この記事では、PwCコンサルティングの年収を役職別・年代別・職種別に解説します。BIG4他社との年収比較、激務と言われる働き方の実態、新卒・中途の年収差、転職難易度についても紹介します。
PwC Consulting LLC
PwCコンサルティングの平均年収は1,012万円
転職口コミサイト「OpenWork」の正社員クチコミデータ(899人集計)によると、PwCコンサルティング合同会社の平均年収は1,012万円(平均年齢32.8歳)です。職種別に見るとコンサルタント職の平均は1,021万円、マネージャー職は1,278万円、アソシエイト職は745万円となっています。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、給与所得者全体の平均年収は478万円(令和6年分)です。PwCコンサルティングの年収はこれを534万円も上回っており、コンサルティング業界の中でも高水準に位置します。ただしPwCコンサルティング合同会社は非上場企業であり、有価証券報告書に基づく公式の平均年収開示はありません。本記事の数値は転職口コミサイトの登録者データをもとにしたものです。
平均年収1,012万円の手取り額の目安
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、年収1,012万円の場合、年間の手取り額は約735万円、ひと月あたりの手取り額は約61万円が目安です。実際の手取りは扶養家族の有無・各種控除・居住地域によって異なります。
| 年収 | 想定役職 | 年間手取り目安 | 月手取り目安 |
|---|---|---|---|
| 700万円 | シニアアソシエイト | 約535万円 | 約45万円 |
| 900万円 | マネージャー | 約670万円 | 約56万円 |
| 1,012万円 | 平均年収 | 約735万円 | 約61万円 |
| 1,500万円 | シニアマネージャー | 約1,040万円 | 約87万円 |
| 2,500万円 | ディレクター | 約1,650万円 | 約138万円 |
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算(目安)
PwCコンサルティングの年収ランキング|BIG4・アクセンチュアとの比較
「激務の割に年収が見合わないのでは」という不安を抱いてPwCを検討する人もいますが、コンサルティング業界主要7社の平均年収を並べると、PwCコンサルティングはベイカレントに次ぐ2位に位置しています。BIG4の中では最上位クラスの水準です。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ベイカレント・コンサルティング | 1,349万円 | 31歳 |
| 2位 | PwCコンサルティング | 1,012万円 | 32.8歳 |
| 3位 | デロイトトーマツ | 987万円 | 34歳 |
| 4位 | KPMGコンサルティング | 954万円 | ― |
| 5位 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 918万円 | ― |
| 6位 | アクセンチュア | 866万円 | 33歳 |
| 7位 | アビームコンサルティング | 836万円 | 31歳 |
コンサルティング業界主要企業の平均年収比較(出典:OpenWork・各種口コミサイトをもとに作成)
BIG4の一角であるデロイトトーマツの年収は987万円で、PwCとの差は25万円ほどにとどまります。
一方、外資系IT・コンサルティングとして比較されることが多いアクセンチュアの年収は866万円で、PwCとの差は146万円あります。
デロイトトーマツとPwCの差はごくわずかですが、1位のベイカレント・コンサルティングとは337万円もの開きがあります。同じBIG4でも、部門・役職によって年収の伸び方は大きく異なるため、平均値だけで優劣を判断しないことが重要です。
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PwCコンサルティングの年代別の年収|20代・30代・40代・50代
PwCコンサルティングは年功序列ではなく、グレード別の実力主義で年収が決まります。30歳時点の平均年収は1,316万円という調査結果もあり、昇格スピード次第で同年代でも年収差が大きく開く点が特徴です。
| 年代 | 想定グレード | 年収目安 |
|---|---|---|
| 20代 | アソシエイト〜シニアアソシエイト | 500万〜900万円 |
| 30代 | シニアアソシエイト〜シニアマネージャー | 750万〜1,800万円 |
| 40代 | シニアマネージャー〜ディレクター | 1,500万〜2,500万円以上 |
