SCSK Corporation
SCSKの平均年収は797万円
この記事では、SCSKの年収実態を年代別・役職別・職種別に解説します。同業SIer各社との比較や手取り額の目安、ボーナスが少ないと言われる理由まで紹介します。
SCSK株式会社が提出した第58期有価証券報告書(2026年3月期)によると、提出会社の平均年間給与は797万円(7,969千円)です。前期(787.7万円)から1.2%増加しており、平均年齢は42歳8か月、平均勤続年数は16年8か月となっています。IT・通信業界の平均年収がおよそ460万円とされることを踏まえると、業界平均を330万円以上上回る水準です。
ただし、この数値は賞与や基準外賃金を含む提出会社全体の平均であり、年代・等級・職種によって実際の年収には大きな幅があります。転職口コミサイトの集計では回答者の年齢層によって600万円台という結果も見られ、797万円という数値はあくまで全社員の平均値である点には注意が必要です。
平均年収797万円の手取り額の目安
社会保険料・所得税・住民税を差し引いた場合、年収797万円の手取り額は年間およそ590〜600万円(月額換算で約49〜50万円)が目安です。扶養家族の有無や居住地域、各種控除の状況によって実際の手取りは変動します。
| 年収 | 想定年代 | 年間手取り目安 | 月手取り目安 |
|---|---|---|---|
| 500万円 | 20代後半 | 約390万円 | 約33万円 |
| 650万円 | 30代前半 | 約495万円 | 約41万円 |
| 797万円 | 全社平均(42歳前後) | 約595万円 | 約50万円 |
| 950万円 | 基幹職・課長クラス | 約690万円 | 約58万円 |
| 1,200万円 | 部長クラス | 約845万円 | 約70万円 |
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算(目安)
SCSKの年収ランキング|同業他社との比較
SCSKの平均年収が、SIer業界の中でどの位置にあるのか、各社が有価証券報告書等で公表しているデータをもとに比較しました。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 野村総合研究所 | 1,322万円 | 39.9歳 |
| 2位 | オービック | 1,103万円 | 35.9歳 |
| 3位 | 大塚商会 | 1,028万円 | 42.0歳 |
| 4位 | BIPROGY | 846万円 | 46.4歳 |
| 5位 | TIS | 807万円 | 40歳7か月 |
| 6位 | SCSK | 797万円 | 42歳8か月 |
| 7位 | キヤノンITソリューションズ | 782万円 | 約43歳 |

主要SIer企業の平均年収比較(出典:各社有価証券報告書・公式採用サイト 2025〜2026年時点)
SCSKの平均年収は、コンサルティング色の強い野村総合研究所や業務システム大手のオービック・大塚商会には及ばないものの、SIer業界の中では中位グループに位置しています。独立系SIerとして受託開発からクラウド・DX支援まで幅広い事業を手掛けており、特定業界に偏らない安定した収益基盤が年収水準を下支えしています。
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SCSKの年代別の年収|20代・30代・40代・50代
転職口コミサイトの集計データ(回答者272人、集計期間2015〜2026年)をもとに、年代別の年収傾向を紹介します。SCSKは入社4年目までほぼ横並びで昇給し、5年目以降に等級制度へ移行してから年収差が広がっていく給与体系が特徴です。
| 年代 | 平均年収 | 最高年収 |
|---|---|---|
| 25〜29歳 | 514万円 | 700万円 |
| 30〜34歳 | 581万円 | 770万円 |
| 35〜39歳 | 646万円 | 900万円 |
| 40〜44歳 | 673万円 | 1,100万円 |
| 45〜49歳 | 756万円 | 1,050万円 |
| 50〜54歳 | 746万円 | 1,300万円 |
| 60歳以上 | 743万円 | 1,600万円 |
SCSKの年代別平均年収(出典:転職口コミサイト集計データ)
20代:基幹職への移行前の伸び幅は限定的
25〜29歳の平均年収は514万円です。SCSKでは入社から4年間、ほぼ一律の昇給ペースが続くため、資格取得や成果を出しても20代のうちに年収が大きく跳ね上がることは少ない傾向にあります。5年目に控える再格付けのタイミングを見据え、応用情報技術者やTOEIC600点などの評価要件を早めに満たしておくことが、その後の年収差につながります。
30代:基幹職への昇格で伸び幅が広がる
30〜34歳の平均年収は581万円、35〜39歳では646万円まで上昇します。この時期に基幹職へ昇格できるかどうかで、同期入社でも年収差がはっきりと出始めます。最高年収900万円というデータは、早期に基幹職へ昇格した社員の存在を示しています。
40代:管理職と専門職でキャリアが分岐する
40〜44歳の平均年収は673万円、45〜49歳では756万円です。この年代では課長クラスへの昇進を果たした社員と、専門性を軸にプロジェクトを支える社員とでキャリアが分岐します。最高年収1,100万円というデータは、マネジメント職または高度専門職としての評価を受けた社員の水準です。
50代以上:役職の有無で差が固定化する
50〜54歳の平均年収は746万円で、40代後半と比べて横ばいに近い動きです。SCSKでは60歳以降の継続雇用時に一律で報酬水準を見直す旧制度を廃止し、年齢によらず役割に応じた報酬を決める方向へ移行しています。部長クラスや高度人材向けの「ADV職掌」に該当すれば、年収3,000万円超の処遇も制度上は可能です。
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SCSKの役職別の年収
SCSKは「GM職掌」「基幹職掌」などキャリアパスに応じた複線型の人事制度を採用しています。各種転職メディアの集計データをもとにした役職別の年収目安は以下の通りです。
