この記事では、村田製作所の平均年収や年代別・役職別・職種別の給与、同業他社との比較、手取り額の目安、転職の実態までを、有価証券報告書と社員口コミデータをもとに解説します。
Murata Manufacturing Co., Ltd.
村田製作所の平均年収は838万円
村田製作所の2026年3月期有価証券報告書によると、提出会社(単体)の平均年間給与は838万円、平均年齢40.5歳、平均勤続年数14.4年です。前期から35万円増加しており、2期連続の増加で過去5期の最高を更新しました。【出典:株式会社村田製作所 有価証券報告書(2026年3月期)】
厚生労働省の調査による日本の給与所得者の平均年収は約478万円のため、村田製作所の平均年収はその1.75倍にあたります。電子部品業界の中でも上位クラスの水準ですが、「平均838万円」はあくまで全社員を均した数字であり、年齢・等級・配属によって実際の年収には幅がある点は押さえておく必要があります。
平均年収838万円の手取り額は?
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、40歳前後で年収838万円の場合、年間の手取り額は約627万円、ひと月あたりの手取り額は約52万円が目安です。実際の手取りは扶養家族の有無・各種控除・居住地域によって異なります。
| 年収 | 想定年代 | 年間手取り目安 | 月手取り目安 |
|---|---|---|---|
| 600万円 | 20代後半 | 約462万円 | 約38万円 |
| 800万円 | 30代後半 | 約601万円 | 約50万円 |
| 838万円 | 40歳前後(平均) | 約627万円 | 約52万円 |
| 900万円 | 40代前半 | 約670万円 | 約56万円 |
| 1,000万円 | 40代後半 | 約735万円 | 約61万円 |
| 1,200万円 | 50代 | 約855万円 | 約71万円 |
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算(目安)
村田製作所の年収ランキング|同業他社との比較
センサ・FA・精密機器を手がける主要7社と比較すると、村田製作所の平均年収は4位です。トップのキーエンスとは1,300万円以上の差がありますが、5位以下との差は僅差にとどまっています。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 1位 | キーエンス | 2,178万円 | 35.0歳 |
| 2位 | ファナック | 1,144万円 | 40歳 |
| 3位 | SMC | 853万円 | 41.2歳 |
| 4位 | 村田製作所 | 838万円 | 40.5歳 |
| 5位 | オムロン | 821万円 | 44.5歳 |
| 6位 | ニデック(日本電産) | 760万円 | 42.2歳 |
| 7位 | THK | 608万円 | – |
電子部品・精密機器メーカー各社の平均年収比較(出典:各社有価証券報告書)
「4位」という順位だけを見ると中堅どころに見えるかもしれませんが、上位3社は事業モデルがまったく異なります。キーエンスはファブレス経営のセンサ専業、ファナックとSMCはFA(工場自動化)機器という高収益分野の企業であり、村田製作所のようにMLCC(積層セラミックコンデンサ)をはじめとする電子部品を大量生産・供給する事業とは収益構造が違います。電子部品の総合メーカーという土俵で見れば、村田製作所は実質的にトップクラスの年収水準にあると言えます。
業界トップのキーエンスがなぜここまで年収が高いのか気になる方は、キーエンスの年収は2178万円|20代で1000万稼げる仕組みで仕組みを解説しています。

村田製作所の年代別の年収|20代・30代・40代・50代
転職口コミサイト等の集計データを参考にすると、村田製作所は新卒入社から40代にかけて段階的に年収が上がっていく、日系大手らしい年功要素の強い給与カーブを描きます。20代のうちに大きく稼げるタイプの会社ではない点は、正直に理解しておいたほうがよいでしょう。
| 年代 | 平均年収目安 |
