DISCO Corporation
ディスコの平均年収は1,879万円
株式会社ディスコが開示する2026年3月期の有価証券報告書関連データによると、ディスコの平均年収は1,879万円(平均年齢37.2歳)です。前期(2025年3月期)の1,672万円から200万円以上増加しており、国内の製造業のなかでも突出した水準にあります。
厚生労働省の調査による日本の給与所得者の平均年収(約478万円)と比較すると、ディスコの平均年収はその約3.9倍にあたります。半導体製造装置という専門性の高い分野で世界トップシェアを持つ企業であることが、この高水準を支える背景です。
この1,879万円はあくまで平均値です。ディスコは後述する「Will」という独自の社内通貨制度により賞与額が個人の貢献度で大きく変動するため、同じ年齢・同じ役職であっても年収に数百万円単位の差が生まれるのが実情です。
平均年収1,879万円の手取り額の目安
年収1,879万円(単身・扶養なしの場合)の所得税・住民税・社会保険料を概算すると、年間の手取り額は約1,190万円〜1,230万円(月額約99万〜102万円)が目安です。高所得者ほど税率区分が上がるため、額面の伸びほど手取りは増えない点に注意してください。
| 年収 | 想定年代 | 年間手取り目安 | 月手取り目安 |
|---|---|---|---|
| 600万円 | 20代前半 | 約470万円 | 約39万円 |
| 1,000万円 | 20代後半〜30代前半 | 約735万円 | 約61万円 |
| 1,500万円 | 30代後半〜40代 | 約1,010万円 | 約84万円 |
| 1,879万円 | 37.2歳(平均) | 約1,190万〜1,230万円 | 約99万〜102万円 |
| 2,500万円 | 管理職クラス | 約1,510万円 | 約126万円 |
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公開情報をもとに試算(目安)
ディスコの年収ランキング|同業他社との比較
半導体製造装置メーカー6社の平均年収を比較すると、ディスコは業界トップの年収水準にあります。2位のレーザーテックとの差は約200万円、3位の東京エレクトロンとの差は約500万円に達します。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ディスコ | 1,879万円 | 37.2歳 |
| 2位 | レーザーテック | 1,681万円 | 40.1歳 |
| 3位 | 東京エレクトロン | 1,380万円 | 43.1歳 |
| 4位 | アドバンテスト | 1,098万円 | 45.7歳 |
| 5位 | SCREENホールディングス | 1,080万円 | 42.0歳 |
| 6位 | KOKUSAI ELECTRIC | 961万円 | 44.1歳 |

半導体製造装置メーカーの平均年収比較(各社2026年3月期・レーザーテックのみ2025年6月期の有価証券報告書をもとに作成)
ディスコの平均年齢は37.2歳と、比較対象6社のなかで最も若い水準です。年功で積み上げた年収ではなく、比較的若い社員層が業績連動賞与で年収を押し上げていることが、他社との差の背景にあります。年収だけで転職先を決めず、次章で紹介する年代別・役職別の実態も合わせて確認してください。
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ディスコの年代別の年収|20代・30代・40代・50代
複数の転職メディアが公開している口コミ・求人データを整理すると、ディスコの年代別の年収目安は以下の通りです。年功序列ではなく成果次第で伸びる仕組みのため、同年代でもレンジの幅が大きい点に注意してください。
| 年代 | 年収の目安レンジ |
|---|---|
| 20代 | 500万円台〜1,000万円台 |
| 30代 | 900万円台〜1,800万円台 |
| 40代 | 1,200万円台〜2,000万円超 |
| 50代 | 1,300万円台〜2,000万円台(管理職層) |
各種転職メディア・口コミサイトの公開データをもとに編集部が整理(目安)
20代|新卒直後から年収1,000万円が視野に入ることもある
ディスコの2026年入社の初任給は月額379,900円(日本経済新聞の会社情報データより)です。基本給だけを見れば他の大手製造業と大きな差はありませんが、入社1〜2年目から賞与配分の対象になるため、成果を出した社員は20代のうちから年収1,000万円を超えるケースが報告されています。裏を返せば、賞与への貢献が少ない年は同年代でも年収が伸び悩む可能性があるということでもあります。
30代|昇格と賞与連動で年収の伸び幅が最も大きい世代
