この記事では、ワークスアプリケーションズが「やばい」と言われる理由を、経営危機・大量退職・激務という観点からデータと口コミで検証します。2023年の業績回復状況や、転職先として向いている人・向いていない人の特徴も解説します。
ワークスアプリケーションズとはどんな会社?
ワークスアプリケーションズは、1996年の創業以来、大企業向けERP(統合基幹業務システム)パッケージの開発・販売・サポートを手がけるIT企業です。「COMPANY」と呼ばれる人事・給与管理システムで国内トップクラスのシェアを誇り、現在はHUEシリーズへの移行を進めています。2001年にJASDAQに上場しましたが、2011年にMBOで上場廃止・非公開化となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ワークスアプリケーションズ |
| 設立 | 1996年7月 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区麹町1丁目12番地1 |
| 従業員数 | 885名(2025年時点) |
| 代表取締役 | 秦 修(CEO) |
| 事業内容 | ERPパッケージ(HUE AC/Classic等)の開発・販売・サポート、SaaS(HUE Works Suite)、ITコンサルティング |
| 上場情報 | 非上場(2011年MBOにより上場廃止) |
| 平均年収 | 635〜650万円(転職サイト各社集計値) |
ワークスアプリケーションズ 基本情報(出所:公式HP・転職サイト各社)
同社が展開する主な製品・サービスは以下のとおりです。
- HUE AC / HUE Classic:財務会計・管理会計・購買調達に対応した大企業向けERPパッケージ
- ArielAirOne:業務アプリケーションをノーコード・ローコードで構築できる開発プラットフォーム
- HUE Works Suite:ワークフロー・チャットボット・プロジェクト管理を統合したSaaSサービス
- SIサービス・ITコンサルティング:大手企業の基幹システム導入・運用支援・業務改革コンサルティング
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ワークスアプリケーションズが「やばい」と言われる6つの理由
ワークスアプリケーションズが「やばい」と言われる主な理由は、2018〜2019年の経営危機・大量退職・顧客訴訟・激務・実力主義のプレッシャーという複数の要因が重なったことにあります。ただし「やばい」には悪い意味だけでなく、「挑戦的・成長できる環境」というポジティブな意味合いも混在しています。それぞれの実態をデータと口コミをもとに検証します。
2018〜2019年の経営危機で巨額赤字を計上したため
ワークスアプリケーションズが「やばい」と言われる最大の原因が、2018〜2019年に発生した経営危機です。2018年6月期に約170億円、2019年6月期に約351億円という巨額の最終赤字を計上し、業界内外に衝撃を与えました。
主な原因は、次世代ERPシステム「HUE」への過剰投資と、大規模採用による人件費の膨張です。積極的な成長戦略が裏目に出る形となり、2020〜2022年も赤字が続きました。ただし、2023年6月期には営業利益600百万円の黒字化を達成しており、2025年時点でも黒字が継続しています。過去の経営危機は現在の状況と切り分けて理解することが重要です。
主力のHR事業「COMPANY」を約1,000億円で売却したため
2019年6月、ワークスアプリケーションズは長年の看板製品であった人事・給与管理システム「COMPANY」を含むHR事業全体を、投資ファンドのベインキャピタルへ約1,000億円で売却しました。
この売却によって経営危機の回避には成功しましたが、「稼ぎ頭を手放した」「企業の看板が変わった」という見方から、ネガティブな印象を持つ方も少なくありません。売却後、COMPANYの事業はHROA(現在はミイダスグループ)に引き継がれています。一方で、ワークスアプリケーションズ本体はHUEシリーズに経営資源を集中させることで、2023年の黒字化につなげた側面もあります。事業売却は「経営の失敗」だけでなく、再建への「選択と集中」という側面でも評価できます。
