Honda Motor Co., Ltd.
本田技研工業の平均年収は933万円
日本経済新聞の企業情報(2026年3月期・有価証券報告書ベース)によると、本田技研工業(ホンダ)の平均年収は933万円(平均年齢43.9歳、平均勤続年数21年)です。自動車メーカー7社の中ではトヨタ自動車に次ぐ2位の水準にあります。
注目したいのは推移の速さです。2024年3月期は831万円でしたが、わずか2年で101万円も上昇し、933万円に達しています。国税庁の民間給与実態統計調査による給与所得者の平均年収478万円と比べると、実に2倍近い水準です。この急上昇の背景は本記事の後半で詳しく解説します。
平均年収933万円の手取り額の目安
所得税・住民税・社会保険料などを差し引くと、年収933万円の手取り額は年間約690万円(月あたり約57万円)が目安です。実際の手取りは扶養家族の有無や居住地域によって変動します。
| 年収 | 想定年代 | 年間手取り目安 | 月手取り目安 |
|---|---|---|---|
| 700万円 | 30代前半 | 約535万円 | 約45万円 |
| 900万円 | 30代後半〜40代 | 約670万円 | 約56万円 |
| 933万円 | 43.9歳(平均) | 約690万円 | 約57万円 |
| 1,100万円 | 管理職クラス | 約790万円 | 約66万円 |
| 1,300万円 | 部長クラス | 約910万円 | 約76万円 |
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算(目安)
本田技研工業の年収ランキング|同業他社との比較
本田技研工業の年収水準が、国内の主要自動車メーカーの中でどの位置にあるのかを確認します。日本経済新聞の企業情報(2026年3月期・各社有価証券報告書ベース)をもとに比較すると、以下のようになります。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 1位 | トヨタ自動車 | 1,006万円 | 40.5歳 |
| 2位 | 本田技研工業 | 933万円 | 43.9歳 |
| 3位 | 日産自動車 | 857万円 | 40.9歳 |
| 4位 | スズキ | 828万円 | 41.5歳 |
| 5位 | 三菱自動車 | 790万円 | 42.4歳 |
| 6位 | SUBARU | 764万円 | 40.0歳 |
| 7位 | マツダ | 711万円 | 42.5歳 |
主要自動車メーカーの平均年収比較(出典:日本経済新聞 企業情報 2026年3月期時点)
本田技研工業はトヨタ自動車に約73万円及ばないものの、日産自動車を76万円、スズキを105万円上回っています。平均年齢が43.9歳とトヨタ(40.5歳)より3歳以上高い点を考慮すると、勤続年数の長い社員が多いことも年収水準を押し上げている要因といえます。
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本田技研工業の年代別の年収|20代・30代・40代・50代
本田技研工業の給与は年齢よりも等級(グレード)と評価が重視される仕組みですが、実際には勤続年数に応じて等級が上がっていくため、年代とともに年収も右肩上がりに推移します。転職メディア各社の調査データを整理すると、年代別の年収目安は以下の通りです。
| 年代 | 年収目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 20代 | 450〜650万円 | 初任給262,300円からスタート |
| 30代 | 620〜800万円 | チーフ(P2)〜主任(P1)昇格期 |
| 40代 | 900〜1,000万円 | 管理職昇格で大台超えも視野に |
| 50代 | 1,000万円以上 | 部長クラスは1,300万円以上も |
年代別年収目安(各種転職メディア・口コミサイトの集計データをもとに作成)
20代:基礎を固める一般クラス|450〜650万円
2024年入社の初任給は学部卒262,300円、修士卒287,800円です。20代は一般クラス(K3→K1)として基礎業務を担いながら評価を積み上げる時期で、20代後半には年収500〜650万円に到達するケースが多く見られます。同世代の給与所得者平均を大きく上回るスタートラインといえます。
30代:チーフ・主任への昇格期|620〜800万円
