この記事では、NSW株式会社(旧:日本システムウエア)が「やばい」と言われる5つの理由を、客先常駐・年収・スキルアップ環境の実態データから検証します。残業代の支給実態や離職率のデータもあわせて解説します。
NSWとはどんな会社?
NSW株式会社は、1966年設立の独立系システムインテグレーター(SIer)で、東証プライム上場を果たしているIT企業です。2022年8月に「日本システムウエア株式会社」から現社名に変更しました。製造・流通・金融向けのシステム構築から組込みソフトウェア開発まで幅広い領域を手がけており、「やばい」という評判の実態を正確なデータとともに検証します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | NSW株式会社(旧:日本システムウエア株式会社) |
| 設立 | 1966年8月3日 |
| 資本金 | 55億円 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区桜丘町31番11号 |
| 従業員数 | 単独2,024名・連結2,487名(2025年3月末) |
| 事業内容 | ITシステムの設計・開発・運用(独立系SIer) |
| 株式市場 | 東証プライム(証券コード:9739) |
| 代表取締役 | 多田 尚二(執行役員社長) |
| 平均年収 | 631万円(2025年度・日経電子版データ) |
NSW株式会社 基本情報(出所:公式HP・有価証券報告書・日経電子版)
NSWが展開する主な事業は以下のとおりです。
- エンタープライズソリューション:製造・流通・金融・公共向けの業務システム構築・ERP導入支援
- サービスソリューション:ITインフラ設計・運用、自社データセンターを基盤としたクラウドサービス提供
- エンベデッドソリューション:車載・産業機器向け組込みソフトウェア・ファームウェアの設計・開発
- デバイスソリューション:半導体・LSI設計・電子部品・製造装置向けの検証サービス
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NSW株式会社が「やばい」と言われる5つの理由
NSWに対する「やばい」という評判は、客先常駐の多さ・年収水準・スキルアップ環境・部署による残業差・旧社名のイメージという複数のテーマが複合して生じています。実際のデータと口コミをもとに、ひとつひとつ検証します。
客先常駐が多く自社への帰属意識を持ちにくいため
NSWが「やばい」と言われる理由で最も多く挙がるのが、客先常駐の多さです。独立系SIerとしての業務特性上、エンジニアの多くが顧客企業のオフィスに常駐する形態で業務を行います。
転職口コミサイトでは「10年以上客先に常駐していて、自社に戻ったのが5回以下しかない」という声も見られます。自社拠点ではなく客先のルールや文化の中で長期間業務を続けると、NSW社員としての帰属意識が薄れやすいという課題が生じています。採用時に「渋谷または客先常駐」と説明される一方、実際の配属は担当部署とプロジェクト次第で変わります。
一方で、NSWは自社開発・コンサルティング系のプロジェクトも担当しており、部署によっては客先常駐の比率が比較的低いケースもあります。入社前に配属予定の部署・プロジェクト形態を転職エージェント経由で確認することで、こうした懸念は事前に絞り込めます。
情報通信業界の中では年収水準が見劣りするケースがあるため
NSWの平均年収は631万円(2025年度・日経電子版データ)で、全国平均の約460万円よりは高い水準です。しかし、東証プライム上場の情報通信・サービス業界の平均(約734万円)と比べると約100万円低いという実態があります。
| 比較対象 | 平均年収 |
|---|---|
| NSW株式会社 | 約631万円 |
| 情報通信業界(東証プライム)平均 | 約734万円 |
| 全国平均 | 約460万円 |
年収比較(出所:日経電子版・各種公開データ)
職種別では設計職が約660万円、営業職が約526万円、エンジニア・SE職が約485万円と職種間で大きな差があります。特にエンジニア職での年収の低さが退職理由のひとつとして挙げられています。昇給は年1回が基本で、大幅な収入増には管理職への昇進または資格取得が必要なケースが多いです。
技術スキルアップの機会が部署・プロジェクトによって偏るため
NSWがやばいと言われるもうひとつの理由として、スキルアップの機会が部署やプロジェクトによって大きく異なる点が挙げられます。独立系SIerとして多様な業種のシステムに携わる機会は多いものの、既存システムの保守・運用に特化したプロジェクトに長期間配属されると、新技術への接触機会が減る傾向があります。
「自社社員で新規技術を構築する意識が弱く、中途採用で他社の技術を取り込もうとする傾向がある」という指摘も一部の口コミに見られます。優秀な若手エンジニアが成長機会を求めて他社へ転職するケースもあり、人材の厚みに課題を感じるという声も出ています。
一方でポジティブな評価もあります。若手のうちから複数の案件・言語・顧客に携われる機会が多く、「幅広い経験を積める」という評価は多数確認されています。オンライン教育コンテンツを比較的自由に利用できる環境も整っており、自己研鑽の意志があれば成長できる素地はあります。