| 50代以降 | パートナー | 3,000万〜5,000万円以上 |
PwCコンサルティングの年代別年収目安(各種口コミデータをもとに算出)
20代:アソシエイト〜シニアアソシエイト|500〜900万円
新卒入社の場合、学士卒で年収665万円、修士・院卒で685万円からのスタートが目安です。賞与を含めた新卒1年目の想定年収は約750万円で、一般的な新卒初任給と比べるとかなり高い水準にあります。20代のうちにシニアアソシエイトへ昇格できれば、年収は900万円前後まで伸びていきます。
30代:シニアアソシエイト〜シニアマネージャー|750〜1,800万円
30代はキャリアの分岐点です。マネージャーへ昇格すると年収は1,100万〜1,500万円へ跳ね上がり、30代後半でシニアマネージャーに到達すれば1,800万円以上になるケースも珍しくありません。マネージャーまでは3〜4年ごとの昇格が一般的なペースとされていますが、実際のスピードは成果次第で個人差が大きく出ます。
40代:シニアマネージャー〜ディレクター|1,500〜2,500万円以上
40代ではシニアマネージャーからディレクターへの昇格が視野に入り、年収2,500万円以上、パートナー就任が見えてくると3,000万円を超える人も出てきます。この年代からはプロジェクト単位の成果だけでなく、事業への貢献度や後進育成の実績も評価対象に加わります。
50代以降:パートナー|3,000〜5,000万円以上
パートナーに就任すると年収は3,000万〜5,000万円以上のレンジに入ります。パートナーは共同経営者に近い立場であり、担当クライアントの規模や新規事業の創出実績によって報酬が大きく変動するのが実態です。誰もが到達できるポジションではなく、シニアマネージャー以降は昇格の可否・スピードともに実力主義が強く反映されます。
PwCコンサルティングの役職別の年収
PwCコンサルティングには「アソシエイト」「シニアアソシエイト」「マネージャー」「シニアマネージャー」「ディレクター」「パートナー」の6段階の役職があります。職位が1段階上がるごとに年収レンジが数百万円単位で切り替わる構造です。
| 役職 | 年収レンジ |
|---|---|
| アソシエイト | 550万〜750万円 |
| シニアアソシエイト | 750万〜1,050万円 |
| マネージャー | 1,100万〜1,500万円 |
| シニアマネージャー | 1,500万〜1,800万円 |
| ディレクター | 2,000万円以上 |
| パートナー | 3,000万〜5,000万円以上 |
PwCコンサルティングの役職別年収レンジ(各種転職メディアの集計データをもとに作成)
年収1,000万円に到達するには?
PwCコンサルティングで年収1,000万円を達成する主なルートは、シニアアソシエイトの上限に到達するか、マネージャーへ昇格するかの2つです。マネージャー昇格が到達の王道であり、実績次第では30代前半での到達も現実的です。
年収1,000万円到達で見られるケース
- マネージャーへの昇格:プロジェクトマネジメント力・チームビルディング力が評価基準の中心
- 専門性の高いシニアアソシエイト:特定業界・特定ソリューションの専門知識でレンジ上限に近い評価を得るケース
- Strategy&部門への配属:戦略部門は基本給が他部門より10〜20%高く設定される傾向がある
PwCコンサルティングの職種別の年収
PwCコンサルティングは、戦略立案から実行支援まで幅広い職種で構成されています。部門によって基本給の設定水準に差があるため、同じ役職でも職種によって年収に開きが出ます。
戦略コンサルタント(Strategy&)の年収
戦略部門のStrategy&(ストラテジーアンド)は、通常のコンサルタント職より基本給が10〜20%程度高く設定されているケースが多く、新卒でも年収700万円を超えることがあります。経営層に近いテーマを扱うことが多く、案件の難易度・単価が高い分、報酬水準も相応に高くなる傾向があります。
ビジネス・デジタルコンサルタントの年収
ビジネスコンサルタント職・デジタルコンサルタント職は、PwCコンサルティングの中心的な採用枠です。業務改革・DX推進などのプロジェクトを担当し、年収レンジは全社平均とほぼ重なる水準です。案件によってはシステム導入支援など技術寄りの業務も含まれ、ITスキルを持つ人材ほど評価が上がりやすい傾向があります。
アシュアランス・リスクコンサルティングの年収
内部統制・リスク管理・サステナビリティ関連を扱うアシュアランス系の職種は、戦略部門と比べるとやや落ち着いた年収水準です。一方で監査法人系のバックグラウンドが評価されやすく、公認会計士などの資格保有者は資格手当が上乗せされるケースもあります。
PwCの年収データがサイトによって違うのはなぜ?