30歳前後でチーフ・スタッフエンジニア(P2)に昇格すると年収は700万円台に乗り、35歳前後で主任・アシスタントチーフエンジニア(P1)に昇格すると800万円台へと伸びます。「転職して年収が下がるのでは」という不安を持つ方も多い年代ですが、本田技研工業は中途採用比率が57%と高く、前職の経験・実績に応じた等級で迎え入れられる傾向があります。
40代:管理職ラインで1,000万円が現実的に|900〜1,000万円
40代は管理職への昇格が本格化する時期です。管理職に昇格すると年収は1,100万円からスタートする一方、昇格しない場合でも主任クラスとして900万円台を維持できる設計になっています。年齢よりも等級と評価が優先される制度のため、同期入社でも40代でこの時期に差がつきやすい年代です。
50代:部長クラスは1,300万円以上|1,000万円以上
50代では管理職層が中心となり、課長クラスで1,000〜1,200万円、部長クラスでは1,300万円以上に達します。平均勤続年数21年という数字が示す通り、長期在籍によるキャリア形成が年収に直結する企業文化が根付いています。
本田技研工業の役職別の年収
本田技研工業の給与体系は「一般(K)→チーフ・主任(P)→管理職」という等級制度が基本です。役職・等級ごとの年収レンジは以下の通りです。
| 等級・役職 | 年収レンジ目安 | 標準的な年次 |
|---|---|---|
| 一般(K3→K1) | 400〜700万円 | 1〜7年目 |
| チーフ(P2) | 700〜900万円 | 8〜12年目 |
| 主任(P1) | 800〜1,000万円 | 13年目以上 |
| 係長級 | 900〜1,100万円 | 役職昇格後 |
| 管理職(課長以上) | 1,100〜1,500万円 | 評価次第 |
役職・等級別年収目安(各種転職メディア・求人情報をもとに作成)
昇格・評価制度の仕組み
本田技研工業の等級は年1回の評価によって見直されます。年齢や勤続年数よりも、担当業務の難易度と成果が昇格の判断材料になる点が特徴です。そのため、年功序列の企業でありがちな「頑張っても頑張らなくても同じ年収」という状況にはなりにくく、早期に主任・管理職へ昇格すれば30代・40代でも年収1,000万円クラスに到達できます。
本田技研工業の職種別の年収
職種によっても年収水準には差があります。転職口コミサイトの集計データによると、職種別の平均年収は以下の傾向が見られます。
| 職種 | 平均年収目安 |
|---|---|
| 営業・企画系 | 835万円 |
| 事務・アシスタント系 | 713万円 |
| 研究開発・技術系 | 690万円 |
職種別平均年収(各種転職口コミサイトの集計データをもとに作成)
営業・企画系|管理部門経験者が高年収層を形成
営業・企画系は3職種の中で最も平均年収が高くなっています。国内外の販売戦略や経営企画に携わるポジションが多く、平均年齢が比較的高いシニア層が含まれることが、この水準を押し上げている一因です。
研究開発・技術系|若手比率が高く伸びしろが大きい
研究開発・技術系は3職種の中で平均年収がやや低めですが、これは新卒採用者を含む若手比率が高いためです。主任・チーフへの昇格スピードが速い職種のひとつであり、年次を重ねるごとに他職種との差は縮まっていく傾向があります。
本田技研工業の年収が高い理由|なぜ2年で101万円も上昇したのか
「四輪メーカー」というイメージだけで本田技研工業を見ると、この2年間の急激な年収上昇の理由を見誤ります。実際には、複数の事業を持つ企業構造が大きく関係しています。
①二輪・パワープロダクツ事業を含む複合収益構造
本田技研工業は四輪事業だけでなく、新興国を中心に高いシェアと収益性を持つ二輪事業、さらに汎用製品(パワープロダクツ)事業を併せ持つ企業です。四輪事業の収益が為替や競争環境で変動しても、二輪事業の安定した収益が業績全体を下支えする構造になっており、これが賞与原資の拡大につながっています。
②賞与連動型の給与体系
本田技研工業の賞与は業績連動の色合いが強く、会社の増益がそのまま社員の年収に反映されやすい仕組みです。近年の好調な業績が2年間で101万円という急速な年収上昇に直結したと考えられます。裏を返せば、業績が下振れした際には賞与も連動して減少するリスクがある点は理解しておく必要があります。
本田技研工業の離職率・残業時間・福利厚生の実態
