サイボウズとはどんな会社?
サイボウズ株式会社は1997年8月の設立以来、「チームワークあふれる社会を創る」を企業理念に掲げ、グループウェアの開発・提供を中心に事業を展開してきました。主力製品の「kintone」「Garoon」「サイボウズOffice」は、国内のあらゆる規模の企業に広く導入されており、クラウド型グループウェア市場でトップクラスのシェアを誇ります。東証プライム市場に上場しており、経営の透明性と安定性を両立した企業です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | サイボウズ株式会社 |
| 設立 | 1997年8月8日 |
| 資本金 | 613百万円(2024年12月末時点) |
| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー27階 |
| 従業員数 | 1,356名(2025年12月末・連結・役員除く) |
| 事業内容 | グループウェアの開発・販売・運用 |
| 上場市場 | 東証プライム市場(証券コード:4776) |
| 代表者 | 青野慶久 |
| 平均年収 | 688万円(2024年12月期・有価証券報告書) |
サイボウズ株式会社 基本情報(出所:サイボウズ公式サイト・有価証券報告書)
サイボウズが展開する主な製品・サービスは以下のとおりです。
- kintone:ノーコードで業務アプリが作れるクラウドプラットフォーム。国内シェアNo.1(2022年実績)で、中小企業から大手企業まで幅広く導入
- Garoon:大規模組織向けグループウェア。官公庁・大企業・医療機関など、複雑な組織構造に対応した高度なスケジュール管理・ワークフロー機能を提供
- サイボウズOffice:中小企業向けのオールインワングループウェア。カレンダー・掲示板・ファイル共有など日常業務に必要な機能を網羅
- メールワイズ:顧客対応・問い合わせ管理のためのメール共有システム。チームで一つのメールアドレスを管理し、対応漏れを防止
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サイボウズが「やばい」と言われる5つの理由
サイボウズに対する「やばい」という評判は、過去のブラック企業時代の残像・社長のSNS発言・高い採用難易度・自由度の高さへの戸惑い・年収への期待値ギャップという複数の要因が絡み合っています。しかし、それぞれの実態を丁寧に検証すると、現在の姿とは大きく異なる側面が多く見えてきます。
過去に離職率28%のブラック企業だったという歴史があるため
サイボウズが「やばい」と検索される最大の理由のひとつが、2005年頃に離職率が28%にまで達した「ブラック企業時代」の存在です。当時は「4人に1人が辞める」という厳しい状況で、長時間労働・評価制度の不透明さ・コミュニケーション不全が重なり、優秀な社員が次々と離れていきました。
この反省から、青野社長が主導で大規模な組織改革を断行。「社員のわがままをとことん聞く」という方針のもと、多様な働き方の導入・透明性の高い人事制度の整備・心理的安全性の醸成を推進しました。その結果、離職率は現在3〜5%台まで激減。過去の歴史が検索ワードに残り続けている状況ですが、現在のサイボウズは当時と全く異なる組織に生まれ変わっています。
青野社長のSNS発言が物議を醸すことがあるため
サイボウズの青野慶久社長は、選択的夫婦別姓制度への取り組みや独自の経営哲学をX(旧Twitter)で積極的に発信することで知られる経営者です。その発言姿勢が政治的・社会的な議題に踏み込むことがあり、時に物議を醸すケースも見受けられます。
X上では、社長の発言を受けて「パワハラ的」「ブラック企業」と批判したり、株価への悪影響を懸念する声が散見されます。ただし、これらの声の多くは特定の発言を文脈から切り取ったものです。青野社長の積極的な情報発信の背景には、「透明性の高い経営と社会課題への関与」というサイボウズの企業文化があります。社内でも社長がオープンに議論に参加する姿勢は根付いており、「外に向けて発信する経営者がいる会社」として捉えることが重要です。
採用難易度が非常に高く「入れない」という声があるため