PwCコンサルティングの平均年収は、メディアによって976万円・1,003万円・1,012万円などバラつきがあります。この違いは調査手法の優劣ではなく、回答者の年次構成の違いから生まれています。
年収データにばらつきが出る3つの理由
- 回答者の年次構成が異なる:若手層が多く回答すれば平均は下がり、マネージャー以上の回答が多ければ上がる
- 集計対象部門が異なる:戦略・アドバイザリー部門を含むか、監査系を含むかで水準が変わる
- 集計時期・母数が異なる:数百人規模から千人規模まで調査によって母数の差が大きい
したがって、「平均年収」という一つの数字だけで一喜一憂する必要はありません。自分が目指す役職・部門のレンジと照らし合わせて判断することが、実態に近い年収イメージをつかむ近道です。
PwCコンサルティングは激務?残業時間・有給消化率の実態
OpenWorkの調査によると、PwCコンサルティングの平均残業時間は42.2時間です。コンサルティング業界の中では平均的な水準とされており、突出して激務という評価ではありません。
| 比較対象 | 平均残業時間 |
|---|---|
| PwCコンサルティング | 42.2時間 |
| 日本全体の平均 | 21.9時間 |
出典:OpenWork・doda平均残業時間ランキング
口コミでは「プロジェクトの種類・規模によっては週60時間以上働くこともある」という声がある一方、「プライベートを調整しやすい」という評価も数多く見られます。また有給休暇取得率は62.4%と、コンサルティング業界の中では比較的高い水準です。繁忙期の負荷とワークライフバランスの両立度合いは、配属先プロジェクトによって差が出やすい点には留意が必要です。
離職率についても、3年以内離職率は38.2%で全業界平均34.9%とほぼ同水準にとどまります。コンサル業界では3〜5年でのキャリアチェンジが一般的とされる中、PwCコンサルティングは決して離職率が突出して高いわけではありません。
PwCコンサルティングの新卒・中途採用における年収の違い
入社経路によって年収の決まり方は異なります。中途採用比率はPwC Japanグループ全体で約70%と高く、中途入社が主要な採用ルートになっています。
| 区分 | 初任給・年収目安 |
|---|---|
| 新卒(学士卒) | 月給665,000円 |
| 新卒(修士・博士卒) | 月給685,000円 |
| 新卒1年目想定年収 | 約750万円(賞与込み) |
出典:PwC Japanグループ新卒採用情報
中途入社の場合は、前職の年収・経験年数・専門性を踏まえた個別オファーが基本です。事業会社出身者はコンサル未経験でもアソシエイト〜シニアアソシエイト相当で採用されるケースが多く、コンサル経験者はマネージャー以上のポジションで即戦力採用されることも珍しくありません。
PwCコンサルティングの福利厚生・働き方は?
PwCコンサルティングは、柔軟な働き方を重視した制度を整備しています。
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| 勤務制度 | コアタイムなしフレックスタイム制(7:00〜22:00)、原則リモートワーク |
| 手当 | 時間外勤務手当、通勤手当、フレキシブルワーキング手当(月5,000円) |
| 住宅関連 | 住宅手当・家賃補助は原則なし |
| 健康・余暇 | カフェテリアポイント制度(スポーツジム・旅行・観劇等の費用補助) |
| 子育て支援 | ベビーシッター費用補助、提携保育園、大手町事務所内託児所 |
PwCコンサルティングの福利厚生一覧(出典:PwC Japanグループ公式サイト等)
住宅手当・家賃補助がない点は他社と比較した際のマイナス要素になり得ますが、基本給・賞与の水準自体が高く設定されているため、総支給額でカバーされているという見方もできます。育児・子育て支援は大手町オフィス内に託児所を備えるなど手厚く、長期的にキャリアを築きたい人にとって働きやすい環境が整っています。
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PwCコンサルティングの年収に関するよくある質問
PwCコンサルティングで年収1,000万円は達成できる?
達成可能です。シニアアソシエイトのレンジ上限に到達するか、マネージャーへ昇格することで年収1,000万円を超えます。マネージャー昇格が主要なルートで、実績次第では30代前半での到達も現実的です。
PwCコンサルティングの年収はなぜサイトによって数字が違う?
調査元によって回答者の年次構成・集計対象部門・母数が異なるため、976万円〜1,012万円程度のばらつきが生まれます。若手層の回答が多いほど平均は下がり、マネージャー以上の回答が多いほど上がる傾向があります。
PwCコンサルティングは激務?
平均残業時間は42.2時間で、コンサルティング業界の中では平均的な水準です。プロジェクトによっては週60時間以上働くこともありますが、有給休暇取得率は62.4%と比較的高く、業務負荷はプロジェクトの繁閑によって差があります。
新卒と中途、どちらが年収は有利?
新卒1年目の想定年収は約750万円で、一般的な新卒初任給と比べて高水準です。中途入社は前職の年収や専門性に応じた個別オファーとなるため、経験豊富な人材ほど新卒より高い年収でスタートできる可能性があります。
PwCコンサルティングとデロイトトーマツ、年収が高いのはどちら?
OpenWork調べではPwCコンサルティングが1,012万円、デロイトトーマツが987万円で、その差は25万円程度とわずかです。役職・部門によって逆転することもあるため、平均値だけでなく自分が目指すグレードのレンジで比較することをおすすめします。
PwCコンサルティングの離職率はどのくらい?
3年以内離職率は38.2%で、全業界平均34.9%とほぼ同水準です。コンサル業界では3〜5年でのキャリアチェンジが一般的とされており、PwCコンサルティングが突出して離職率が高いわけではありません。
※ 免責事項
本記事の情報は、PwC Japanグループの公式ウェブサイトで公開されている情報、および転職口コミサイト等の公開情報(2025〜2026年時点)をもとに執筆しています。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報の正確性・最新性を保証するものではありません。年収や待遇は個人の評価・部署・在籍時期によって大きく異なる場合があります。本記事における推測や考察は公開情報に基づく見解であり、PwCコンサルティング合同会社の公式見解ではありません。最終的な条件等は必ず公式採用ページや会社説明資料等をご確認ください。
参照・参考元
PwCコンサルティング合同会社 法人概要
PwC Japanグループ 新卒採用情報
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」




