Obayashi Corporation
大林組の平均年収は1,239万円
2026年3月期の有価証券報告書によると、大林組の平均年収は1,239万3,648円(平均年齢42.0歳)です。前期(2025年3月期)の1,140万円から約99万円増加しており、スーパーゼネコン5社の中でも堅調な伸びを見せています。厚生労働省の調査による給与所得者の平均年収(約478万円)と比較すると、大林組の年収水準は760万円以上も上回っています。
後述の通り、大林組はスーパーゼネコン5社の中で2位の年収水準です。1位の鹿島建設とは6万円程度しか差がなく、実質的にはほぼ並ぶ水準にあります。ただし、この数字はあくまで全社員の平均値です。職種によって年収は700万円台から1,200万円台まで大きく幅がある点は、入社前に押さえておく必要があります。
平均年収1,239万円の手取り額の目安
所得税・住民税・社会保険料などの控除を踏まえて試算すると、年収1,239万円の場合の手取り額は年間で約835万円(月額換算で約70万円)が目安です。実際の手取りは扶養家族の有無や各種控除、居住地域によって変動します。
| 年収 | 想定年代 | 年間手取り目安 | 月手取り目安 |
|---|---|---|---|
| 750万円 | 20代後半 | 約560万円 | 約47万円 |
| 960万円 | 30代後半 | 約690万円 | 約57万円 |
| 1,239万円 | 42.0歳(平均) | 約835万円 | 約70万円 |
| 1,500万円 | 部長クラス | 約985万円 | 約82万円 |
| 1,800万円 | 役員クラス | 約1,150万円 | 約96万円 |
給与・社会保険の公開情報をもとに試算(目安)
大林組の年収ランキング|同業他社との比較
大林組の年収が、スーパーゼネコンと呼ばれる同業他社と比べてどの水準にあるのか、各社の有価証券報告書をもとに比較しました。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 鹿島建設 | 約1,245万円 | 41.2歳 |
| 2位 | 大林組 | 約1,239万円 | 42.0歳 |
| 3位 | 大成建設 | 約1,191万円 | 42.3歳 |
| 4位 | 竹中工務店 | 約1,153万円 | 44.6歳 |
| 5位 | 清水建設 | 約1,043万円 | 42.8歳 |
スーパーゼネコン5社の平均年収比較(各社有価証券報告書 鹿島・大林・大成・清水は2026年3月期、竹中は2025年12月期)
大林組は5社中2位ですが、1位の鹿島建設との差はわずか6万円ほどにとどまります。世間的な知名度やブランドイメージだけで年収を判断すると、この僅差は見えてきません。一方で5位の清水建設とは200万円近い開きがあり、同じスーパーゼネコンという括りの中でも年収水準には明確な序列があります。
他4社それぞれの詳しい年収データは、以下の記事もあわせてご覧ください。
業界トップの年収水準にある鹿島建設の年収は1,245万円|業界トップの給料と激務の実態や、非上場でありながら年収の伸び率が最も高かった竹中工務店の年収は1,153万円|非上場でも他4社に迫る実態では、各社の給与制度の違いを詳しく解説しています。


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大林組の年代別の年収|20代・30代・40代・50代
大林組の給与体系は、勤続年数に応じた昇給と役職への昇進が組み合わさった年功序列型です。転職口コミサイト等の調査データをもとにした年代別の平均年収は以下の通りです。
| 年代 | 平均年収(目安) |
|---|---|
| 20代後半(25歳) | 約611万円 |
| 30代前半(30歳) | 約755万円 |
| 30代後半(35歳) | 約890万円 |
| 40代前半(40歳) | 約966万円 |
| 50代(50歳) | 約993万円 |
大林組の年代別平均年収(出典:各種転職口コミサイト調査データ)
20代:現場手当込みで600万円台からスタート
25歳時点の平均年収は約611万円です。同年代の全国平均を大きく上回っており、現場手当や残業代を含めると入社数年で600万円台に到達するケースが一般的です。20代のうちは基本給の差は小さいものの、担当する現場の規模や役職への昇進スピードによって、30代以降の年収差につながっていきます。
30代:主任への昇格で800万円台へ
30代前半の平均年収は755万円、30代後半では890万円まで上昇します。大林組では入社10年前後で主任へ昇格するのが一般的なキャリアパスで、現場をまとめる立場に近づくにつれて年収も伸びていきます。この時期に技術系か事務系かで担う役割の違いが明確になり、40代以降の昇進ルートにも影響します。
40代:課長への昇進で1,000万円台が視野に
40歳時点の平均年収は約966万円です。大林組はほぼ全員が課長まで昇進できる仕組みのため、40代のうちに年収1,000万円の大台に届く社員が多数を占めます。一方で、課長代理以降は残業代の支給対象から外れる場合が多く、役職手当と賞与の比重が年収に占める割合が大きくなっていきます。
50代:部長・所長クラスで1,500万円超えも
50歳時点のモデル年収は約993万円ですが、これは課長クラスまでを含めた平均値です。副部長・部長へと昇進した社員や、大規模現場を任される所長クラスになると、年収は1,300万円〜1,500万円以上まで伸びます。ただし後述の通り、部長に昇進できるのは同期の3割程度とされており、50代での年収の伸び幅には個人差が大きく出る点は押さえておきたいところです。
