この記事では、アダストリア(現:株式会社アンドエスティHD)が「やばい」と言われる7つの理由を、上司ガチャ・配属リスク・給与・パワハラの観点から検証します。残業時間・育休取得率99.5%などのメリットと、転職前に確認すべき向き不向きも解説します。
アダストリア(アンドエスティHD)とはどんな会社?
アダストリアは、GLOBAL WORK・niko and …・LOWRYS FARMなど20以上のアパレルブランドを国内外1,600店以上で展開する、日本最大規模のファッション企業グループのひとつです。2025年9月、持株会社体制への移行にともない、旧・株式会社アダストリアが「株式会社アンドエスティHD」へ社名変更。事業は新設の「株式会社アダストリア」が引き継いでいます。
上場企業(東証プライム)としての連結売上高は3,043億円(2026年2月期)を超え、国内ファッション小売業のなかでも存在感の大きい企業です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 持株会社名 | 株式会社アンドエスティHD(旧:株式会社アダストリア) |
| 設立 | 1953年10月22日 |
| 資本金 | 2,660百万円 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷2丁目21番1号 渋谷ヒカリエ 27F |
| 代表者 | 福田泰生(代表取締役社長) |
| 事業内容 | 衣料品・雑貨等の企画・製造・販売 |
| 株式市場 | 東証プライム(証券コード:2685) |
| 連結売上高 | 3,043億円(2026年2月期) |
| 従業員数 | 6,936名(正社員・グループ合算、2026年2月末時点) |
| 平均年収 | 453万円(有価証券報告書) |
株式会社アンドエスティHD 基本情報(出所:公式HP・有価証券報告書)
アダストリアが展開する主なブランドは以下のとおりです。
- GLOBAL WORK:カジュアルファッションの主力ブランド。男女・年代を問わず幅広い顧客層に支持される
- niko and …:ライフスタイル提案型のブランド。衣料品だけでなく雑貨・カフェも展開するユニークな業態
- LOWRYS FARM:20〜30代女性向けのナチュラルカジュアルブランド
- studio CLIP:ナチュラルテイストの女性向けブランド。生活雑貨も展開
- Heather / LEPLAN / Reflect:年代・テイスト別のレディースブランド群。百貨店・商業施設向けに展開
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アダストリアが「やばい」と言われる7つの理由
アダストリアに対する「やばい」という声は、上司ガチャ・給与水準・配属リスク・キャリアの不透明感・パワハラ口コミ・社名変更・福利厚生の変更という複数のテーマが重なっています。ここでは口コミデータと実態をもとに一つひとつ検証します。
上司・店長によって職場環境が大きく変わるため
アダストリアへの転職を検討している人の口コミで最も多く見られるのが「上司ガチャ」への懸念です。アダストリアは国内1,400店以上を展開する大規模チェーンのため、店舗ごとの店長・エリアマネージャーの資質によって職場の雰囲気・労働時間・人間関係が大きく変わるという現実があります。
同社の口コミサイトを見ると「良い店長のもとでは非常に働きやすかった」という声と「上の人との関係で消耗した」という声の両方が見られます。特にアパレルのチェーン店は店長の裁量が大きく、個人の評価も店長判断に依存しやすい構造があります。ただし、アダストリアでは定期的な人事異動があるため、合わない上司の下に長期間縛られ続けるというリスクは限定的です。
給与水準がアパレル業界の中でも高くないため
アダストリアの平均年収は453万円(有価証券報告書)です。東証プライム上場企業の平均年収が614万円前後であることを踏まえると、同社の給与水準はアパレル・小売業の構造的な課題を反映したものと言えます。特に店舗スタッフの初期年収は300万円台からのスタートが多く、「アパレルの給与は低い」という印象につながっています。
一方で、アダストリアは2023〜2024年の2年間で全社平均12%超の賃上げを実施しており、代表が「社員に働いていて良かったと思ってもらえるよう努める」と公言しているほど給与改善に積極的です。アパレル業界全体の水準と比較すると、残業代の適正支払いと合わせて相対的に恵まれた待遇を維持している面もあります。