顧客から訴訟を提起されるトラブルが相次いだため
2018年11月、古河電気工業がワークスアプリケーションズに対し、ERPシステムの開発遅延を理由に訴訟を提起しました。この訴訟は広く報道され、同社の信頼性を大きく損なう結果となりました。その後も複数の顧客トラブルが報道されたことで、「やばい会社」というイメージが定着した側面があります。
ただし、大規模なERPシステムの開発遅延はワークスアプリケーションズに限らず、IT業界全体で発生しうるリスクです。現在は製品の標準化・モジュール化が進んでおり、HUE ACシリーズへの移行によって導入リスクの低減が図られています。過去の訴訟問題は現時点では決着しており、現在進行中の重大訴訟という状況ではありません。
経営混乱期に大量退職が発生し離職率が高かったため
2018〜2022年の経営混乱期には、大規模な社員流出が発生しました。口コミサイトでも「入社後1〜3年以内に退職する人が多い」という声が目立ちます。主な離職理由として挙げられるのは、経営への不安・実力主義カルチャーとのミスマッチ・業務量の多さという3点です。
一方、2024〜2025年入社の新卒定着率は100%に改善しています。採用を絞り込んで入社後のフォローを強化する方針に転換したことが背景にあり、過去の高離職率とは状況が変わっています。
月40時間超の残業も起きやすい激務の職場環境があるため
転職サイトの口コミデータによると、ワークスアプリケーションズの平均残業時間は月41〜45.6時間と報告されています。競合の日本オラクルが月30.4時間程度とされていることと比較すると、負荷が高い水準にあることがわかります。
プロジェクト型の業務が多く、大手企業の基幹システム導入・移行期には締め切り前後で長時間労働が発生しやすい構造があります。一方で、フルフレックス制度が導入されており、繁忙期と閑散期の差を自律的に調整できる場面もあります。残業の多さは部署・プロジェクト・担当役割によって大きく異なる点も理解しておくことが重要です。
成果主義・アップorアウト文化のプレッシャーがあるため
ワークスアプリケーションズは徹底した実力主義の文化を持つ企業として知られています。年齢・社歴に関係なく成果で評価される半面、成果を出せない状況が続くと居づらさを感じやすい「アップorアウト」的な雰囲気があるとの声も見受けられます。退職対応がドライというコメントも一定数存在します。
ただし、この文化は「評価される人には公平で透明な昇進・昇給の機会がある」という側面でもあります。30代前半でも成果次第では高年収・高ポジションを獲得できる環境は、特定の人にとっては大きな魅力となります。入社前に実力主義の文化を自分が受け入れられるかどうかを冷静に見極めることが重要です。
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ワークスアプリケーションズで働くメリット・良い評判口コミ
「やばい」という評判がある一方で、ワークスアプリケーションズには転職先として注目すべき強みが複数あります。特に2023年の業績回復・平均年収635〜650万円という高水準の報酬・20代成長環境スコア4.48が示す圧倒的な成長機会は、IT・コンサル業界で転職を考える方にとって無視できないポイントです。
2023年に営業黒字を達成し業績回復が完了している
ワークスアプリケーションズは2023年6月期に営業利益600百万円(約6億円)の黒字を達成し、2018年以降続いた赤字期間に終止符を打ちました。2025年6月期も純利益4億3,400万円の黒字が継続しており、経営再建は完了しています。
業績回復の背景には、HUEシリーズへの選択と集中、AI機能の積極的な組み込み、そして採用規模の適正化があります。2025年は「AIを軸に成長加速」という明確な方針を打ち出しており、大企業向けERP市場での競争力強化が進んでいます。かつての経営危機を知っているからこそ、現在の安定した経営基盤は評価に値します。
平均年収635〜650万円と業界平均を上回る高報酬がある
転職サイト各社の集計によると、ワークスアプリケーションズの平均年収は635〜650万円です。日本の同規模IT企業の平均を大きく上回っており、実力次第では若手でもこれ以上の年収を実現できる可能性があります。