|---|---|
| 20代後半(25歳) | 500〜550万円 |
| 30代前半(30歳) | 600〜650万円 |
| 30代後半(35歳) | 750〜800万円 |
| 40代前半(40歳) | 900〜1,000万円 |
| 40代後半(45歳) | 1,000〜1,100万円超 |
| 50代 | 1,200万円前後 |
転職口コミサイト等の年収データをもとに作成(推計値)
20代:500〜550万円|昇給のペースはゆるやか
20代後半の平均年収は500〜550万円程度です。新卒一括採用・年功賃金を軸とした人事制度が根強く残っており、入社数年で大きく年収が跳ね上がることは多くありません。「同業他社より年収が低いのでは」と焦る必要はなく、むしろ長期的に安定して昇給していく設計だと捉えるほうが実態に近いでしょう。
30代:600〜800万円|専門性と評価で差がつき始める時期
30代前半は600〜650万円、30代後半になると750〜800万円まで伸びます。技術職としての専門性を積み上げるか、マネジメント候補として評価を得るかによって、この時期から40代以降の伸び方に差が出始めます。総合職であれば30代半ばで年収800万円に到達する社員が多いとの口コミも見られます。
40代:900万円〜1,100万円超|年収1,000万円の壁を超える層が増える
40代に入ると年収900万円台に乗り、45歳前後では1,000万円を超える社員が増えてきます。昇給は年功序列の色合いが強く横並びになりやすいという口コミもあり、突出した成果より着実な評価の積み重ねが年収アップにつながる文化だとうかがえます。
50代:1,200万円前後|管理職層が標準的な水準に
50代では1,200万円前後が標準的な水準となり、課長・部長クラスに昇進している社員が多くなります。20代・30代のうちは物足りなく感じても、長期的に勤め上げることで着実に高年収に到達できるのが村田製作所の給与体系の特徴です。
村田製作所の役職別の年収
転職エージェント・口コミ情報をもとにした役職別の年収イメージは以下の通りです。主任クラスに昇格する10年目前後から年収900万円台に乗り始め、そこから課長・部長へと昇進するごとに年収レンジが上がっていきます。
| 役職・年次 | 年収レンジ |
|---|---|
| 一般社員(1〜5年目) | 450〜650万円 |
| 中堅社員(5〜10年目) | 650〜900万円 |
| 主任・係長(10年目〜) | 900〜1,000万円 |
| マネージャー(15年目〜) | 1,000〜1,100万円 |
| 課長 | 1,100〜1,300万円 |
| 部長 | 1,300万円〜 |
転職エージェント・社員口コミ等をもとに作成した役職別年収イメージ
主任・係長クラスへの昇格は10年目前後が目安とされていますが、評価スピードには個人差があり、必ずしも年次通りに昇格するわけではありません。中途入社の場合は前職の経験年数がそのまま評価に反映されにくいという声もあるため、選考時に等級の目安を確認しておくと入社後のギャップを防げます。
村田製作所の職種別の年収
転職会議(OpenWork)の口コミデータによると、研究開発職が最も高く平均759万円で、続いてエンジニア・SE職、技術職の順に高い水準となっています。
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| 研究開発 | 759万円 |
| エンジニア・SE | 717万円 |
| 技術 | 705万円 |
| 企画 | 698万円 |
| 開発 | 693万円 |
| 営業 | 660万円 |
職種別平均年収(出典:OpenWork「転職会議」村田製作所クチコミデータ)
研究開発職の年収が高いのは、MLCC(積層セラミックコンデンサ)をはじめとする電子部品の技術力そのものが村田製作所の競争力の源泉であるためです。一方で営業職はやや低めの水準ですが、海外営業や大手顧客担当は成果次第で平均を上回るケースもあります。
ハイクラス向けおすすめ転職エージェント3選
村田製作所の年収が高い理由