配属先の希望が通りにくく転居を伴う異動リスクがあるため
アダストリアは全国1,444店(2026年2月時点)を展開する全国チェーンのため、採用区分によっては希望していない都道府県への配属・転勤が発生するリスクがあります。特に新卒採用では「関東希望で入社したら地方店舗からスタートした」という事例が見られます。
ただし、アダストリアの採用には総合職(全国転勤あり)と地域限定職(転勤なし)の区分があります。入社前に雇用区分と勤務地ルールをしっかり確認することが、配属リスクを下げる最も効果的な対策です。また転職エージェントを活用すれば、非公開の勤務地条件や現場スタッフの実態を事前に把握できるケースもあります。
店舗スタッフとして長期的なキャリアが描きにくいため
アダストリアに対する口コミの中で見られるもうひとつの指摘が、「店舗スタッフとして定年まで働くイメージが持てない」という声です。アパレル小売業全般に共通する課題として、年齢を重ねるにつれて店頭販売業務との向き合い方が問われるケースがあります。
アダストリアには店舗経験を活かして本社スタッフ(MD・バイヤー・店舗開発など)へ異動するキャリアパスが存在しますが、全員に開かれているわけではありません。店長→エリアマネージャー→本部というルートを実現するには、成果と自己アピールの継続が求められます。「受け身で待っていてもキャリアが進まない」という感覚が「やばい」という評価につながっている側面があります。
パワハラ口コミが一部見られるため
転職情報サイトやネット上の口コミを見ると、アダストリアに関するパワハラの言及が一部あります。アパレル小売業は労働力が若く、管理職の人材育成が追いつかないケースが起こりやすい構造があることも、この背景にあります。
一方で、アダストリアの残業時間の適正管理への取り組み(超過部署への是正措置・オフィス消灯による退社促進)や、育休取得実績などを見ると、コンプライアンス意識そのものは大手企業として整備されている面があります。また口コミサイトに掲載される声は、退職した人・不満を持った人の意見が集まりやすいバイアスも考慮すべきです。
社名変更・組織変更が続いており将来への不安を感じる人がいるため
2015年のアダストリアへの社名変更に続き、2025年9月には「アンドエスティHD」への持株会社移行という大きな組織変更が行われました。社名が変わり、所属する事業会社も新設されたことで、「何が変わるのか」「雇用条件は継続されるのか」という不安を感じた社員も少なくありません。
実態としては、持株会社移行は組織の効率化・グループ経営の最適化を目的としたものであり、個々の雇用条件や業務内容への直接的な影響は限定的です。アダストリアブランドは事業会社として継続し、店舗運営・ブランド展開も変わらず続いています。
福利厚生が突然変更されるケースがあるため
一部の口コミには「福利厚生が突然変わった」「補助制度が急になくなった」という声が見られます。大企業では定期的に制度の見直しが行われるため、こうした変更が発生すること自体は珍しくありません。
アダストリアが実際に提供している主な福利厚生には、自社ブランドの社員割引・育児休業制度・有給休暇の取得推進などが挙げられます。制度変更があった場合でも、主要な福利厚生の骨格は維持されているのが実情です。転職時には現在の福利厚生内容を面接・採用担当者に直接確認することが有効です。
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アダストリアで働くメリット・良い評判口コミ
「やばい」という声がある一方で、アダストリアには明確な強みがあります。特に「2年で12%超の賃上げ実績」「残業が業界平均より少ない」「育休取得率99.5%」は、ファッション業界のなかでも際立った水準です。
2年で12%超の賃上げ実績と給与改善への積極的な取り組み
アダストリアの代表は2024年に「前期6%+今期も6%と2年で平均12%超の給与UPを実現」と公式に発信しています。アパレル業界では給与水準の低さが長年の課題でしたが、アダストリアはこの問題に正面から向き合い、継続的な賃上げで社員の定着と採用力の強化を図っています。