| 職種 | 平均年収目安 |
|---|---|
| ITエンジニア | 721万円 |
| コーポレート | 681万円 |
| 営業 | 646万円 |
| コンサルタント | 591万円 |
| 全体平均 | 635〜650万円 |
出所:転職サイト各社の集計データをもとに編集部作成
フルフレックス制度・リモートワーク対応・年2回の賞与・残業代の別途支給も整備されており、実際の手取り収入はさらに充実しています。成果を出せれば年齢に関係なく昇給・昇進が期待できる点は、収入面でのキャリアアップを重視する方に大きな魅力です。
大手企業の基幹システムを扱う圧倒的な成長環境がある
ワークスアプリケーションズの最大の強みのひとつが、転職後のキャリア資産形成です。20代成長環境スコアは4.48(5点満点)という高い評価を受けており、大手企業の財務・購買・人事といった基幹業務に若手から直接携われる機会は他のIT企業では得難い経験です。
また、退職後のアルムナイ(卒業生)コミュニティには400名超が集まり、退職してもなお「ファン」であり続ける元社員が多数いるという点は注目に値します。これはワークスアプリケーションズでの経験が、その後のキャリアに大きなプラスをもたらしていることを示しています。激務の環境を経て得られる技術力・課題解決力・人脈は、長期的なキャリア価値として蓄積されていきます。
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ワークスアプリケーションズの年収・離職率の実態
ワークスアプリケーションズへの転職を検討している方が特に気になるのが、年収と離職率の実態です。「離職率が高い」という口コミが目立つ一方で、直近の状況には変化が生じています。
年収の詳細(フルフレックス・賞与・残業代を含む実態)
前述の職種別年収に加え、給与体系の詳細を整理します。基本給は実力・成果に応じて変動する部分が大きく、フルフレックス制度の導入により、成果を出せる人ほど時間効率の良い働き方が可能です。
- 平均年収:635〜650万円(職種別:ITエンジニア721万円、コーポレート681万円、営業646万円、コンサルタント591万円)
- 賞与:年2回(業績・個人評価に基づく変動制)
- 残業代:別途支給(みなし残業制度を採用している場合あり。事前確認を推奨)
- フルフレックス制度:コアタイムなし。成果を出せれば勤務時間を自律的に調整できる
- リモートワーク:対応可(部署・職種による)
- 昇給:成果主義。年齢・社歴に関係なく成果次第で昇進・昇給が可能
離職率と定着率の現状
ワークスアプリケーションズは非上場のため、離職率の公式データは公開されていません。ただし、口コミサイトのデータや採用情報から傾向を読み取ることができます。
2018〜2022年の経営混乱期は、大量退職が発生し離職率が高かったとみられています。しかし2024〜2025年入社の新卒定着率は100%に改善されており、採用を絞り込んで入社後のフォロー体制を強化する方針転換が奏功しています。離職率の高さは「現在進行中の問題」ではなく、「経営危機期の過去の話」に変わりつつあります。
- 担当部署・チームの雰囲気:面接で直属上司や同僚と直接話す機会を設けることを推奨
- 担当プロジェクトの残業実態:月平均の残業時間と繁閑差を面接時に確認する
- 評価基準の詳細:成果主義の具体的な評価基準・昇進スピードの実例を確認する
- リモートワーク・フレックスの実態:制度として存在しても、チームによって活用度に差がある場合があるため
ワークスアプリケーションズへの転職が向いている人・向いていない人
ワークスアプリケーションズへの転職を検討している方に向けて、向いている人・向いていない人の特徴を整理します。自分の価値観と照らし合わせて判断の材料にしてください。
ワークスアプリケーションズへの転職が向いている人
- 実力主義の環境で成長・評価を望むエンジニア・コンサルタント:年齢・社歴に関係なく成果で評価される文化が自分に合う人
- 大手企業の経営課題や基幹システムに直接関わりたい人:スモールビジネスではなく、大企業スケールの業務改革に携わりたい人
