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富士ソフトの年収は640万円|KKR買収後の実態を役職別に解説

富士ソフトの年収は640万円|KKR買収後の実態を役職別に解説
富士ソフト株式会社
Fuji Soft Incorporated
平均年収
640万円
2024年12月期・有価証券報告書
平均年齢
35.6歳
2024年12月期
平均残業時間
約22.8時間
OpenWork等口コミベース
有給休暇取得率
67.8%
口コミ調査ベース
中途採用比率
24.4%
2024年度
離職率
7.0%
2023年度
目次

富士ソフトの平均年収は640万円

2024年12月期の有価証券報告書によると、富士ソフト株式会社の平均年収は640万円(平均年齢35.6歳、平均勤続年数10年)です。直近3年は2022年12月期620万円→2023年12月期600万円→2024年12月期640万円と推移しており、前期からの1年間で40万円増加しています。

厚生労働省の調査による給与所得者全体の平均年収は478万円(令和6年分)のため、富士ソフトはこれを160万円以上上回る水準です。ただし同じSIer業界の中で見ると、大手ITベンダーの中では中位に位置しており、「業界平均はクリアしているが、突出して高いわけではない」というのが実態に近い表現です。

平均年収640万円の手取り額の目安

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、年収640万円の場合、年間の手取り額は約490万円、ひと月あたりの手取り額は約41万円が目安です。実際の手取りは扶養家族の有無・各種控除・居住地域によって異なります。

年収想定年代年間手取り目安月手取り目安
500万円20代後半約395万円約33万円
600万円30代前半約462万円約38万円
640万円35歳前後(平均)約490万円約41万円
800万円40代約601万円約50万円
900万円40代後半〜50代約670万円約56万円

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算(目安)

富士ソフトの年収ランキング|同業他社との比較

富士ソフトの年収水準がSIer業界の中でどの位置にあるのか、主要な競合他社の有価証券報告書データと比較してみましょう。

順位企業名平均年収平均年齢
1位大塚商会1,028万円42.0歳
2位富士通929万円42.0歳
3位NTTデータ923万円39.7歳
4位BIPROGY846万円46.4歳
5位TIS807万円40.6歳
6位SCSK797万円42.8歳
7位富士ソフト640万円35.6歳

主要SIer・IT企業の平均年収比較(出典:各社有価証券報告書 2025年3月期〜12月期データ)

富士ソフトは7社中7位という結果ですが、平均年齢35.6歳は比較対象の中で最も若く、他社より4〜11歳ほど平均年齢が低い点は見逃せません。年功序列の要素が残るSIer業界では、平均年齢が上がるほど平均年収も上がる傾向があるため、年齢構成をそろえて比較すれば、富士ソフトの実質的な給与水準は表の順位ほど大きくは見劣りしないというのが実態です。

同じ独立系SIerでは、SCSKの年収も「ホワイトだが賞与は控えめ」と評される給与体系が話題になっています。富士ソフトとあわせて比較しておくと、SIer各社の年収の作られ方の違いが見えてきます。

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富士ソフトの年代別の年収|20代・30代・40代・50代

有価証券報告書の平均値と各種公開情報をもとに、富士ソフトの年代別の年収目安を紹介します。グレード制度による段階的な昇給が基本のため、30代後半から40代にかけて年収の伸びが大きくなる傾向があります。

年代年収目安主なグレード
20代後半(25歳)450〜500万円補助〜担当
30代前半(30歳)600〜650万円担当〜サブリーダー
30代後半(35歳)650〜750万円サブリーダー〜リーダー
40代前半(40歳)800〜850万円リーダー〜主任
40代後半(45歳)850〜900万円主任
50代900万円以上課長〜部長

富士ソフトの年代別年収目安(有価証券報告書・各種公開情報をもとに作成)

20代:補助・担当クラス|450〜500万円

20代の年収は450〜500万円が目安です。新卒入社の場合、技術職の初任給は月給23万9,000円(学部卒)からスタートし、賞与を含めた初年度の年収は概ね350万〜400万円程度になります。20代後半になるとグレードが「担当」へ上がり、資格取得や案件経験の積み重ねによって年収450万円台に到達するケースが一般的です。