賞与は年2回(業績連動)で、会社の業績が改善すれば社員への還元が増えるサイクルが機能しています。連結売上高3,043億円(2026年2月期)という安定した事業規模を背景に、今後も給与改善の継続が期待できます。
月平均残業が業界平均より短くワークライフバランスが取りやすい
アダストリアの月平均残業時間は約4.8時間で、卸売業・小売業の業界平均14.2時間を大幅に下回っています。有給休暇の取得日数も年12.2日と業界平均(9.9日)を上回っており、アパレル業界のなかでは「休みが取りやすい会社」として評価されています。
| 指標 | アダストリア | 小売業界平均 |
|---|---|---|
| 月平均残業時間 | 約4.8時間 | 約14.2時間 |
| 有給取得日数 | 年12.2日 | 年9.9日 |
労働環境データ(出所:公開情報・編集部調査)
アパレルの接客業務は体力を使う仕事ですが、アダストリアでは残業の超過が見られた部署への是正措置やオフィス消灯などの管理が機能しており、サービス残業が横行している状態ではありません。ファッションの仕事を楽しみながら、生活リズムを守って働きたい人には実際に選ばれている理由のひとつです。
育休取得率99.5%・復職率96.1%で女性が長く働きやすい環境
アダストリアの育休取得率は99.5%、育休後の復職率は96.1%という高水準を誇ります。ファッション・アパレル業界は女性スタッフが多い職場ですが、育児と仕事の両立面で離脱を余儀なくされるケースが少なくない業界でもあります。この数値はアダストリアが女性の継続就業に本気で取り組んでいる証拠です。
産前産後休業・育児短時間勤務・育児休業の取得実績が積み上がっており、「子どもができても辞めずに続けられた」という声が多数あります。20代・30代の女性社員が多い職場として、ライフステージの変化に合わせた働き方が現実に機能しているのは大きな強みです。
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アダストリアの年収・給与・昇給の実態
転職前に最も気になる点のひとつが、年収の実態です。アダストリアの平均年収453万円という数字が「高いのか低いのか」を正確に理解するために、職種・ポジション別の目安と、年収を上げるための方法を整理します。
職種・ポジション別の年収目安
アダストリアの年収は、ポジションと雇用区分によって大きく異なります。以下は口コミデータ・求人情報をもとにした目安です。
| ポジション | 年収目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 一般スタッフ(20代) | 300万〜380万円 | 入社〜3年目の想定 |
| リーダー・副店長 | 350万〜450万円 | 役職手当が加算 |
| 店長 | 450万〜600万円 | 店舗規模・業績による |
| エリアマネージャー | 500万〜700万円 | 担当エリア・実績による |
| 本社スタッフ(MD/バイヤー等) | 450万〜750万円 | 職種・経験年数による |
年収目安(出所:口コミ情報・求人データをもとに編集部作成)
店舗スタッフとして入社した場合、最初の数年は300万円台からのスタートになるケースが多いです。ただし店長昇格のタイミングで年収が100万円以上ジャンプするパターンは珍しくなく、成果を出してポジションを上げられる人には報われやすい給与体系です。
年収を上げるための具体的な方法
- 店長への昇格:副店長→店長への昇格で店長手当・成果賞与が加わり、年収が大幅に増加するケースが多い。成果実績の積み上げと上司への積極的なアピールが近道
- エリアマネージャーへの昇格:複数店舗の管理職に就くことで、店長よりさらに高い報酬レンジへ。担当エリアの業績向上が評価基準になる
- 本社スタッフへの異動:MD・バイヤー・マーケティング・EC担当など。店舗での実績を評価された人材が本社へ異動するルートがある
- ブランド専任・スペシャリスト化:特定ブランドの主力店舗でのキャリアを積み、ブランドMDや商品開発に関わるポジションを目指す
アダストリアへの転職が向いている人・向いていない人
アダストリアへの転職・就職を検討している方に向けて、自分の価値観と照らし合わせて判断するためのポイントを整理します。
アダストリアへの転職が向いている人
- ファッションが好きで接客にやりがいを感じられる人:GLOBAL WORKやniko and…などの好きなブランドを扱いながら働けることが、最大のモチベーション源になる