大林組の役職別の年収
大林組の昇進ルートは「一般社員→主任→課長代理→課長→副部長→部長」の順に進みます。ほぼ全員が課長までは昇進できる一方、部長に昇進できるのは同期の3割程度とされており、役職が上がるほど選抜の意味合いが強まります。
| 役職 | 年収目安 | 標準的な年次 |
|---|---|---|
| 一般社員 | 500〜700万円 | 入社1〜9年目 |
| 主任 | 700〜850万円 | 入社10年目前後〜 |
| 課長代理 | 850〜1,000万円 | 30代後半 |
| 課長 | 1,000〜1,200万円 | 40代 |
| 副部長 | 1,200〜1,400万円 | 40代後半〜50代 |
| 部長 | 1,500万円以上 | 50代(同期の3割程度) |
役職別の年収目安(出典:各種転職口コミサイト調査データ)
現場所長の年収は1,300万円以上
大規模現場の責任者である所長は、部長クラスと同等かそれ以上に位置づけられており、年収1,300万円以上、案件によっては1,500万円を超えるケースもあります。現場をまとめる工事長は1,000万〜1,100万円が目安です。現場監督としてのキャリアは、担当する現場の規模と実績次第で年収の伸び方に幅が出やすい点が特徴です。
大林組の職種別の年収
大林組の職種別年収には700万円台から1,200万円台まで大きな幅があります。現場を直接動かす施工管理職が最も高年収という結果が、各種転職口コミサイトの集計データから見えてきます。
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| 施工管理職 | 約1,226万円 |
| 設計 | 約876万円 |
| 技術職 | 約832万円 |
| 営業 | 約808万円 |
| 事務職 | 約746万円 |
大林組の職種別平均年収(出典:各種転職口コミサイトをもとに算出)
施工管理職と事務職で480万円の差がつく理由
施工管理職(約1,226万円)と事務職(約746万円)の年収差は480万円にのぼります。現場手当・残業代・所長手当など、現場を直接動かす仕事に固有の手当が積み上がることが大きな理由です。一方の事務職は32歳で年収620万円程度、40歳で800万円程度が目安とされ、年功による昇給が中心で現場手当のような上振れ要素が少ない点が、施工管理職との差を生んでいます。
2024年度の採用実績を見ても技術系308名・事務系51名と、大林組が技術系人材を中心に採用していることが分かります。高年収を狙うなら施工管理・技術系のキャリアを選ぶ方が到達スピードは早い傾向にあります。
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大林組は激務でやばい?残業時間の実態
大林組の公式サステナビリティ情報によると、2025年度の平均残業時間は月32.1時間です。2021年度の41.8時間から年々改善が進んでおり、法定の時間外労働の上限(月45時間)は下回っています。ただし、この会社全体の平均値と現場社員の体感には一定のギャップがあります。
現場社員の口コミに見られる実態
- 大型案件の繁忙期には残業時間が平均を大きく上回る月もあるという声
- 現場によって忙しさの差が大きく、配属先次第で働き方が変わるという報告
- 工程が動いている間は現場を離れられず、帰宅時間が読みにくいという生活実態の声
「スーパーゼネコン2位という好待遇なのに、なぜ”やばい”と検索されるのか」と疑問に感じる方もいるはずです。その答えは、平均残業時間という一つの数字だけでは、部署・現場・時期による差が見えてこない点にあります。離職率は1.5%と低い水準を保っていますが、これは年収の高さと福利厚生の手厚さが、激務を上回る条件として機能している結果とも読み取れます。
大林組がやばいと言われる理由や不祥事の実態について、より詳しく知りたい方は大林組はやばい?7つの理由と年収・離職率・不祥事の実態もあわせてご確認ください。
大林組のボーナス・賞与の仕組み
大林組の賞与は半期ごと(夏・冬)の業績連動型で、近年の実績では年間5〜6か月分程度が主流となっています。昇給は年1回で、年功序列を土台にしながら、主任・係長以降は職責や実績、プロジェクトリーダーとしての経験が評価に反映される仕組みです。
- 支給回数:年2回(夏・冬)
- 支給月数の目安:夏冬合計で約5〜6か月分(業績次第で変動)
- 昇給頻度:年1回、年功序列と実績評価の複合型
- 評価の分かれ目:主任・係長以降はプロジェクトリーダー経験が昇給・賞与に直結
大林組の初任給・新卒1年目の年収
大林組の初任給は、勤務地が限定されない「全国型」と、東京・横浜など特定エリアに勤務する「拠点型」で金額が異なります。2025年4月入社の初任給(全国型)は以下の通りです。
| 学歴 | 初任給(月額・全国型) |
|---|---|
| 大学院了(修士) | 320,000円 |
| 大学卒 | 300,000円 |
| 高卒 | 250,000円 |
出典:大林組新卒採用情報等をもとに作成
上記は月給であり、これに賞与や残業代が加わります。現場配属となる場合は初年度から現場手当が上乗せされるため、新卒1年目でも同年代の全国平均を上回る年収になりやすいのが大林組の特徴です。
大林組への転職で年収はどれくらい上がる?