プロジェクトの状況次第で残業が増える部署があるため
NSWの全社平均残業時間は月27時間で、情報通信・サービス業界の平均(約32時間)より少ない水準です。ただしこれは全社平均であり、プロジェクトの規模・工程・納期によって残業時間は大きく変わります。
- システム納品・リリース直前:結合テスト・受入テストが重なる時期に残業が集中しやすい
- 障害・トラブル対応時:本番環境での障害が発生した際、深夜・早朝の対応が求められることも
- 複数案件が重複する時期:担当プロジェクトの山場が重なると一時的に負荷が高くなる
一方で、残業代は1分単位で全額支給されており、サービス残業は一切ないという点は評価すべきポイントです。IT企業の中でサービス残業の問題が取り上げられることは少なくない中、NSWではこの点の口コミ評価が継続して高い水準を維持しています。残業が発生しても、働いた時間に見合った報酬を確実に得られる環境です。
旧社名の認知が強く「古い体質のSIer」というイメージが先行するため
NSWは2022年8月に「日本システムウエア株式会社」から現社名に変更しました。しかし多くの転職情報サイトでは旧社名での登録が残っており、「古い会社」「昔ながらのSIer体質」というイメージが根強く検索結果に出てくることが、「やばい」という印象につながるケースがあります。
実際には、商号変更はブランドの刷新と新たな成長戦略を明確にする目的で行われたものです。DX支援・生成AI活用・クラウド移行といった新技術領域への取り組みも進めており、旧社名で検索した際に出てくる古い口コミと、現在の実態にはギャップがある可能性があります。転職検討時は最新の情報源を確認することが重要です。
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NSWで働くメリット・良い評判口コミ
「やばい」という評判がある一方で、NSWには確かな魅力があります。特に「残業代全額支給・サービス残業ゼロ」「東証プライム上場の安定基盤」「年間休日129日」は、IT業界で長く働く上で実質的な価値を持つポイントです。
残業代は1分単位で全額支給されサービス残業がない
複数の転職口コミサイトで共通して高評価を得ているのが、残業代の1分単位・全額支給です。「残業代が1円単位でつけられる」「サービス残業は一切経験したことがない」という声が多く、この点では同業他社と比較して信頼性の高い労働環境が整っています。
月27時間という平均残業時間も業界平均(32時間)を下回っており、過度な長時間労働が常態化している状況ではありません。前職でサービス残業が常態化していたエンジニアにとっては、給与明細に反映される残業代の金額を見て「想定より手取りが多かった」という感想が出やすい環境です。
東証プライム上場の安定した経営基盤で長期雇用が期待できる
1966年設立・東証プライム上場という経営基盤の安定性は、NSWの転職先としての大きな強みです。独立系SIerとして特定の親会社に依存せず、製造・金融・公共など多様な顧客基盤を持つことで、景気変動によるリストラリスクを分散しています。
離職率は年間5〜6%台で推移しており、日本の大企業平均と比較しても標準的な水準です。「リストラの心配が少ない」「安定を求める人には最適な職場」という口コミが複数の転職情報サイトで確認されています。企業の基幹システムに関わる仕事はどの時代も底堅い需要があり、景気後退期でもSIerビジネスが急激に失速するリスクは他業種に比べて低い傾向にあります。
年間休日129日とワークライフバランスが保ちやすい
NSWの年間休日は129日で、情報通信業界の平均(約120日)を上回っています。有給取得率も高く、過度なノルマやプレッシャーも少ないという口コミが複数確認されています。プライベートの時間を自己学習・家族との時間・趣味に使いやすい環境が整っています。
「腰を据えて長く働ける」という評価の背景には、この休日・休暇取得のしやすさが大きく影響しています。育児・介護との両立が必要な社員への配慮も比較的整っており、IT業界の中ではワークライフバランスを維持しやすい部類に入ります。
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NSWの年収・残業時間の実態
NSWへの転職・就職を検討する際に多くの方が気になるのが年収と残業の実態です。ここでは、職種別の年収帯と残業の部署別傾向を整理します。
職種別の年収帯
NSWの全社平均年収は631万円(2025年度・日経電子版データ)ですが、職種によって大きな差があります。
| 職種 | 平均年収目安 |
|---|---|
| 設計職 | 約660万円 |
| 営業職 | 約526万円 |
| エンジニア・SE職 | 約485万円 |
| 全体平均 | 約631万円 |
職種別年収目安(出所:各種転職口コミサイトのデータをもとに編集部作成)
エンジニア・SE職の485万円は全国平均より高いものの、同業他社の大手SIerと比べると低めという評価があります。しかし残業代は全額支給されるため、月20〜30時間の残業が発生するプロジェクトに配属された場合は手取りが大幅に増えます。管理職・設計職への昇進や情報処理系資格の取得で段階的な年収アップも可能です。
残業時間の実態と部署による差