30代:サブリーダー・リーダークラス|600〜750万円

30代はプロジェクトの中核を担うサブリーダー・リーダークラスへの昇格が本格化する時期です。30代前半の平均は600〜650万円、30代後半は650〜750万円が目安です。客先常駐案件でプロジェクトリーダーを任されるようになると、資格手当や役割手当が加わり、同年代の中でも差が生まれやすい年代です。

40代:主任クラス|800〜900万円

40代になると主任クラスへの昇進が視野に入り、年収800万〜900万円のレンジに入ります。マネジメント業務の比重が増える一方、技術力を活かしてスペシャリストとしてのキャリアを選ぶ社員もおり、どちらのルートを選ぶかで40代後半以降の年収の伸び方が変わってきます。

50代:課長・部長クラス|900万円以上

50代では課長・部長クラスへ昇進した社員を中心に、年収900万円以上が目安です。部長クラスまで昇進すると1,000万円を超えるケースもありますが、管理職ポストの数には限りがあるため、全社員が同じペースで到達できるわけではない点には注意が必要です。

富士ソフトの役職別の年収

富士ソフトのグレード制度は「補助」からスタートし、担当・サブリーダー・リーダー・主任・課長・部長へとステップアップしていきます。

役職(グレード)目安年次年収レンジ
補助1〜2年目400〜500万円
担当3〜5年目500〜600万円
サブリーダー6〜9年目600〜650万円
リーダー10〜13年目650〜700万円
主任14年目〜700〜850万円
課長評価次第900〜1,000万円
部長評価次第1,000万円以上

役職(グレード)別年収レンジ(各種公開情報をもとに作成)

年収1,000万円に到達するには?

富士ソフトで年収1,000万円を目指す場合、主なルートは部長クラスへの昇進です。到達までのスピードを左右するポイントは次の2つです。

富士ソフトで年収を伸ばす2つのポイント

  • ①資格取得によるグレードアップ:応用情報技術者・プロジェクトマネージャなどの上位資格は、グレード昇格の判断材料として評価されます
  • ②客先常駐案件での実績:大手金融・官公庁系の上流工程を担当した実績は、リーダー・主任への昇格スピードに直結します

グレード制度は年次だけでなく評価内容も加味されるため、同期でも入社10年で年収に100万円以上の差がつくという口コミも見られます。日頃から担当案件の実績を可視化しておくことが、昇格スピードを左右する鍵になります。

富士ソフトの職種別の年収

富士ソフトは職種によっても年収水準が異なります。同じグレードでも、開発職と技術職(インフラ・運用系)では年収レンジに差が出やすいのが実情です。

職種平均年収(目安)
開発職(SE・プログラマ)603万円
事務・管理系553万円
営業職543万円
技術職(インフラ・運用)511万円

職種別平均年収の目安(各種転職口コミサイトのデータをもとに作成)

開発職(SE・プログラマ)の年収

富士ソフトの主力職種である開発職(SE・プログラマ)の平均年収は603万円と、職種別では最も高い水準です。組込みソフトウェア・モバイルアプリ・業務システムなど幅広い開発領域を持つのが特徴で、上流工程(要件定義・設計)を担当できるようになるほど評価が高まりやすくなります。

営業職の年収

営業職の平均年収は543万円です。開発職と比べるとやや控えめですが、大型案件の受注実績はグレード評価にも反映されるため、成果を出し続けることで開発職と同水準以上の年収に到達することも可能です。

事務・管理系/技術職の年収

事務・管理系の平均年収は553万円、インフラ・運用を担う技術職は511万円です。技術職はシステムの安定稼働を支える縁の下の力持ち的な役割のため、開発職ほど華やかな評価は受けにくい傾向がありますが、資格手当や運用実績の積み上げによって着実な昇給が見込めます。

富士ソフトはKKRにより非公開化|年収データは今後どうなる?

