freee株式会社とはどんな会社?
freee株式会社は、「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、クラウド会計ソフト「freee会計」を中心とした統合型経営プラットフォームを提供するSaaS企業です。2012年7月9日の設立以来、中小企業・個人事業主のバックオフィス業務のデジタル化を支援し、業界トップクラスのシェアを獲得しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | freee株式会社 |
| 設立 | 2012年7月9日 |
| 資本金 | 約263億円(2024年6月時点) |
| 本社所在地 | 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー21階 |
| 従業員数 | 1,722人(2024年6月末時点・連結) |
| 売上高 | 254億3,000万円(2024年6月期) |
| 平均年収 | 688万円(有価証券報告書ベース・平均年齢33.1歳) |
| 株式市場 | 東証グロース市場(証券コード: 4478) |
freee株式会社 基本情報(出所:freee公式HP・有価証券報告書)
- freee会計:個人事業主・法人向けクラウド会計ソフト(業界シェアトップクラス)
- freee人事労務:給与計算・勤怠管理・社会保険手続きを一元化する人事労務システム
- freee申告:確定申告・法人税申告をクラウドでサポート
- freee資金調達:スモールビジネス向けの資金調達支援サービス
- freee開業:法人設立・個人事業の開業手続きをオンラインでサポート
freee株式会社が「やばい」と言われる6つの理由
freee株式会社に対する「やばい」という評判は、赤字経営・株価低迷・激務・独自カルチャー・離職率の高さなど複数の要因が重なって生じています。ここでは、具体的なデータと口コミをもとに、その実態を詳しく解説します。
赤字経営が続いており業績に不安があるため
freeeが「やばい」と言われる最大の理由の一つが、長年にわたる赤字経営です。成長投資を最優先するSaaS戦略のもと、2024年6月期(FY2024)の当期純利益は-101億5,000万円と大幅な赤字を計上しました。この数字だけを見ると「freeeは経営が危ない」という印象を受けるのも無理はありません。
ただし、freeeの赤字は経営破綻の予兆ではなく、SaaSビジネスに特有の「先行投資型の成長戦略」によるものです。売上高は前年比+32.3%と高成長を継続し、ARR(年間経常収益)は332億円を突破、有料課金ユーザー企業数も62万件超と着実に拡大しています。
- FY2024(2024年6月期):売上高254億円(前年比+32.3%)、当期純利益-101.5億円(赤字)
- FY2025(2025年6月期)見込み:売上高330億円(前年比+30%)、調整後営業利益18〜25億円の黒字化達成見込み
- ARR(年間経常収益):332億円突破(前年同期比+29.0%増)
- 有料課金ユーザー企業数:624,538件(前年同期比大幅増)
特に注目すべきは、2025年6月期で調整後営業利益18〜25億円の黒字化達成が見込まれている点です。freeeは成長投資フェーズから収益化フェーズへの転換を果たしつつあり、「赤字=やばい」という単純な見方は実態と乖離しています。
株価が長期低迷し将来性を不安視されているため
freeeの株価は2020〜2021年にかけて大幅に上昇した後、世界的なテック株調整の影響を受けて大幅に下落しました。株価低迷は、赤字継続・金利上昇局面でのグロース株への逆風・SaaS業界全体の調整という複合要因によるものです。
ただし、株価の動きだけで企業の将来性を判断するのは適切ではありません。ARRの成長率は依然として高く、インボイス制度(2023年10月〜)や電子帳簿保存法改正といった制度変更がfreeeのサービス需要を後押ししています。2025年6月期での黒字化達成は、freeeが成長フェーズから収益化フェーズへ移行していることを示す重要なシグナルであり、中長期での株価回復が期待されます。
激務・長時間残業が常態化していると言われているため
口コミサイトの情報によれば、freeeは部署や役職によって残業時間が大きく異なります。みなし残業代45時間が設定されており、繁忙期やリーダー職では月80時間近い残業が発生するケースもあるとの声も見られます。
ただし、部署によって差が大きく、残業が月5時間程度という声も報告されており、一概に「freeeは激務」とは言い切れません。高い成果責任を担う分、裁量も大きく、自己管理能力が高い人にとってはむしろ働きやすい環境とも言えます。
原則オフィス出社が求められリモートワークに制約があるため
freeeは「雑談からのイノベーション」を重視するため、現在は原則オフィス出社を基本方針として採用しています。SaaS企業=フルリモートというイメージを持って転職した社員がギャップを感じるケースがあり、「やばい」と言われる一因になっています。