- 将来の転職・独立・起業に向けてキャリア資産を積みたい人:アルムナイ評価が高く、退職後の市場価値向上が期待できる環境
- 挑戦的な環境でスピード成長したい20〜30代:20代成長環境スコア4.48が示す、チャレンジングな機会を求める人
- 高収入を実力で勝ち取りたい人:ITエンジニア平均721万円など、成果次第で高年収が狙える環境を求める人
ワークスアプリケーションズへの転職が向いていない人
- 残業を極力避けワークライフバランスを最優先にしたい人:月40時間超の残業が発生しやすい部署があり、プロジェクト型業務の繁忙期は負荷が高くなる
- 成果に関わらず安定した収入・評価を求める人:成果主義のため、成果が出ない時期は評価面での厳しさを感じる可能性がある
- 指示を待つスタイルで仕事したい人:高い自律性と主体性が求められる環境のため、受け身のスタイルでは力を発揮しにくい
ワークスアプリケーションズへの転職におすすめの転職エージェント
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まとめ
ワークスアプリケーションズが「やばい」と言われる理由は、2018〜2019年の経営危機・大量退職・顧客訴訟・激務という過去の出来事に大きく由来しています。しかし2023年に営業黒字を達成し、直近では業績回復と新卒定着率の改善が進んでいます。「過去のやばい」と「現在の状況」を切り分けて理解することが判断の出発点となります。
- 経営危機:2018〜2022年の巨額赤字・大量退職は過去の話。2023年に黒字化達成、現在も黒字継続
- 激務:月40時間超の残業が発生しやすい部署はあるが、フルフレックス制度で自律的な時間管理も可能
- HR事業売却・訴訟:HUE事業への集中と経営再建で乗り越えた事実として評価できる
- 年収:平均635〜650万円、ITエンジニアは721万円と業界水準を大きく上回る
- 成長環境:20代成長環境スコア4.48、アルムナイ400名超のネットワーク資産
- 向いている人:実力主義・成果主義の環境で、大企業の基幹システムに携わりたいエンジニア・コンサルタント
転職を検討する際は、IT・コンサル業界に詳しい転職エージェントを活用して、担当部署の実態や評価基準を入社前に詳しく確認した上で判断することをおすすめします。
ワークスアプリケーションズに関するよくある質問(FAQ)
- ワークスアプリケーションズは今も経営が危ないですか?
-
2023年6月期に営業利益約6億円の黒字を達成し、2025年時点でも純利益4億3,400万円の黒字が継続しています。2018〜2022年の経営危機は解消されており、現時点で経営が危ないという状況ではありません。AI機能の組み込みを軸とした成長戦略も打ち出しており、業績は安定した回復軌道にあります。
- 残業はどのくらいありますか?
-
転職サイトの口コミデータでは月平均41〜45.6時間とされています。ただし部署やプロジェクトによって差が大きく、フルフレックス制度を活用して時間を調整できる場面もあります。面接で担当部署の残業実態を直接確認することを強くおすすめします。
- ワークスアプリケーションズの離職率は高いですか?
-
2018〜2022年の経営混乱期は高かったとされますが、2024〜2025年入社の新卒定着率は100%に改善されています。採用を絞り込んで質を重視する方針に転換しており、離職率の改善傾向が見られます。非上場のため公式データはありませんが、現在の状況は過去の経営混乱期とは大きく異なります。
- 転職するにはどうすればよいですか?
-
IT・コンサル業界専門の転職エージェントや大手総合型エージェントに相談することをおすすめします。ワークスアプリケーションズの内部事情や部署別の実態に詳しいエージェントを活用することで、求人票だけではわからない情報を事前に入手できます。複数社に相談して比較することで、より客観的な判断が可能です。
参照・参考元
株式会社ワークスアプリケーションズ 公式HP 会社情報
PORTキャリア|ワークスアプリケーションズはやばい?経営難?激務?
IT転職800|ワークスアプリケーションズは本当に「やばい」のか徹底調査
テック転職ナビ|ワークスアプリケーションズはやばい?評判や大量退職の実態