富士ソフトへの転職を検討している方の中には、「KKRに買収されたと聞いたが、待遇はどうなるのか」という不安を抱く方も少なくないでしょう。

米投資ファンドKKRは2025年2月19日、富士ソフトに対する2回目の公開買付けを完了し、約58%の株式を取得しました。競合していたベインキャピタルが撤退したことでKKRによる単独での非公開化が確定し、同年4月にはスクイーズアウト(株式併合)の手続きを経て東証プライム市場から上場廃止となっています。

本記事で紹介している平均年収640万円(2024年12月期)は、富士ソフトが上場企業として最後に開示した有価証券報告書のデータです。非公開化した企業は有価証券報告書の提出義務がなくなるため、今後は同様の形での公式な年収開示が行われなくなる可能性があります。転職を検討する際は、公開データに加えて、転職エージェントを通じた最新の内部情報の収集がこれまで以上に重要になってくるといえます。

買収による社風や評価制度への影響が気になる方は、口コミサイトの最新投稿もあわせて確認しつつ、選考段階で人事担当者やエージェントに直接質問しておくと判断材料が増えます。

富士ソフトのボーナス・賞与の仕組み

富士ソフトの賞与は年2回、4月と10月に支給されます。

支給額は個人評価によって変動しますが、口コミによると評価が標準レベルの場合で5ヶ月弱程度、高評価の場合はこれを上回る水準が支給されるとの声があります。新卒入社の場合、初年度は賞与の対象外となるケースが一般的なため、入社1年目の年収は月給ベースの金額が中心になる点には注意が必要です。

富士ソフトの初任給・新卒1年目の年収

富士ソフトの新卒初任給(2025年入社実績)は以下の通りです。

学歴初任給(月給)
大学院卒(修士)253,000円
大学卒(技術職)239,000円

出典:富士ソフト新卒採用情報(2025年入社実績)

初任給に賞与や各種手当を加えた1年目の想定年収は、350万〜400万円程度が目安です。20代のうちから資格取得を積み重ねることで、同期よりも早いペースで年収を伸ばせる可能性があります。

富士ソフトへの転職におすすめの転職エージェント

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富士ソフトの年収に関するよくある質問

富士ソフトの平均年収はいくらですか?

2024年12月期の有価証券報告書によると、富士ソフトの平均年収は640万円(平均年齢35.6歳、平均勤続年数10年)です。年代別の目安は、20代後半で450〜500万円、30代で600〜750万円、40代以降で800万円以上が標準的なモデルとなっています。

富士ソフトで年収1,000万円は達成できますか?

達成できます。部長クラスへの昇進で年収1,000万円以上が目安になります。ただし管理職ポストの数には限りがあるため、応用情報技術者などの上位資格を取得しつつ、客先常駐案件で上流工程を担当した実績を積み重ねることが昇格スピードの鍵になります。

KKRによる買収後、待遇はどう変わりますか?

2025年2月にKKRが公開買付けを完了し、同年4月には上場廃止となりました。非公開化した企業は有価証券報告書の提出義務がなくなるため、今後は同様の形での公式な年収開示が行われなくなる可能性があります。買収による待遇変化の実態は、転職エージェント等を通じて最新の内部情報を確認することをおすすめします。

富士ソフトはやばい・激務と言われますが本当ですか?

離職率は7.0%、平均残業時間は月22.8時間程度と、SIer業界の中で突出して悪い水準ではありません。ただし客先常駐案件では配属先によって忙しさに差が出やすいため、配属実態は選考段階やエージェントを通じて事前に確認しておくと安心です。

中途入社の場合、前職より年収は上がりますか?

前職の年収や経験年数を踏まえて個別に決定されるため一概には言えませんが、上流工程の経験や上位資格を持つ人材ほど有利な条件を引き出しやすい傾向があります。中途採用比率は24.4%(2024年度)と積極的に中途採用を行っており、転職エージェントを通じて年収交渉を行うことでより有利な条件を提示してもらえる場合があります。

※ 免責事項

本記事の情報は、富士ソフト株式会社の公式ウェブサイトで公開されている情報、有価証券報告書、KKRの公表資料、および転職口コミサイト等の公開情報をもとに執筆しています。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報の正確性・最新性を保証するものではありません。年収や待遇は個人の評価・部署・時期によって大きく異なる場合があります。本記事における推測や考察は公開情報に基づく見解であり、富士ソフト株式会社およびKKRの公式見解ではありません。最終的な条件等は必ず公式採用ページや会社説明資料等をご確認ください。

参照・参考元

富士ソフト株式会社 公式HP
IRバンク「富士ソフト(9749)平均年収の推移」
KKR「富士ソフトに対する第2回公開買付けを完了」
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」

運営者情報

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設立日2019年11月14日
許可厚生労働大臣許可番号
有料職業紹介事業(13-ユ-312147)
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