラスの評価(4.5点)。ブラック企業とは明確に異なる
- 離職率:新卒3年後5.9%と低水準。定着率は比較的高い
コーエーテクモは憧れのIPに関わりたいクリエイター・安定した高年収を求める人・グローバルな作品づくりに挑戦したい人にとって、魅力的な選択肢のひとつです。一方でワークライフバランスや裁量・スピード感を重視する方は、事前にしっかりと情報収集を行ったうえで判断することをお勧めします。
転職を検討する際は、ゲーム・エンタメ業界に詳しい転職エージェントを活用し、内部情報や職場環境の実態を事前に把握してから選考に臨みましょう。
コーエーテクモに関するよくある質問(FAQ)
- コーエーテクモはブラック企業ですか?
-
コーエーテクモはブラック企業とは言えません。OpenWorkの「法令順守意識」スコアは4.5点と業界内トップクラスで、残業代も適正に支払われています。一方で開発部門の繁忙期は残業が多くなりやすく、ワークライフバランスへの不満は一定数存在します。「激務だが残業代はきちんと出る、グレー〜ホワイト寄りの企業」という評価が最も実態に近いです。
- コーエーテクモの平均年収はいくらですか?
-
有価証券報告書ベースの平均年収は約794万円(平均年齢38.2歳・ホールディングス単体)です。これは管理職・役員クラス中心のデータのため、開発現場スタッフとは乖離があります。実際の現場職では残業代・賞与込みで600〜750万円程度が実態に近いとされています。ゲーム業界平均(500〜600万円)と比較しても高水準です。
- コーエーテクモの離職率は高いですか?
-
公式データによると新卒3年後離職率は5.9%(2024年度)で業界内では低水準です。「やばい会社」というイメージとは異なり、実際の定着率は比較的高いといえます。退職理由の多くは「保守的な文化への不満」「より革新的な環境への転職希望」など、ポジティブな理由によるものが中心です。
- コーエーテクモの転職難易度はどのくらいですか?
-
新卒採用の就職難易度は4.8/5.0と非常に高く、採用倍率は8〜26倍程度とされています。中途採用は希望ポジションの実務経験が必須で、ゲーム開発経験者・エンジニア・デザイナーなど専門職が中心です。スキルマッチが最重要なため、転職エージェントを活用して求人情報と自身のスキルを照らし合わせながら準備するのが効果的です。
参照・参考元
コーエーテクモホールディングス 会社概要
コーエーテクモホールディングス 有価証券報告書
ひと目でわかるコーエーテクモ(公式採用情報)
コーエーテクモホールディングス 社員クチコミ|OpenWork
コーエーテクモホールディングス ホワイト・ブラック度|キャリコネ