- 店長・エリアマネージャーへのキャリアアップを目指せる人:成果を出して昇格するほど収入が増える仕組みがあり、積極的に動ける人には成長機会が豊富
- 育休・時短勤務を活用しながら長く働きたい女性:育休取得率99.5%・復職率96.1%という実績は、ライフステージが変わっても続けられる環境を示している
- 残業を抑えてプライベートを大切にしたい人:月平均4.8時間という業界最短水準の残業時間は、接客業界では際立った水準
- 本社へのキャリアチェンジを視野に入れられる人:店舗経験を活かしてMD・バイヤー・EC担当などへ転換するルートが存在する
アダストリアへの転職が向いていない人
- 最初から高年収を求める人:一般スタッフ時代の年収は300万円台が多く、他業界大手と比較すると低い。店長・本社への昇格が前提になる
- 転勤なしで特定の地域に住み続けたい人:総合職採用では配属希望が通らないリスクがある。地域限定職を選ぶか、面接で事前に確認することが必要
- 明確な長期キャリアパスを会社から示してほしい人:店舗スタッフとしての長期キャリアは本人の積極性に依存する部分が大きく、受け身でいると将来が見えにくくなる
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まとめ
アダストリアが「やばい」と言われる理由は7点ありますが、多くは入社前に確認できる情報であり、事前に対策を取れるものがほとんどです。
- 上司ガチャ:店長・管理職によって職場環境に差あり。異動制度と転職前の店舗見学で緩和できる
- 給与:一般スタッフ時代は低め。ただし2年連続12%超の賃上げを実施中で改善傾向にある
- 配属リスク:総合職は希望通りにならないケースあり。地域限定職を選べばリスク回避可能
- キャリアパス:店舗スタッフから本社・管理職へのルートはあるが、自分から動く必要がある
- パワハラ:一部口コミあり。ただし残業管理やコンプライアンス整備は大企業として機能している
- 社名変更:アンドエスティHDへの移行は組織効率化が目的。雇用・事業への直接影響は限定的
- メリット:残業月4.8時間・育休取得率99.5%・2年12%超の賃上げは業界内でも際立つ実績
アダストリアはファッション好きで接客にやりがいを感じられる人・育休・ワークライフバランスを重視する女性・店長・本社キャリアを積極的に目指せる人には、業界大手として魅力的な選択肢です。転職を検討する際は、採用区分・配属条件・職場の雰囲気を事前に確認した上で選考に臨むことが、後悔のない判断につながります。
アダストリアに関するよくある質問(FAQ)
- アダストリアはブラック企業ですか?
-
ブラック企業とは言えません。月平均残業4.8時間・有給取得12.2日・育休取得率99.5%という数値はアパレル業界のなかでも優良水準です。「やばい」と言われる主な理由は上司ガチャ・給与水準・配属リスクであり、これらは入社前に確認・対策できる内容です。
- アダストリアの給与はいくらですか?
-
有価証券報告書によると平均年収は453万円です。一般スタッフは300万円台からのスタートが多いですが、店長昇格で450万〜600万円、エリアマネージャー・本社スタッフで500万円以上になるケースもあります。2023〜2024年の2年間で平均12%超の賃上げを実施しており、改善傾向にあります。
- アダストリアとアンドエスティHDは同じ会社ですか?
-
同じグループです。2025年9月に旧・株式会社アダストリアが持株会社体制へ移行し、「株式会社アンドエスティHD」に社名変更しました。同時に、事業を担う「株式会社アダストリア」(新設子会社)が発足しています。上場はアンドエスティHD(東証プライム:2685)として継続しており、ブランドや店舗運営に変更はありません。
- アダストリアの残業時間はどのくらいですか?
-
月平均約4.8時間と、卸売業・小売業の業界平均(14.2時間)を大幅に下回っています。残業超過が見られた部署には是正措置が取られており、サービス残業が横行しているわけではありません。部署・繁忙期によって差はありますが、接客業界のなかでは残業が少ない会社に分類されます。
参照・参考元
株式会社アンドエスティHD 会社概要
株式会社アダストリア 会社概要
日本経済新聞|アダストリア 年収・給与情報
FASHIONSNAP|アダストリアが社名変更へ、新社名は「アンドエスティHD」