年収の高さだけでなく、働きやすさの指標も確認しておきましょう。本田技研工業は離職率1.6%と非常に低い水準を維持しています。製造業全体の平均離職率が9%台であることを踏まえると、社員の定着率の高さが際立ちます。
残業時間は月平均23.7時間、有給休暇の取得日数は18.6日と、いずれも国内製造業の中では良好な水準です。
本田技研工業の主な福利厚生
- 住宅関連:住宅手当・独身寮・社宅制度
- 育児・介護:育児休業、介護休業、時短勤務制度
- 健康・医療:健康保険組合による人間ドック補助、社内診療所
- 財産形成:従業員持株会、確定拠出年金制度
賞与は夏・冬の年2回支給され、月給の5〜6か月分程度が目安とされています(社員口コミ調査による)。業績連動の色合いが強いため、好業績の年は支給月数が上振れする傾向があります。
本田技研工業への転職で年収は上がるのか|中途採用の実態
「転職しても本当にこの年収水準に届くのか」という不安を持つ方は少なくありません。本田技研工業は中途採用比率が57%と、社員の半数以上を中途入社者が占める企業です。特定の年齢層に偏らず幅広いキャリアの人材を等級制度に組み込んでいるため、前職での経験・専門性が正当に評価されれば、新卒生え抜き社員と遜色ない等級からスタートできる傾向があります。
ただし、配属される等級は前職の年収や実務経験の内容によって個別に決まるため、一律に「必ず年収が上がる」とは言い切れません。転職前には社風や働き方の実態も含めて情報収集しておくことが、入社後のミスマッチを避けるうえで重要です。
本田技研工業の社風や働き方の評判については、本田技研工業はやばい?真相と転職前に知るべき実態で詳しく解説しています。年収面と合わせて確認しておくと、転職後のギャップを減らせます。

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本田技研工業の年収に関するよくある質問
本田技研工業の平均年収はいくらですか?
日本経済新聞の企業情報(2026年3月期・有価証券報告書ベース)によると、本田技研工業の平均年収は933万円(平均年齢43.9歳)です。2024年3月期の831万円から2年間で101万円上昇しており、業績拡大が賞与に反映されていることがうかがえます。
本田技研工業の年収は同業他社と比べて高いですか?
国内自動車メーカー7社の中では、トヨタ自動車(1,006万円)に次ぐ2位の水準です。日産自動車(857万円)、スズキ(828万円)、マツダ(711万円)といった同業他社を上回っており、業界の中でも高水準といえます。
中途入社でも年収は上がりますか?
本田技研工業は中途採用比率が57%と高く、前職の経験・専門性が評価されれば新卒生え抜き社員と遜色ない等級で迎えられる傾向があります。ただし配属等級は個別の経験内容によって決まるため、必ず年収が上がるとは限りません。転職エージェントを通じて条件を事前に確認することをおすすめします。
ボーナス(賞与)はどのくらいもらえますか?
賞与は夏・冬の年2回支給され、月給の5〜6か月分程度が目安とされています(社員口コミ調査による)。業績連動の色合いが強く、好業績の年は支給月数が上振れする一方、業績が下振れした場合は減少するリスクもあります。
本田技研工業の離職率は高いですか?
離職率は1.6%と非常に低い水準です。製造業全体の平均離職率が9%台であることを踏まえると、社員の定着率の高さが際立っています。残業時間(月平均23.7時間)や有給取得日数(18.6日)も良好な水準にあります。
※ 免責事項
本記事の情報は、本田技研工業株式会社の公式ウェブサイト・有価証券報告書に基づく日本経済新聞の企業情報(2026年3月期時点)、および各種転職口コミサイト等の公開情報をもとに執筆しています。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報の正確性・最新性を保証するものではありません。年収や待遇は個人の評価・部署・在籍時期によって大きく異なる場合があります。本記事における推測や考察は公開情報に基づく見解であり、本田技研工業株式会社の公式見解ではありません。最終的な条件等は必ず公式採用ページや会社説明資料等をご確認ください。
参照・参考元
本田技研工業株式会社 公式HP
日本経済新聞「本田技研工業(7267)の給与・従業員情報」
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」