30代は主任・係長クラスへの昇格が始まる時期であり、昇格による基本給の上昇と、業績連動賞与の伸びが重なることで年収レンジが最も広がる年代です。半導体市況が好調な年は賞与だけで数百万円規模の上乗せが発生する一方、市況が落ち込んだ年は伸びが鈍化することもあります。
40代|課長クラスへの昇格で2,000万円超も視野に
40代では課長クラスへの昇格を果たした社員を中心に、年収2,000万円を超える事例が見られます。比較対象とした東京エレクトロン(平均年齢43.1歳・1,380万円)やアドバンテスト(同45.7歳・1,098万円)と比べても、同年代でディスコの水準が上回る傾向が読み取れます。
50代|部長クラス以上は業界でも高水準の報酬に
50代の部長クラス以上になると、年収2,000万円台に到達する社員が一定数存在します。ただし、この年代は会社への貢献度や役職の有無によって年収差が最も開きやすい時期でもあるため、「年齢を重ねれば自動的に上がる」わけではないという前提で捉えておくことをおすすめします。
ディスコの役職別の年収
ディスコの給与は年功だけでなく個人の評価と連動する仕組みのため、役職はあくまで年収の目安を測る一つの軸になります。転職メディアの公開データをもとに、役職ごとの年収イメージを整理しました。
| 役職クラス | 年収目安 |
|---|---|
| 一般社員(20代中心) | 600万円台〜1,000万円台 |
| 主任・係長クラス | 1,000万円台〜1,500万円台 |
| 課長クラス | 1,500万円台〜2,000万円台 |
| 部長クラス以上 | 2,000万円台〜 |
各種転職メディア・口コミデータをもとに編集部が整理(目安)
役職が上がるほど基本給の上昇に加えて賞与配分の比率も高くなるため、課長クラスへの昇格が年収1,500万円を超える最初の分岐点になっているのが特徴です。管理職を目指すキャリアパスか、専門職として現場に残るキャリアパスかによって、その後の年収の伸び方も変わってきます。
ディスコの職種別の年収
口コミサイト「OpenWork」に寄せられた正社員149名の回答データ(全体平均1,001万円・平均年齢34歳)をもとに、職種別の年収を見てみましょう。
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| 設計職 | 1,282万円 |
| 技術職 | 1,251万円 |
| エンジニア | 1,165万円 |
| 製造職 | 1,124万円 |
出典:OpenWork口コミデータ(正社員149名回答)
この口コミ平均(1,001万円)は、有価証券報告書ベースの全社平均(1,879万円)よりも低い数値です。回答者の年齢層や在籍年数の偏り、賞与のピーク時期とのズレなどが影響していると考えられます。職種による優劣というより、個人の評価とキャリアステージが年収差の主な要因と捉えるのが実態に近いでしょう。
なぜディスコの年収はここまで高いのか|Will(社内通貨)制度の仕組み
ディスコの高年収を支えているのが、2003年から導入されている「Will」と呼ばれる社内通貨制度です。社内のあらゆる業務・設備・サービスをWillという仮想通貨で金額換算し、誰がどれだけ会社に貢献したかを個人単位で可視化する独自の管理会計の仕組みになっています。
- 社内の業務は「社内オークション」形式で社員自身が担当を選ぶ
- 担当した業務の対価がWillとして個人の収支に加算される
- 会議室・設備・社内サービスの利用は「支出」としてWillから差し引かれる
- 個人のWill収支が賞与配分の一部(賞与全体の約4割程度)に反映される
「成果を出せば出すほど報われる」という仕組みは魅力的に映る一方で、「自分にこの仕組みで結果を出せるのか」という不安を感じる方も少なくありません。実際には、Willの獲得は個人の交渉力だけでなく、周囲との調整や業務の選び方に左右されるため、入社前に選考や面談で制度の運用イメージを具体的に確認しておくことが、ミスマッチを避ける近道になります。
ディスコの賞与(ボーナス)は年何回?業績連動の実態
ディスコの賞与は年4回支給されており、半導体市況の好不調に応じて支給月数があらかじめ定められた「業績連動テーブル」に基づいて機械的に決まる仕組みです。個人間の交渉によって賞与額が上下することがない、透明性の高い制度と言えます。
「業績が悪化したら年収が急落するのでは」という不安を持つ方は多いはずです。実際、半導体業界は市況の波が大きく、業績連動テーブルの仕組み上、好況期と不況期で賞与額に相応の差が生じるのは事実です。一方で、基本給の部分は業績に関わらず安定して支給されるため、年収がゼロに近い水準まで落ち込むような構造ではありません。転職を検討する際は、求人票や面談で「賞与が基本給の何ヶ月分を占めるのか」という比率を確認しておくと、市況変動時のリスクを事前に把握できます。
ディスコへの転職難易度と中途採用の実態