全社平均の月27時間という数値は、情報通信・サービス業界の平均(月32時間)を下回っています。ただし、プロジェクトの状況・担当フェーズ・部署によって大きく変動します。
- 月10〜20時間(比較的少ない):安定稼働フェーズの保守・運用担当、インフラ系の一部部署
- 月20〜35時間(平均的):開発・SI案件のメインフェーズ担当、新規導入プロジェクト
- 月40時間超(繁忙期):大規模リリース前後・障害対応・複数案件が重複する時期
繁忙期であっても残業代が全額支払われる点はプラスです。転職活動中に「繁忙期の残業時間」を面接や転職エージェント経由で確認することで、自分のライフスタイルに合った部署・プロジェクトへの配属交渉につなげられます。
NSWへの転職が向いている人・向いていない人
NSWへの転職・就職を検討している方に向けて、どのような人が向いているのか、向いていないのかを整理します。自分の価値観と照らし合わせて判断してください。
NSWへの転職が向いている人
- 安定した大企業でITエンジニアとして長く働きたい人:東証プライム上場・離職率5〜6%台の安定基盤でキャリアを積みたい方
- 残業代が確実に支払われる環境を求める人:1分単位の全額支給・サービス残業ゼロという労働環境を重視する方
- 製造・金融・公共など多業種のシステムに携わりたい人:独立系SIerとして幅広い業種・技術領域に関われる点を魅力に感じる方
- ワークライフバランスを重視する人:年間休日129日・有給取得率の高さから、プライベートとの両立を大切にしたい方
- ITエンジニアとして着実にキャリアを積み上げたい人:急がずに長期的にSIer・インフラ・組込みの専門性を磨きたい方
NSWへの転職が向いていない人
- IT業界トップクラスの年収を目指す人:情報通信業界の東証プライム平均より低めの年収水準のため、大幅な収入増を優先する場合は他社との比較検討が必要
- 自社サービス開発・自社プロダクトにこだわりたい人:客先常駐が主体の業務形態であり、自社プロダクト開発が中心のポジションは限られる
- 最新技術へのアサインを求める人:部署・プロジェクトによってはレガシー技術の保守が続くケースもあり、技術刷新のスピードはスタートアップには及ばない
NSWへの転職におすすめの転職エージェント
NSWへの転職を検討している方、また現在の職場環境に課題を感じている方は、IT・SIer業界に精通した転職エージェントへの相談が有効な選択肢です。
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まとめ
NSW株式会社が「やばい」と言われる理由は、客先常駐の多さ・業界平均より低めの年収・部署によるスキルアップ差・プロジェクト次第の残業・旧社名のイメージという要因に集約されます。ただし、ここまで検証してきたように、その多くは一面的な情報です。
- 客先常駐:SIerとしての業務特性上多いが、部署・プロジェクトにより比率は異なる。入社前の確認が必須
- 年収:全体平均631万円。業界平均より低めだが残業代全額支給で手取りは補填される
- スキルアップ:部署・プロジェクトによる差が大きい。配属先の種別を入社前に確認することが重要
- 残業:全社平均月27時間(業界平均以下)。繁忙期は増えるが残業代は1分単位で全額支給
- 安定性:東証プライム上場・離職率5〜6%台のホワイトな雇用環境が大きな強み
転職を検討する際は、配属部署・プロジェクト形態・担当領域の3点を入社前に確認した上で、自分のキャリアプランと照らし合わせて判断することが、入社後のミスマッチを防ぐ最短ルートです。
NSW株式会社に関するよくある質問(FAQ)
- NSWはブラック企業ですか?
-
ブラック企業とは言えません。残業代1分単位・全額支給、年間休日129日、離職率5〜6%台という実態は情報通信業界でも優良水準です。「やばい」と言われる主な理由は客先常駐の多さと業界平均よりやや低い年収水準であり、これらは人によって向き・不向きがあります。
- NSWの平均年収はいくらですか?
-
日経電子版のデータによると、NSWの平均年収は約631万円(2025年度)です。全国平均(約460万円)よりは高いですが、情報通信・サービス業界の東証プライム上場企業平均(約734万円)よりは低い水準です。職種別ではSE・エンジニア職で約485万円、設計職で約660万円と差があります。
- NSWは客先常駐が多いですか?
-
NSWはSIerとして客先常駐が主な業務形態のため、配属部署や担当プロジェクトによっては長期間の客先常駐が続くケースがあります。部署によって常駐比率は異なるため、入社前に配属予定の部署やプロジェクト形態を確認しておくことをおすすめします。転職エージェントを活用することで内部事情を把握しやすくなります。
- NSWでITエンジニアとして成長できますか?
-
配属部署・プロジェクトによって差があります。製造・金融・公共など多業種のシステムに携わる機会があり、幅広い経験は積めます。一方、保守・運用が中心のプロジェクトでは新技術への接触機会が少なくなる場合もあります。入社前に希望するプロジェクト種別(開発・DX・新規構築等)を面接で明確に伝え、配属の方向性を確認することが重要です。
参照・参考元
NSW株式会社 会社概要
日本経済新聞|NSW 企業概要
日本経済新聞|NSW 年収・給与情報
OpenWork|NSW(SIer)社員クチコミ