「今の会社より年収が下がるのでは」という不安を抱えたまま転職活動を進める方は少なくありません。大林組の中途採用は経験者採用が全採用人数の2割を超えており、スーパーゼネコンとしては比較的門戸が広い部類に入ります。中途入社時の年収レンジは以下の通りです。
| 役職クラス | 年収レンジ |
|---|---|
| 職員クラス | 690万〜760万円 |
| 主任クラス | 830万〜920万円 |
| 係長・課長クラス | 990万〜1,300万円 |
中途採用の年収レンジ(出典:各種転職口コミサイトをもとに算出)
地場ゼネコンや中堅ゼネコンから施工管理・技術職として転職する場合、1級施工管理技士などの資格と大規模現場での実務経験があれば、年収100万〜300万円のアップも十分に現実的です。ただし中途入社の年収は前職の年収や担当してきた現場の規模によって個人差が大きいため、応募前に自分の経験がどの程度評価されるのか、客観的な目線を持っておくことが交渉の土台になります。
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大林組の年収に関するよくある質問
大林組の平均年収はいくらですか?
2026年3月期の有価証券報告書によると、大林組の平均年収は1,239万3,648円(平均年齢42.0歳)です。スーパーゼネコン5社(鹿島建設・大林組・大成建設・竹中工務店・清水建設)の中で2位の水準にあり、1位の鹿島建設との差は6万円程度にとどまります。
大林組で年収1,000万円は達成できますか?
可能です。大林組はほぼ全員が課長まで昇進できる仕組みのため、40代で課長職に就けば年収1,000〜1,200万円が目安となります。施工管理として現場を任される社員は、役職を問わず現場手当の積み上げによって早い段階で年収を伸ばせる傾向があります。
大林組は激務・ブラックですか?
2025年度の公式データでは平均残業時間は月32.1時間で、法定上限の月45時間は下回っています。ただし大型案件の繁忙期は残業時間が平均を上回るという口コミも見られます。離職率は1.5%と低く、年収水準や福利厚生の手厚さが定着率の高さにつながっていると考えられます。
大林組のボーナスはどのくらいですか?
賞与は年2回(夏・冬)支給される業績連動型で、近年の実績では年間5〜6か月分程度が主流です。会社業績と個人評価の両方が反映されるため、業績が好調な年はより手厚い賞与が期待できます。
大林組への転職で年収は上がりますか?
地場ゼネコンや中堅ゼネコンからの転職であれば、年収100万〜300万円のアップも現実的です。中途採用は全採用人数の2割を超えており、1級施工管理技士などの資格保有者や大規模現場での実務経験者は、学歴に関わらず評価される可能性が十分にあります。
※ 免責事項
本記事の情報は、大林組の有価証券報告書(2026年3月期)・公式ウェブサイト・サステナビリティ情報、および各種転職口コミサイト等の公開情報(2025〜2026年時点)をもとに作成しています。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報の正確性・最新性を保証するものではありません。年収・待遇は個人の評価・部署・在籍時期によって大きく異なります。本記事の内容はあくまで参考情報としてご利用ください。最終的な条件等は必ず公式採用ページや会社説明資料等をご確認ください。
参照・参考元
株式会社大林組 公式サイト
大林組 有価証券報告書・IR資料集
大林組 人材マネジメントの取り組み(サステナビリティ情報)
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」