「サイボウズ やばい」という検索の背景には、「入りたいのに入れない」という意味での「やばさ」も含まれています。スキル・経験・価値観の3つが問われる選考プロセスは一筋縄ではいかず、IT業界の中でも入社難易度が高い企業として知られています。
中途採用比率は約75%(2024年実績)と高く、キャリアチェンジのチャンスは通年に渡って存在します。しかし選考では技術力だけでなく、「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念への共感が強く問われます。スキルが十分でも文化的な共感が伝わらないと不採用になるケースも少なくないのが現実です。
自由度・自律性が高すぎて、自分で仕事を作れない人には合わないため
「100人100通りの働き方」というフレーズが示すように、サイボウズは非常に高い自由度を社員に与えています。副業・フルリモート・コアタイムなしのフレックスタイム・最大6年の育休取得が可能な環境は理想的に見えます。しかしこの自由の裏には、「何をするか・どう動くか」を自分で決め続けなければならない責任が伴います。
指示を受けて動くスタイルの方や、明確な業務フローの中で成果を出すことが得意な方は「やりにくい」と感じるかもしれません。一方、自律的に課題を発見し、チームと協働しながら解決策を作れる人にとっては理想的な環境です。入社前にこの点を正直に自己分析しておくことが、入社後のミスマッチを防ぐ最大の対策になります。
IT大手・メガベンチャーと比べると年収が突出して高いわけではないという声があるため
サイボウズの平均年収は688万円(2024年12月期・平均年齢35.8歳)と、国内IT企業の中では高水準です。しかしGAFAの日本法人やLINEヤフー・サイバーエージェントなどの国内メガベンチャーと比較すると、「突出して高いわけではない」と感じる方がいるのも事実です。
| 年代・経験 | 年収目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 新卒(大卒) | 想定年収約602万円〜 | 初任給43万円〜(固定残業代40時間分含む) |
| 20代後半〜30代前半 | 約550〜750万円 | 職種・スキルレベルにより差あり |
| 30代後半〜管理職 | 約800〜1,000万円超 | マネジメント職・高スキル職で高水準 |
年収目安(出所:各種口コミサイト・公開情報をもとに編集部作成)
一方で重要なのが「時間あたりの報酬」という視点です。基本給には固定残業代(月40時間分)が含まれているにもかかわらず、実際の月平均残業は11.24時間(2024年実績)と大幅に下回ります。つまり、残業時間の少なさを考慮した実質的な時給換算では、見かけの年収以上に高い水準と言えます。年収の数字だけで判断するのではなく、働き方の質とトータルで評価することが重要です。
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サイボウズで働くメリット・良い評判口コミ
「やばい」という評判がある一方で、サイボウズには数字で証明できる確かな魅力があります。特に「月残業11時間以下」「離職率3〜5%」「副業・フルリモート・最大6年育休」の3点は、ホワイト企業として他社と明確に差別化できる強みです。
残業月11時間以下・離職率3〜5%の業界トップクラスのホワイト環境
サイボウズ最大の魅力のひとつが、月間平均残業時間11.24時間(2024年)・離職率3〜5%台という数字が証明するホワイトな労働環境です。国内IT企業の平均残業時間が21〜25時間程度であることを踏まえると、サイボウズは業界内でも際立って残業が少ない企業です。
離職率3〜5%台も、大企業平均の9〜10%を大幅に下回ります。「入社した人の大半が長く働き続けている」という事実を意味します。かつて28%だった離職率を20年かけて大幅に改善した軌跡は、サイボウズが「働きやすい会社」を本気で作り続けてきた証明でもあります。有給取得率77.86%(2025年実績)も、制度が実際に使われている裏付けです。
「100人100通りの働き方」副業・フルリモート・最大6年育休が実現可能