村田製作所が日本の給与所得者平均を大きく上回る年収を維持できる背景には、他社が容易に追随できない技術的な優位性があります。
①MLCC(積層セラミックコンデンサ)で世界トップシェア
村田製作所はスマートフォンやEVに不可欠な電子部品「MLCC」で世界トップクラスのシェアを持っています。小型化・高性能化の技術力は他社が短期間で追いつける領域ではなく、価格競争に巻き込まれにくい高付加価値な取引が収益を支えています。
②EV・データセンター向け需要の拡大
電気自動車(EV)やデータセンター、AIサーバー向けの電子部品需要は年々拡大しています。1台あたりに搭載される部品点数が増えるほど村田製作所の売上に直結する構造であり、成長市場を着実に取り込んでいることが安定した収益、ひいては給与水準の高さにつながっています。
③業績連動賞与の比重が大きい給与体系
社員の口コミでは、年間ボーナスが100万〜250万円、業績が良い期には300万円を超えるケースも報告されています。基本給の昇給は年功序列で横並びになりやすい一方、賞与は業績に連動して大きく変動するため、会社全体の業績が社員の年収に反映されやすい仕組みになっています。
村田製作所は激務でやばい?残業・有給の実態
「年収が高い会社は激務なのでは」という不安を持つ人は少なくありません。実際のデータを見ると、平均残業時間は月15.6時間、有給休暇取得率は75.9%で、決して過酷な水準とは言えません。
| 比較対象 | 平均残業時間 |
|---|---|
| 村田製作所 | 15.6時間 |
| 電子部品業界5社平均 | 14.35時間 |
| ニデック(日本電産) | 20.1時間 |
出典:村田製作所2024年度実績・電子部品業界の人的資本調査
離職率1.8%は業界平均を大きく下回る水準で、長期的に働き続ける社員が多い実態がうかがえます。「新卒一括採用・年功賃金・長期雇用」という古き良き日系メーカーの文化が色濃く残っている一方、中途入社者からは「実力主義への移行が進んでいる」との声も出てきています。
転勤の多さや配属によって働き方が大きく変わる点など、年収以外の面で「やばい」と言われる理由が気になる方は、村田製作所はやばい?転勤・年収・評判の実態を正直に解説で詳しく検証しています。

村田製作所への転職難易度と選考対策
村田製作所は年収水準の高さと知名度から、転職市場で人気の高い企業です。中途採用比率は32.4%と決して低くなく、経験者採用の間口は広く開かれています。
求められる人物像
- 専門性の高い技術力:材料工学・電子回路設計・生産技術など、電子部品メーカーならではの専門知識
- 地道な改善を継続できる姿勢:MLCCのような精密部品の品質・歩留まりを高め続ける粘り強さ
- グローバルな環境への適応力:海外拠点・海外顧客とのやり取りが発生するポジションが多い
選考では技術的な専門性に加えて、年功序列の文化に馴染みながらも自ら成果を可視化していく姿勢が評価される傾向にあります。ネット上の情報だけでは配属先の雰囲気や評価制度の実態まで把握しにくいため、転職エージェントを通じてリアルな情報を集めておくと選考対策の精度が高まります。
外部サイトの調査記事でも、村田製作所はやばい?6つの理由と年収・転職難易度の実態として選考難易度や社風の実態が取り上げられています。
村田製作所への転職におすすめの転職エージェント
MyVision|ハイクラス特化の転職エージェント
| サービス名 | MyVision(マイビジョン) |
| 対象 | 高年収・ハイクラス求人 |
| 特徴 | 独占・非公開求人を多数保有 年収100万円UP実績多数 |
| 公式ページ | https://my-vision.co.jp/ |
\ 無料登録! /
『MyVision(マイビジョン)』は、ハイクラス層に特化した精鋭の転職エージェントです。大手企業の役職ポストや、一般には公開されない「非公開求人」を豊富に取り揃えています。
- 圧倒的な高年収求人率: 年収800万円超が60%以上、1,000万円超が20%以上。
- 非公開の優良案件: 市場に出回らない限定の高待遇・高給与求人にアクセス可能。
- プロによる伴走: 専任のキャリアアドバイザーが、選考対策から年収交渉まで全面的にサポート。