ただし、実態はマネージャーの裁量で柔軟に対応しているケースが多く、家庭の事情や体調など個人の状況への配慮もなされているとの口コミが見られます。週数回のリモート勤務を組み合わせている部署もあり、一律の制限ではないようです。完全リモートを希望する方には合わない環境である点は事前に把握しておく必要があります。
独自カルチャーが強くサークルのような社風が合わない人がいるため
freeeには「マジ価値」「あえて共有」といった独自用語が飛び交い、ウェットな人間関係と強い仲間意識を大切にする独自文化が根付いています。このカルチャーへの適応が選考・入社後ともに強く求められるため、ドライな関係を好む人には「宗教的」と感じさせることもあります。
面接でもカルチャーフィットが最重視されており、表面的なミッションへの共感ではなく、個人のエピソードを深く掘り下げる選考が行われます。この点が一部で「freeeはやばい」と言われる一因にもなっています。一方で、このカルチャーにフィットする人には最高の仲間と働ける環境でもあります。自分のスタイルがfreeeのカルチャーに合うかどうかを事前によく見極めることが転職成功のポイントです。
離職率が高く人の入れ替わりが多いと言われているため
freeeは「人の出入りが多い会社」という評価が複数の口コミに見られます。具体的な離職率は公表されていませんが、人材の流動性が高いことは事実です。これが「freeeはやばい」という印象につながっているケースがあります。
ただし、退職の多くはネガティブなものではなく、freeeでのスキルを活かしてスタートアップの経営幹部へ転身・起業するポジティブな卒業が多いのが特徴です。「freeeマフィア」とも呼ばれるこの現象は、むしろfreeeが優秀な人材を育てる環境である証拠とも言えます。また、退職者が「居心地は良かった」と感じているケースも多く、職場環境そのものへの不満が主な退職理由ではないケースも多いようです。
freee株式会社で働くメリット・良い評判口コミ
「やばい」という評判がある一方で、freee株式会社には確かな魅力も多数あります。特に「SaaS業界トップクラスの高年収」「フラットで風通しの良い社風」「充実した成長環境」「ワークライフバランス」は転職先として非常に魅力的なポイントです。
SaaS業界トップクラスの高年収と充実した福利厚生
freee株式会社の最大の魅力の一つが、有価証券報告書ベースで平均年収688万円(平均年齢33.1歳)という、SaaS業界でもトップクラスの高い年収水準です。全国平均(約460万円)を大きく上回っており、30代前半でこの水準を実現できるのは非常に魅力的です。
福利厚生も充実しており、書籍購入費を会社が負担する「書籍費freee」、社内飲食サービス「燕(つばめ)」、ドリンク無料、部活動支援など、ユニークで社員の成長とコミュニケーションを支援する制度が多数用意されています。
フラットで風通しが良く大きく成長できる環境がある
freeeは、社長が固定席を持たず社内を自由に移動し、毎週の全社イベントで重要事項を直接社員に説明するなど、経営陣との距離が非常に近いフラットな組織です。社員が経営陣に直接意見を言いやすい環境が整っています。
また、成果を出せばやり方を任せてもらえるマネジメント文化があり、マッキンゼーやBCGといったコンサルティングファーム出身者や大手IT企業からの転職者など、優秀な人材が集まっています。「大手企業とベンチャーのいいとこ取り」ができるメガベンチャーフェーズの魅力があります。
フレックス制で有給も取りやすいワークライフバランス
freeeはフレックスタイム制度が導入されており、有給休暇を理由なく気軽に取得でき、上司に止められるケースもないという口コミが複数見られます。コアタイムはありますが、開始・終業時間を柔軟に調整することが可能です。
育児中の社員が子どもの送迎や病院への同行で抜けることが当たり前に受け入れられており、男性の育休取得も積極的に推進されています。個人の事情を尊重する文化が根付いており、ライフステージに応じた柔軟な働き方が実現しやすい環境です。
女性も活躍しやすいダイバーシティへの先進的な取り組み
freeeはジェンダーレスやダイバーシティへの取り組みが研修・制度面でも先進的です。Chief Culture Officerを中心に、性別に関係なく活躍できる機会の担保に向けた積極的な取り組みが行われています。
男性でも家事育児を担うことが当たり前の文化が根付いており、子どもの送迎や病院への同行も周囲に受け入れられています。フレックス制度を活用した柔軟な働き方が可能で、女性が長期的にキャリアを継続しやすい環境が整っています。アンコンシャスバイアスへの認知促進など、制度面でも継続的な改善が進んでいます。
freee株式会社の将来性と赤字経営の真相
「freeeはやばい」と検索するユーザーの多くが気にしているのが、赤字経営の実態・株価低迷・将来性の見通しです。ここでは、最新の公開情報をもとに、freeeの将来性を冷静に分析します。
freeeはなぜ赤字が続いてきたのか?2025年の黒字化見通しは?