サイボウズの「100人100通りの働き方」は単なるスローガンではなく、副業・フルリモート(場所不問)・コアタイムなしのフレックスタイム・最大6年の育自分休暇(育休)という具体的な制度として実現されています。2024年実績では男性育休取得率87%と、制度が実際に活用されていることが数字で示されています。
特に注目すべきは最大6年間の「育自分休暇」制度です。法定の育児休業期間を大幅に超えた期間の休業を認め、復職後のポジションも保証されます。副業は申請不要(届出のみ)で認められており、「会社員としての安定を持ちながら自分の可能性を広げたい」という方に非常に向いた環境です。
平均年収688万円と手厚い福利厚生・学習支援制度
サイボウズの平均年収は688万円(2024年12月期・平均年齢35.8歳・有価証券報告書)と、国内IT企業の平均と比較して高い水準です。加えて、金銭面以外の福利厚生・支援制度も充実しています。
- 学習費用補助:年間10万円の学習費用支援制度あり(書籍・セミナー・資格取得等)
- 住宅手当:最大月5万円の住宅手当(条件あり)
- 賞与:年2回(実績4.5ヶ月分)
- 子連れ出勤:オフィスへの子連れ出勤OK(キッズスペース完備)
- 離婚休暇:離婚や人生の大きな転機に取得できるユニークな特別休暇制度
- 社内研修:受け放題の研修制度・メンター制度で継続的なスキルアップを支援
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サイボウズの採用・転職難易度【中途採用比率75%の実態】
サイボウズへの転職を検討している方が最も気になるのが、採用難易度と選考の実態です。「倍率が高くて受からない」「どんな人が採用されるのか」という疑問に、具体的なデータと対策を交えてお答えします。
中途採用比率75%の実態と選考プロセス
サイボウズは中途採用に積極的な企業です。2024年実績での中途採用比率は約75%であり、新卒より中途採用者の方が多い組織構成になっています。通年採用を実施しているため、タイミングを問わずチャレンジできます。
選考プロセスは一般的に「書類選考→1次面接(人事)→2次面接(現場)→最終面接(役員)」の4〜5ステップ。全体で3〜4ヶ月かかることもあり、じっくり時間をかけて候補者を見極める姿勢が感じられます。合否を左右する重要なポイントは以下の2点です。
- 企業理念・文化への共感:「チームワークあふれる社会を創る」「100人100通りの働き方」という価値観への共感を、自分の言葉で語れるかが問われます。面接官が最も重視する点のひとつです
- 職種に応じた専門スキルと実績:エンジニア・営業・マーケターなど各職種での実績と課題解決能力が評価されます。エンジニア職はコーディングテストが課されるケースがあります
転職でサイボウズに受かるために準備すべきこと
サイボウズの選考を突破するための最大のポイントは、「なぜサイボウズでなければならないのか」を自分の経験と言葉で語れることです。「ホワイトだから」「年収が良さそうだから」という動機では文化への共感が伝わらず、早期に選考から脱落するケースが多いです。
具体的な準備として有効なのは3つ。第一に、サイボウズの製品(kintone・Garoon等)を実際に触って理解すること。第二に、「チームワークとは何か」「自分にとっての理想の働き方」を自分の言葉で言語化しておくこと。第三に、転職エージェントを活用して選考の傾向や非公開求人情報を事前に把握することです。サイボウズへの採用支援実績が豊富なエージェントは、選考フローや評価ポイントについての実践的な情報を持っています。
サイボウズへの転職が向いている人・向いていない人
サイボウズへの転職・就職を検討している方に向けて、どのような人が向いているのか・向いていないのかを整理します。自分の価値観や状況と照らし合わせて、判断の材料にしてください。
サイボウズへの転職が向いている人
- チームワークと個人の自律を両立したい人:「自分らしく働きながら、チームとして成果を出したい」という価値観がサイボウズの文化と合致します
- 残業を減らしてプライベートを大切にしたい人:月平均11時間以下の残業・有給取得率77.86%で、仕事とプライベートのバランスを保てます