| 役職 | 年収目安 |
|---|---|
| 一般社員(入社〜4年目) | 400万円〜550万円 |
| 係長クラス | 約932万円 |
| 課長クラス | 約1,219万円 |
| 部長クラス | 約1,470万円 |
役職別年収目安(出典:各種転職メディアの集計データ、公式開示数値ではない参考値)
SCSKでは同一等級内での昇給幅は小さく、年収を大きく伸ばすには昇格が必須という構造です。係長から課長への昇格で年収が一段跳ね上がる一方、上位ポストの数には限りがあるため、実力があっても空きポストが出るまで昇進を待つケースも報告されています。2026年7月には役割区分制度への移行が予定されており、能力・経験主義から役割主義への転換が進む見込みです。
SCSKの職種別の年収
SCSKでは職種によっても年収水準に差があります。営業系・企画系・エンジニア系の3つに分けると、以下のような傾向が見られます。
| 職種 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 企画・事務・管理系 | 643万円 | 42.1歳 |
| 営業系 | 616万円 | 37.8歳 |
| ITエンジニア系 | 599万円 | 35.6歳 |
職種別平均年収(出典:転職口コミサイト集計データ)
ITエンジニア職|資格と案件単価で伸びる
ITエンジニア系の平均年収は599万円と3職種の中では最も低い水準ですが、平均年齢も35.6歳と若く、単純な優劣では測れません。SCSKでは「SCSKキャリアフレームワーク」により職種別の専門スキルを7段階で評価・認定する制度があり、クラウドやAI分野の専門性認定を取得することで、育成計画や案件アサインに反映される仕組みが整っています。
企画・管理系|等級と年齢が反映されやすい
企画・事務・管理系の平均年収は643万円と3職種の中で最も高くなっています。平均年齢が42.1歳とほかの職種より高く、経営企画や人事・経理などコーポレート機能を担うベテラン層が多いことが要因です。管理部門でも課長級以上に昇格すれば、年収は1,000万円台に到達します。
SCSKはボーナスが少ないと言われる理由|「ホワイトだが稼げない」の真相
SCSKは「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定を7年連続で受けるなど、働きやすさの面で高い評価を得ています。一方で、社員の口コミには「基本給は高いが賞与が物足りない」という声が繰り返し登場します。この2つは矛盾しているようで、実は同じ仕組みから生まれています。
「ホワイトだが稼げない」と感じやすい3つの背景
- 残業規制が徹底されている:平均月間残業時間は22時間と業界平均より少なく、残業代による上乗せが小さい
- 賞与が基本給に対して年3〜4ヶ月分程度:基本給の水準は高めでも、賞与の比率は突出して高いわけではない
- 評価差がボーナスに反映されにくい:等級が同じであれば評価が高くても賞与額に大きな差が出にくいという口コミが複数ある
言い換えると、SCSKの給与体系は「成果を出した月にまとめて還元される」のではなく「無理な働き方をさせない代わりに、賞与の伸び幅も緩やかにする」設計だと捉えられます。残業や成果連動のインセンティブで年収を伸ばしたい人には物足りなく映る一方、生活の見通しを立てやすい給与体系を重視する人にとっては合理的な仕組みとも言えます。年収を積極的に伸ばしたい場合は、賞与ではなく等級そのものを上げる昇格に意識を向けることが近道です。
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SCSKの年収に関するよくある質問
SCSKの平均年収はいくらですか?
第58期有価証券報告書(2026年3月期)によると、SCSK株式会社の平均年間給与は797万円(7,969千円)です。前期比1.2%の増加となっており、平均年齢は42歳8か月、平均勤続年数は16年8か月です。年代・等級・職種によって実際の年収には幅があります。
SCSKのボーナス(賞与)は少ないのですか?
賞与が極端に少ないわけではありませんが、口コミでは「基本給は高いが賞与は年3〜4ヶ月分程度で物足りない」という声が見られます。残業規制が徹底されており、成果連動の手当で年収を大きく伸ばす仕組みが薄いことが背景にあります。年収を伸ばすには賞与よりも等級を上げる昇格が近道です。
SCSKで年収1,000万円は可能ですか?
可能です。各種転職メディアの集計では課長クラスで約1,219万円、部長クラスで約1,470万円が目安とされています。また、高度人材を対象とした「ADV職掌」では年収3,000万円超の処遇も制度上用意されています。ただし同一等級内での昇給幅は小さいため、年収1,000万円到達には昇格が前提になります。
SCSKへの転職難易度はどのくらいですか?
中途採用に積極的で、採用者に占める中途入社比率は2026年3月期時点で約43%まで高まっています。特定スキルや経験が問われるため誰でも入りやすいわけではありませんが、20代の若手からベテランまで幅広い層で採用実績があります。選考では即戦力性に加え、健康経営を重視する社風への適性も見られる傾向があります。
SCSKの離職率はどのくらいですか?
2026年3月期の離職率(自己都合退職率)は3.6%です。IT業界平均と比べても低い水準であり、平均勤続年数16年8か月という数値とあわせて、長期的に働きやすい環境が整っていることがうかがえます。
※ 免責事項
本記事の情報は、SCSK株式会社が提出した第58期有価証券報告書(2026年3月期)、および各種転職口コミサイト・Webメディアの公開データ(2025〜2026年時点)をもとに作成しています。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報の正確性・最新性を保証するものではありません。年収や待遇は個人の評価・部署・在籍時期によって大きく異なる場合があります。最終的な条件等は必ず公式採用ページや会社説明資料等をご確認ください。
参照・参考元