freeeが長年赤字を続けてきた最大の理由は、SaaSビジネス特有の「先行投資型の成長戦略」です。SaaS企業では初期の顧客獲得にかかるコストが売上に対して高くなるため、成長期に意図的に赤字を許容するのが業界の一般的な戦略です。マネーフォワードなど同業他社も同様の成長フェーズを経験しています。
| 決算期 | 売上高 | 調整後営業利益 |
|---|---|---|
| FY2024(2024年6月期) | 254億3,000万円 | -75億6,200万円(赤字) |
| FY2025(2025年6月期)見込み | 330億6,000万円 | 18〜25億円(黒字化見込み) |
freee株式会社の業績推移(出所:freee IR情報・ログミーファイナンス)
注目すべきは、2025年6月期で調整後営業利益18〜25億円の黒字化達成が見込まれている点です。ARR(年間経常収益)は332億円を突破し、有料課金ユーザー企業数も624,538件に到達。成長投資フェーズから収益化フェーズへの転換が実現しつつあります。
SaaS市場でのfreeeの競争優位性と成長余地
クラウド会計ソフト市場では、freeeとマネーフォワードが2強として君臨しています。中小企業・個人事業主のデジタル化はまだ途上であり、今後も市場拡大が見込まれます。freeeの将来性を後押しする主な要因は以下のとおりです。
- インボイス制度(2023年10月〜):消費税インボイスへの対応需要でクラウド会計ソフトの需要が急増
- 電子帳簿保存法改正:電子取引データの保存義務化がDX推進を後押し
- 金融事業への多角化:融資・決済・資金調達など金融サービスへの事業拡張
- ARR成長率の維持:前年同期比+29%超の高成長を継続中
- 有料課金ユーザー拡大:62万件超と着実に基盤を拡大
freeeはホワイト企業か?口コミから実態を検証
口コミを総合すると、freeeは「比較的ホワイト寄りの企業」と評価できます。フレックス制・有給取得のしやすさ・育休促進・フラットな組織風土など、多くのポジティブな要素が揃っています。
| 評価項目 | 実態 |
|---|---|
| 残業時間 | 部署により差あり。平均的には月20〜30時間程度とされるが、リーダー職は多い場合もある |
| 有給取得 | 取りやすい。理由を聞かれることなく申請可能との口コミが多い |
| 育休取得 | 男女ともに取得しやすい。男性育休も積極的に推進 |
| ハラスメント | フラットな文化で、相談窓口も整備されている |
| フレックス | コアタイムあり。開始・終業時間は柔軟に調整可能 |
各種口コミサイトの情報をもとに編集部が独自に整理
ただし、部署によって働き方や残業時間に大きな差があることも事実です。入社前に希望部署の実態をOB/OG訪問やカジュアル面談等で確認することをおすすめします。
freee株式会社への転職が向いている人・向いていない人
freee株式会社への転職を検討している方に向けて、どのような人が向いているのか、向いていないのかを解説します。
freee株式会社への転職が向いている人
- 自ら考えて主体的に行動できる人:マニュアルや指示待ちではなく、自分で課題を見つけ解決に向けて動ける人
- 「マジ価値」の追求に共感できる人:社内政治より本質的な顧客価値を優先するカルチャーに心から共感できる人
- SaaS・IT業界でキャリアを築きたい人:急成長するクラウド会計・HR市場でスキルと市場価値を磨きたい人
- 高年収と成長環境を同時に手に入れたい若手:平均年収688万円(平均年齢33.1歳)という水準で、年収と成長を両立したい人
- チームで一丸となって社会課題に向き合いたい人:スモールビジネスの支援という社会的使命感を持ち、仲間と共に成し遂げたい人
freee株式会社への転職が向いていない人
- 指示を待って動くタイプの人:自主的な課題発見・解決が求められるため、マニュアル通りに動きたい人は力を発揮しにくい
- 完全フルリモートを希望する人:原則オフィス出社が基本のため、リモート中心の働き方を求める人には合わない可能性がある