- 副業・リモートワーク・地方移住を考えている人:申請不要の副業・場所不問のフルリモートで、多様なライフスタイルに対応できます
- IT・SaaS・グループウェア領域でキャリアを積みたい人:国内シェアNo.1のkintoneをはじめ、成長市場でのキャリアを深められます
- 子育て・育休と仕事を両立したい人:最大6年の育自分休暇・男性育休取得率87%と、子育て世代への配慮が厚い環境です
サイボウズへの転職が向いていない人
- 明確な指示のもとで動くスタイルが得意な人:自由度と自律性が高い環境のため、指示を受けて動くスタイルの方は戸惑うことがあります
- GAFAや国内メガベンチャー並みの高年収を最優先する人:年収水準は高いですが、GAFAや一部メガベンチャーと比べると突出しているわけではありません
- 企業理念・文化への共感がない人:「チームワークあふれる社会を創る」という理念に共感できないと、採用も通りにくく入社後のミスマッチが起きやすいです
サイボウズへの転職におすすめの転職エージェント
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まとめ
サイボウズが「やばい」と言われる理由は、過去のブラック企業時代の残像・社長のSNS発言・採用難易度の高さ・自由度への戸惑い・年収への期待値ギャップという要因が複合しています。しかし、本記事で検証したように、その多くは古い情報や一面的な評価に基づいています。
- ブラック歴:2005年頃の離職率28%は事実だが、大規模な改革を経て現在は3〜5%台に激減。現在の組織とは別物
- 社長のSNS:積極的な発信が物議を醸すこともあるが、透明性の高い経営姿勢の表れ。発言は文脈を踏まえて判断することが重要
- 採用難易度:高いが中途採用比率75%・通年採用。スキルと企業理念への共感を準備すれば道は開ける
- 自由度:高すぎると感じる人もいるが、自律的に働けるスタイルの人には理想的な環境
- 年収:平均688万円(35.8歳平均)。月残業11時間以下という時間あたりの報酬効率を含めると非常に高水準
- 働き方:副業・フルリモート・最大6年育休・コアタイムなしと、国内トップクラスの柔軟さ
サイボウズは「チームで働くことに価値を見出し、自律的に仕事を創れる人」にとって、残業・離職率・働き方の柔軟性を高いレベルで兼ね備えた職場です。転職を検討しているなら、まず転職エージェントに相談して自分のスキルと価値観がサイボウズと合うかを確認してみましょう。
サイボウズに関するよくある質問(FAQ)
- サイボウズはブラック企業ですか?
-
現在のサイボウズはブラック企業とは言えません。月間平均残業時間11.24時間・離職率3〜5%・有給取得率77.86%(いずれも2024年実績)というデータは、国内IT企業の中でもホワイトな水準です。過去(2005年頃)に離職率28%のブラック企業時代があったことは事実ですが、大規模な組織改革を経て現在は全く異なる会社になっています。
- サイボウズの残業時間はどのくらいですか?
-
月間平均残業時間は11.24時間(2024年実績)です。基本給には固定残業代(月40時間分)が含まれていますが、実際の残業はそれを大幅に下回り、差分は実質的な給与の上乗せと捉えることができます。部署によって差はありますが、全社平均として業界内でもトップクラスに少ない水準です。
- サイボウズへの転職は難しいですか?
-
採用難易度は高いですが、中途採用比率が約75%(2024年実績)で通年採用を実施しているためチャンスは十分あります。スキルだけでなく、企業理念「チームワークあふれる社会を創る」への共感を自分の言葉で伝えることが合否を左右します。転職エージェントを活用して選考傾向を把握した上で臨むことをおすすめします。
- サイボウズの平均年収はどのくらいですか?
-
有価証券報告書によると平均年収688万円(2024年12月期・平均年齢35.8歳)です。初任給は月43万円〜(固定残業代40時間分含む)で想定年収602万円〜。月の平均残業が11時間程度と少ないため、時間あたりの収入効率は見かけの年収以上に高い水準です。
参照・参考元
サイボウズ株式会社 企業概要(公式)
サイボウズ株式会社 経営ハイライト(公式IR)
日本経済新聞|サイボウズの平均年収・給与情報