・年収アップに強い! 転職を通じて年収が100万円以上アップした事例が続出。
・ハイクラス特化の提案力! 経験豊富なアドバイザーがあなたの市場価値を最大化。
・効率的な転職活動! 厳選された求人紹介により、忙しい方でもスムーズに選考が進みます。
\ 無料登録! /
JACリクルートメント

| サービス名 | JACリクルートメント |
| 対象 | ミドル・ハイクラス転職(管理職・専門職・外資系) |
| 特徴 | 外資系・グローバル企業に強み。 年収600万〜1,500万円の求人を多数保有 |
| 公式ページ | https://www.jac-recruitment.jp/ |
\ 無料登録! /
『JACリクルートメント』は、ミドル・ハイクラス転職に特化した人材紹介サービスです。アジア最大級のネットワークを持つJAC Recruitment Groupの一員として、外資系企業やグローバル企業への転職支援に豊富な実績があります。
業界・職種ごとに専門チームを編成しており、各分野に精通したコンサルタントが求職者と企業の双方を一人で担当する「リクルートメント・コンサルタント制」を採用。求職者の経験やキャリアの希望を企業へ直接伝えられるため、マッチングの精度が高く、スピーディな選考が可能です。
英文レジュメの添削や英語面接対策など、グローバル転職ならではのサポートも充実しています。
・外資系、グローバル企業への転職支援に強み!年収600万〜1,500万円の求人を多数保有
・業界や職種別の専門コンサルタントが転職をサポート
・英文レジュメ添削や英語面接対策など、グローバル転職向けサービスが充実
\ 無料登録! /
村田製作所の年収に関するよくある質問
村田製作所の平均年収838万円は本当?
本当です。2026年3月期の有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の平均年間給与が838万円であり、公開情報として誰でも確認できる数値です。ただし全社員がこの金額をもらっているわけではなく、年齢・等級・配属によって実際の年収には幅があります。
村田製作所は年収が低いって本当?
キーエンスなど一部の超高年収企業と比較すると見劣りしますが、日本の給与所得者平均478万円と比べると1.75倍の水準であり、電子部品業界の中でも上位クラスです。「低い」というより、20代のうちは年功序列の影響で伸びが緩やかという特徴が正確な実態に近いでしょう。
村田製作所のボーナス(賞与)はどのくらい?
社員の口コミによると、年間ボーナスは100万〜250万円程度で、業績が良い期には300万円を超える実績も報告されています。基本給の昇給は年功序列で横並びになりやすい一方、賞与は会社の業績に連動して変動する傾向があります。
村田製作所で年収1,000万円を達成できる年齢は?
転職口コミサイト等の集計では、45歳前後で年収1,000万円を超える社員が増えてくる傾向にあります。20代・30代のうちに1,000万円に到達するのは一般的ではなく、主任・課長といった役職への昇進を積み重ねることで到達する年功要素の強い給与カーブです。
村田製作所への転職は未経験でも可能?
職種によります。研究開発・技術系は専門知識が重視される一方、中途採用比率は32.4%と間口は広く開かれています。技術的な専門性に加えて、地道な改善を継続できる姿勢が評価される傾向があるため、転職エージェントを活用して自身の経験との接点を整理しておくとよいでしょう。
※ 免責事項
本記事の情報は、株式会社村田製作所の有価証券報告書・公式ウェブサイトで公開されている情報(2026年9月時点)、および転職口コミサイト等の公開情報をもとに執筆しています。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報の正確性・最新性を保証するものではありません。年収や待遇は個人の評価・部署・時期によって大きく異なる場合があります。本記事における推測や考察は公開情報に基づく見解であり、株式会社村田製作所の公式見解ではありません。最終的な条件等は必ず公式採用ページや会社説明資料等をご確認ください。
参照・参考元