ディスコの2026年3月期における新規採用に占める中途採用比率は29.9%で、前年度(38.6%)から低下しています。新卒採用に比重が移りつつある一方、専門性の高い技術職やコーポレート機能では中途採用の求人も継続的に出ています。
選考で重視されるのは、学歴やこれまでの職種経験そのものよりも、Will制度のような成果主義・自己裁量型の働き方に適応できるかどうかです。
- 前職で「自分から仕事を取りに行った経験」を具体的なエピソードで説明できるか
- 裁量を持って成果を出した経験があるか
- 個人の評価が収入に直結する環境を前向きに捉えられるか
半導体製造装置業界はアドバンテストをはじめ、同業他社でも専門人材の獲得競争が続いています。応募先を1社に絞らず複数社の選考を並行して進めることで、条件面の比較材料が増え、より納得感のある転職につながります。
ディスコは激務?残業時間と働き方の実態
複数の転職メディアが報告している内容によると、ディスコの平均残業時間は月50時間前後とされ、製造業全体の平均的な残業時間を上回る水準にあります。Will制度のもとでは業務量が個人の裁量に委ねられる分、成果を追求するほど労働時間が伸びやすい構造があると考えられます。
一方で、有給休暇取得率は81.6%(2026年3月期)と高水準で、年間離職率も2.5%にとどまっています。残業の多さと定着率の高さが両立している背景には、成果が賞与へ明確に反映される評価制度への納得感があると見られます。
- 平均残業時間:月50時間前後(各種転職メディア報告)
- 有給休暇取得率:81.6%(2026年3月期)
- 年間離職率:2.5%(2026年3月期)
- 新卒3年以内離職率:16.3%(2026年3月期)
残業時間だけを見て「激務」と判断するのではなく、成果と報酬の連動性、そして自分の働き方の裁量がどこまで確保できるかを面談で具体的に質問することをおすすめします。
ディスコへの転職におすすめの転職エージェント
ディスコのようにWill制度など独自の評価の仕組みを持つ企業では、求人票だけで実際の働き方や年収の伸び方をイメージするのは簡単ではありません。ここまで読んで「自分の経験でどこまで通用するのか」「年収交渉はどう進めればよいのか」と手が止まっているなら、半導体・精密機器業界に詳しい転職エージェントに相談し、非公開求人や選考対策の情報を集めることから始めてみてください。
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ディスコの年収に関するよくある質問
ディスコの平均年収はいくらですか?
2026年3月期の有価証券報告書関連データによると、ディスコの平均年収は1,879万円(平均年齢37.2歳)です。半導体製造装置メーカーのなかでも業界トップの水準で、前期(2025年3月期)の1,672万円から200万円以上増加しています。ただし個人の評価によって年収差が大きい点には注意が必要です。
ディスコの年収はなぜこんなに高いのですか?
「Will」と呼ばれる社内通貨制度により、個人の業務貢献度が可視化され、賞与に直接反映される仕組みが背景にあります。年功序列ではなく成果次第で若いうちから高年収を得られる一方、貢献度が低い期間は年収の伸びが鈍化することもある、実力主義の給与体系です。
ディスコの賞与(ボーナス)はどのくらいですか?
賞与は年4回支給され、業績連動テーブルに基づいて支給月数が機械的に決まります。半導体市況が好調な年は賞与が大きく積み上がる一方、市況が悪化した年は支給額が抑えられる可能性があります。基本給部分は業績に関わらず安定して支給される仕組みです。
ディスコへの転職難易度は高いですか?
2026年3月期の新規採用に占める中途採用比率は29.9%で、前年度の38.6%から低下しています。選考では学歴や職種経験そのものよりも、成果主義・自己裁量型の働き方への適応力が重視される傾向があるため、自ら仕事を取りに行った経験を具体的に整理しておくことが対策の鍵になります。
※ 免責事項
本記事の情報は、株式会社ディスコが開示する有価証券報告書関連データ(2026年3月期)、日本経済新聞の会社情報、OpenWork等の口コミサイト、各種転職メディアの公開情報(2026年時点)をもとに作成しています。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報の正確性・最新性を保証するものではありません。年収・待遇は個人の評価・部署・在籍時期によって大きく異なります。本記事の内容はあくまで参考情報としてご利用ください。最終的な条件等は必ず公式採用ページや会社説明資料等をご確認ください。
参照・参考元
株式会社ディスコ IR資料室(有価証券報告書等)
ディスコ 平均年収|日本経済新聞
株式会社ディスコ 年収・給与制度|OpenWork