- ドライな人間関係を好む人:仲間意識が強くウェットな関係を求める文化のため、個人主義的なスタイルの人は浮いてしまうことも
- 短期的な安定や確実な成果を求める人:変化の激しい成長環境であり、曖昧な状況でも目標達成を諦めない「グリット力」が必要
freee株式会社への転職におすすめの転職エージェント
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まとめ
freee株式会社が「やばい」と言われる理由は、赤字経営・株価低迷・激務・独自カルチャー・離職率の高さなどのキーワードがネット上に広がっているためです。しかし、ここまで詳しく検証してきたように、その多くは誤解や一面的な情報によるものです。
- 赤字経営:SaaS特有の先行投資型戦略によるもの。2025年6月期での黒字化達成が見込まれており経営は健全化へ
- 株価低迷:グロース株全体の調整の影響。ARR成長・黒字化転換による中長期の回復が期待される
- 激務:部署によって差が大きい。フレックス制・有給取得しやすい環境と高い成果責任がセット
- 独自カルチャー:「マジ価値」を中心とした強い文化。合う人には最高の環境、合わない人にはミスマッチになりやすい
- 離職率:人の出入りは多いが、起業・経営幹部転身などポジティブな卒業が多い
- 年収:平均688万円(平均年齢33.1歳)とSaaS業界でもトップクラスの水準
freee株式会社は高年収・成長環境・社会貢献の3つを同時に実現したい人にとっては非常に魅力的な転職先です。一方、完全リモートや安定志向の方、ドライな人間関係を好む方にはミスマッチになりやすいため、自分の価値観と照らし合わせて判断することが重要です。
転職を検討する際は、転職エージェントを活用してfreeeの内情や選考傾向を事前に把握した上で、カルチャーフィットの準備を万全にして選考に臨みましょう。
freee株式会社に関するよくある質問(FAQ)
- freee株式会社はやばいの?結局どうなの?
-
「やばい」とされる理由の多くは赤字経営・株価低迷・独自カルチャーの強さに起因しますが、いずれも一面的な見方です。2025年6月期に初の黒字化が見込まれ、ARRは332億円突破と高成長を維持しています。フラットな社風と高い成長環境を持つ優良企業であり、自分のスタイルに合うかどうかを見極めることが重要です。
- freeeの将来性はある?赤字はいつ解消される?
-
将来性は高いと言えます。インボイス制度・電子帳簿保存法などの法改正が追い風となり、クラウド会計市場は拡大が続いています。2025年6月期での調整後営業利益18〜25億円の黒字化達成が見込まれており、赤字体質からの脱却はすでに現実のものとなっています。金融事業への多角化も進んでおり、中長期での成長が期待されます。
- freeeの離職率はどのくらい?
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具体的な数値は公開されていませんが、「人の出入りが多い会社」として知られています。ただし退職の多くは、freeeでのスキルを活かして起業・経営幹部へのステップアップというポジティブな卒業が多いのが特徴です。退職者が「居心地は良かった」と感じているケースも多く、職場環境そのものへの不満が主因ではないケースがほとんどです。
- freeeへの転職難易度は高い?採用大学に制限はある?
-
転職難易度は「高い」と言えます。カルチャーフィットを最重視した選考が特徴で、個人のエピソードを深く掘り下げる面接が行われます。一方、中途採用に積極的で年間400〜500名規模の採用実績があります。採用大学フィルターはなく、専門性・実務経験・カルチャーフィットによって評価されます。
参照・参考元
freee株式会社 会社概要(公式HP)
freee株式会社 IR情報(公式HP)
freee、全社ARRは前年比+29.1%で300億円を突破(ログミーファイナンス)
freeeに「マジ価値」を求めて転職すると後悔するのはなぜ?(すべらない転職)
freeeの評判・口コミを徹底解説(シンシアード)

